アメリカ海軍 LSM (初期型)
「アメリカ海軍 LSM (初期型) (プラモデル) (レベル 1/144 艦船モデル No.05123 )」です
●第2次世界大戦時におけるアメリカ海軍の中型揚陸艦「LSM」の「初期型」を1/144スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●連合軍の上陸作戦時で活躍した車両用の中型揚陸艦「LSM」の「初期型」を再現、船体中央部に車両用の甲板を設け、舷側に艦橋を備えた特徴的なシルエットを再現した内容となっています
【 「中型揚陸艦 LSM」について 】
●1940年、独仏戦において連合軍がヨーロッパ大陸から駆逐されると、イギリス軍は早速反攻のための準備を開始しました
●反攻時には、当然ながらヨーロッパ大陸に上陸することになるため、上陸用の舟艇や揚陸艦の開発と建造が行われることになります
●この舟艇及び揚陸艦は、兵員用タイプから戦車などの車両用タイプが作られ、戦車運搬用の揚陸艦として「LST」が登場、この「LST」は訓練の実績などから「LST Mk.1」~「LST Mk.6」と改良が進むにつれて大型化が進みます
●さらに、第2次世界大戦に参戦したアメリカの要望によって「LST Mk.6」を大型化した「LST Mk.7」を開発、これをベースにアメリカ海軍が建造したのが「LSM」です
・ 「LSM」は、船体中央部に一段凹んだ状態で車両用甲板が設けられ、その前方には揚陸用のランプが装備されています
・ この車両甲板を挟み立ち上がった両舷部分は兵員用の施設や倉庫となっており、兵員の居住区画は車両甲板の下に位置しています
・ 「LSM」には、武装として20mm単装機銃6門を装備、これは後に40mm連装機銃などに強化されて行きました
●「LSM」は、中戦車6両もしくは重戦車4両を積載することが可能、上陸時にはそのまま海岸へと着岸し、ランプを展開することで素早い車両の展開が可能となっています
●「LSM」は、アメリカ軍の上陸作戦で大量に投入されてその威力を発揮、連合軍の物量の象徴としてその勝利に貢献したのでした
【 「アメリカ海軍 LSM (初期型)」のキット内容について 】
●このアメリカ海軍の中型揚陸艦「LSM」の「初期型」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●レベル社ならではの造形力とかっちりしたモールドで中型揚陸艦「LSM 初期型」を再現、ビックスケールによる高い解像度で「LSM」の細部を表現した内容となっています
●戦車揚陸艦として欠かせない中戦車「M4A3」などもセット、車両甲板上に並んだ状態を楽しむことができます
●艦首の揚陸用ランプと扉は開閉状態を選択可能、車両も付属していますので、揚陸シーンを再現することもできます
●喫水線以下も再現されたフルハルモデルです
●「LSM 初期型」は、箱組み状に各パネルを貼り合わせるパーツ構成で、これに車両甲板、上甲板、ランプ、艦橋、艤装類を取り付けて完成させます
●船体は、左右に分割したパーツ構成で、これに後部パネルを取り付けます
・ 船体下部の推進部分のパネルは別パーツです
・ 推進軸、スクリュー、舵は別パーツ化
・ 船体の歪みを防ぐ桁のパーツが付属しています
・ 艦首の扉は、実艦の構造に沿って左右に分割したパーツ構成で、開閉状態を選択できます
・ 艦首の揚陸ランプは4パーツで構成、上げた状態と下げた状態とを選択することが可能です
●車両甲板は全通式に一体成型のパーツで再現
・ 車両甲板前部には滑り止めパターンが彫刻で再現されています
●上甲板は、左右各1パーツで構成、艦首と艦尾の上甲板は別パーツ化されています
●艦橋は、艦橋下部、羅針艦橋、上部の指揮所の3層で構成されています
・ 艦橋下部は左右に分割したパーツで構成
・ 羅針艦橋は3枚のパネル状パーツを貼り合わせて作製します
・ 艦橋窓は、窓の部分が一段凹んだ状態で再現、上部の雨樋がモールドで再現されています
・ 指揮所は上下に分割したパーツ構成で、内側の補強板も再現
●マストは、中央軸、ヤード部分、後方に延びるポールとで構成されています
●船体上部の手摺りは、個別にパーツ化されたポールを船体部に接着、これに付属している紐を取り付けて作製します
●機銃 「エリコン 20mm単装機銃」 ×6
・ 機銃は、機銃本体、銃架、防盾で構成されています
・ 機銃のスポンソンは1パーツで再現、下部の支柱はフレーム状に成型された各パネルを貼り合わせて作製します
●その他の艤装を再現したパーツとして
・ 艦尾旗竿
・ 錨
・ ラッタル
・ リール
・ ウインチ
・ ボラード
・ ケーブルホルダー
・ カッター
・ 救命ボート
などがセットされています
●「LSM 初期型」に積載される車両が付属しています
・ M4A3 初期型車体 75mm砲砲塔型 ×3
・ M8 グレイハウンド ×3
・ GMC 2.5tトラック ×3
●各車両のパーツ構成
・ 「M4A3 初期型車体 75mm砲砲塔型」は、砲塔と車体を上下に分割したパーツで再現、これに左右の足周りを取り付けます
・ 「M8 グレイハウンド」は、車体部分を上下に分割したパーツとなっており、これにシャーシ、砲塔、個別にパーツ化されたタイヤを取り付けて作製します
・ 「GMC 2.5tトラック」は、上下に分割したパーツ構成のキャビン、シャーシ、箱組み状に各パネルを貼り合わせる荷台、個別にパーツ化されたタイヤで構成されています
●展示用のディスプレイスタンドが付属しています
【 「LSM 初期型」の塗装とマーキング 】
●「LSM 初期型」のマーキングとして、アメリカ海軍仕様となる2種の塗装例が記載されています
・ LSM-133 (太平洋戦域 / 1944年)
・ LSM-14 (太平洋戦域 / 1944年)
・ LSM-201 (太平洋戦域 / 1944年)
・ LSM-210 (太平洋戦域 / 1944年)
●説明書の塗装例に基づく、艦番号、喫水線表示などを再現したデカールが付属しています
【 「アメリカ海軍 LSM (初期型)」のパッケージ内容 】
・ アメリカ海軍 中型揚陸艦 LSM ×1
・ M4A3 初期型車体 75mm砲砲塔型 ×3
・ M8 グレイハウンド ×3
・ GMC 2.5tトラック ×3
・ ディスプレイスタンド ×1
・ デカールシート×1
●2014年 完全新金型