中世のロシア砲兵 1812-1814
「中世のロシア砲兵 1812-1814 (プラモデル) (ズベズダ ART OF TACTIC No.6809 )」です
●ナポレオン戦争時におけるロシア軍の砲兵6体を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●最前線において大砲を砲撃中(次弾装填中)をする「砲兵」6体と「大砲」を再現した内容となっています
【 「ロシア軍の砲兵」について 】
●ナポレオン戦争時、各国の野戦軍の主要兵科は、「歩兵」「騎兵」「砲兵」の3種でした
●当時の「砲兵」は、現在のような後方から射撃を行う支援兵科ではなく、最前線に展開して直接照準射撃によって砲撃を行っていました
●また、当時の大砲は先込め式であったために、装填するためには「砲兵」は大砲の前に出なくてはならず、装填時間も長いものでした
・ 先込め式の大砲は、砲弾を砲口に装填するだけでは砲撃できず、砲弾をラマーによって薬室まで押し込めなくてはなりませんでした
●このため、「砲兵」は常に敵の砲火に曝されながら行動する必要があり、歩兵と同様に死傷率の高い兵科となっていました
●ナポレオン戦争時の「ロシア軍」はヨーロッパ列強国の中で最も軍の近代化が遅れており、兵力は大きいものの、旧態然とした軍体制により兵士の資質は低いものでした
●しかし、「砲兵」は優秀な装備や士気の高さからこのロシア軍の中で最強の存在となっており、各会戦時においてポイントとなる活躍を発揮、フランス大陸軍に大きなダメージを与えたのでした
【 「中世のロシア砲兵 1812~1814」のキット内容について 】
●このロシア軍の「大砲」と「砲兵」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●ズベズダ社が展開するボードゲーム(ウォーゲーム)「ART OF TACTIC」の駒(ユニット)として使用することが考慮されており、専用の展示台などが付属しています
・ ストレスなく組み立てることができるようパーツをできるだけ簡素化し、スケールと組立てやすさに応じた省略もありますが、大砲を取り巻く砲兵の動きを感じられる造型となっており、スケールモデルとして、ヒストリカルフィギュアとして単体で楽しむことや、ジオラマなどでも楽しむことが可能です
●このようなミニスケールのフィギュアのキットは、軟質素材製が主流ですが、本キットでは通常のプラスチックモデルと同様の硬いプラ素材となっています
●パッケージ内には「大砲」1門と「砲兵」6体をセットしています
【 大 砲 】
●大砲は、「砲身」「砲架」「車輪」の各ブロックで構成しています
●砲身は一体成型のパーツで再現、砲口部分は別パーツ化しています
・ 砲身は実物の構造に沿って先端に向かってテーパーが付いており、砲尾には独特の突起を再現しています
●砲架は、各パネルを箱組み状に貼り合わせて作製します
・ 補強用の金属プレートや足掛けなどはモールドで再現しています
●車輪は左右それぞれ一体成型のパーツにて再現
・ 独特のスポーク形状を再現、リング部分には補強用の金属プレートなどのディテールを再現しています
・ 車輪下部にはベースに取り付けるための突起が付いています
【 フィギュア 】
●指揮官を中心に大砲の操作を行うロシア軍の「砲兵」6体を再現
●各フィギュアのモールドは非常にシャープで、徽章類などの微細なディテールも再現、雑嚢などの装備品は立体感ある造型となっています
●各フィギュアの服装は、「制服」を着用、レギンスを履き、砲兵の軍帽を被った姿です
・ 背中には背嚢を装備しています
●フィギュアは、胴体、両腕などに分割したパーツ構成となっています
・ 背嚢、銃剣等は別パーツ化しています
・ 足の下部には、ベースに取り付けるための突起が付いています
【 フィギュアのポージングについて 】
●フィギュアのポージングは6体、6種類 (全て立ったポーズとなります)
・ 前方を指差して砲撃の指揮をしているポーズ ×1
・ ラマーを持って砲弾を押し込めようとしているポーズ ×1
・ 砲弾を持っているポーズ ×1
・ 砲の後部に位置して、砲の指向を目視し、照準を行っているポーズ ×1
・ 砲弾を押し込める作業を補助するために、車輪を持って砲を押さえているポーズ ×2 (2体は若干異なるポーズです)
となっています
●「大砲」と「砲兵」を配置するベースが付属しています
●全28パーツ
【 「中世のロシア砲兵 1812~1814」のパッケージ内容 】
・ ロシア軍 大砲 ×1
・ ロシア軍 砲兵 フィギュア ×6
・ ベース ×1
・ 組立て説明書 ×1
●2015年 完全新金型