300t 海上起重機船 公称3324号
「300t 海上起重機船 公称3324号 (プラモデル) (トミーテック 技MIX 艦隊母港 無彩色キット No.KC003 )」です
●昭和初期における日本の最大級の海上起重機船「公称3324号」を1/700スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●戦艦「大和」などの艤装に活躍した海上起重機船「公称3324号」を再現、日本の軍港などのジオラマシーンの演出に役立つストラクチャーセットです
●トミーテック社製「情景ストラクチャー ポンツーンセット」にに含まれていた海上起重機船「公称3324号」を抽出、無彩色の組立キット化したものとなります
【 「300t 海上起重機船 公称3324号」について 】
●海上起重機船「公称3324号」は呉海軍工廠が誇る日本最大級のの海上起重機船で、全長は84m、自力で航行が可能でした
●膨大な鋼材で組み上げられたブームは、ブームの力点に取り付けられたアームの先端を貫通する左右2対の巨大なネジを巻き上げることによって上下する、現代ではあまり見掛けない構造を持っていました
●大正10年~11年に建造されて以来、多くの艦艇の建造に携わってきたと思われますが、最も真価を発揮したのが戦艦「大和」の建造時です
●戦艦「大和」の建造時には、重量277tの主砲塔旋回盤、砲塔をはじめ1枚の重量が68tある舷側装甲板などの重量物の海上運搬と設置に活躍しています
●残念ながら「大和」を艤装中の姿は写真として残っていないようですが、それ以外では
・ 呉工廠水雷部での「第71号艇」の進水 (昭和13年)
・ 伊勢を航空戦艦に改装する際の、後部の砲塔・旋回盤の撤去 (昭和18年)
・ 水上機母艦「千歳」艦橋部取り付け
・ 戦艦「伊勢」「日向」の解体 (昭和21年)
・ 巡洋艦「出雲」の解体 (昭和22年)
・ 「呂27潜水艦」の解体 (昭和23年)
などで活用されている記録写真が残されています
【 「300t 海上起重機船 公称3324号」のキット内容について 】
●この昭和初期における日本の最大級の海上起重機船「公称3324号」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●トミーテック社の徹底したリサーチと高い造形技術により海上起重機船「公称3324号」を再現、一体成型を多用したパーツ構成と繊細なモールドにより複雑な構造を細やかに再現した内容となっています
●海上起重機船「公称3324号」は、「アーム部」「ベース」「操作室」「操舵室」「船台」の各ブロックで構成しています
●トラス構造のアーム部はスライド金型を使用して一体成型のパーツで再現、各フレーム上にもトラス構造をモールドで再現しています
●ベースは、トラス状となった各パネルを箱組み状に張り合わせて作製します
・ 各フレーム部には繊細なモールドでトラス構造を再現しています
●操作室は、箱組み状に各パネルを貼り合わせて作製します
・ 壁面の窓と扉は一段凹んだ状態で再現し、立体感を演出しています
●操舵室は、一体成型のパーツで再現、屋根、煙突、通気口などを取り付けて作製します
・ 操舵室の窓は、窓の部分を一段凹んだ状態で再現し立体感を演出しています
●船台は一体成型のパーツで再現、前後及び側面の下部パネルは別パーツ化しています
・ 船台上部にはボラード、ウインチなどのディテールをモールドで再現しています
【 「300t 海上起重機船 公称3324号」のパッケージ内容 】
・ 海上起重機船 公称3324号 ×1
・ 組立て説明書 ×1
●2014年 無彩色キット化