ボマーク オムニバス 7 or 660
「ボマーク オムニバス 7 or 660 (プラモデル) (ローデン 1/72 AFV MODEL KIT No.729 )」です
●1930年代から1940年代におけるドイツの大型バス「フォマーグ 7or 660」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●野戦用の大型トラック「フォマーグ 7」をベースとした大型バス「フォマーグ 7 or 660」を再現、山型のボンネットに長大なキャビンを持った特徴的な姿を再現した内容となっています
●ローデン社製「ボマーク 大型トラック 8.8cm Flak36」をベースに、「フォマーグ 7 or 660」を再現するために、キャビンなどを新規パーツへと変更したバリエーションキットとなります
【 「フォマーグ 7 or 660」について 】
●ドイツは、第1次世界大戦時の敗戦により巨額な賠償金が発生、これが史上稀に見る超インフレを起こす原因となり、戦後復興どころか国民生活に大きな影響を与えることになりました
●さらに、1920年代にはアメリカ発の世界恐慌の荒波にも晒され、ドイツは経済的、政治的な混乱の中にありました
●しかし、このような逆境の身にありながらもドイツは1920年代後半頃から立ち直りはじめ、ヨーロッパ一の規模を誇る工業技術力を背景にして、自動車産業などが復興します
●ドイツは世界的なモータリゼーションの流れから各自動車メーカーは様々な種類の自動車を生産、ドイツの国土も道路整備が進み、鉄道の他にも都市や町を結ぶバスによる交通網が発展しました
・ モータリゼーションの流れから乗用車の普及が進みましたが、あくまでも富裕者層が中心で、一般の国民の足としては鉄道やバスが主流となっていました
●「フォマーグ 7 or 660」はそのような背景の下、ドイツの自動車メーカー「フォマーグ」社が開発した軍用大型トラック「フォマーグ 7」をベースとした大型バスで、150馬力のエンジンを搭載、40~60人の乗客を乗せることが可能でした
●「フォマーグ 7 or 660」は郵便バスなどの民間用大型バスとして多用され、積載能力の高さを活かして活用されました
【 「ボマーク オムニバス 7 or 660」のキット内容について 】
●このドイツの大型バス「フォマーグ 7 or 660」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●大型バスとして特徴的なフォルムを捉えながら、「フォマーグ 7 or 660」のエンブレム、吸気グリルなどの細かなディテールを繊細に再現した内容となっています
●「フォマーグ 7 or 660」は、「ボンネット」「キャビン」「シャーシ」の3ブロックで構成しています
【 ボンネット 】
●ボンネットは各パネルを箱組み状に貼り合わせて作製します
・ 側面、天板は実車の構成に沿って天板中央部で分割しています
・ フロントグリルは凹モールドでスリットのラインを再現、「VOMAG」の文字は凸ラインで彫刻しています
・ フェンダーは1パーツで再現、プレスラインを彫刻しています
・ ボンネット内部のエンジンを再現、左右に分割したパーツ構成となっています
【 キャビン 】
●キャビンは左右に分割したパーツで構成、これに前部パネルと後部パネルとを貼り合わせて作製します
・ 各ウィンドは開口処理済みで、ウィンドはクリアフィルムで再現します(クリアフィルムは付属していません)
・ 側面ドアはモールドで再現
●キャビン内部を再現しています
・ 運転席のメーターパネル、ハンドル、各種レバーなどを別パーツ化
・ 座席は各ブロックごとのパーツ構成となります
【 シャーシ 】
●シャーシのメインフレームは、一体成型のパーツで再現、これにサスペンション、デファレンシャルなどを取り付けて作製します
・ デファレンシャルは前後に分割したパーツで再現、リーフ式サスペンションは各1パーツで構成しています
・ 前輪のステアリングは固定した状態となっています
・ 前部パンパーは、車幅ポールを含めた一体成型のパーツで再現
●タイヤは、ホイール部も含めて前後に分割したパーツで再現しています
【 「ドイツ フォマーグ 7 or 660 大型バス」の塗装とマーキング 】
●「ドイツ フォマーグ 7 or 660 大型バス」のマーキングとして、2種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 野戦郵便局所属車両 (1940年代初期)
・ 帝国郵便局所属車両 (1930年代後期)
●説明書の塗装例に基づく、ドイツ帝国マーク、郵便局表示などを再現したデカールが付属しています
【 「ボマーク オムニバス 7 or 660」のパッケージ内容 】
・ 大型バス フォマーグ 7 or 660 ×1
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1
●2014年 一部新金型