ドイツ 10.5cm leFH.16 Sfl マーク6(e)
「ドイツ 10.5cm leFH.16 Sfl マーク6(e) (プラモデル) (エース 1/72 ミリタリー No.72293 )」です
●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の自走榴弾砲「105mm自走榴弾砲 Mk.6 736(e)」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●鹵獲したイギリス軍の軽戦車「Mk.6」をベースにした自走榴弾砲「105mm自走榴弾砲 Mk.6 736(e)」を再現、車体構造を活かして後方に巨大な戦闘室を設けた特異なスタイルを再現した内容となっています
●ACE社製「イギリス軽戦車 マーク 6 A/B」をベースとして、「105mm自走榴弾砲 Mk.6 736(e)」を再現するために、砲塔を省き、砲、戦闘室などの新規パーツを追加したバリエーションキットとなります
【 「105mm自走榴弾砲 Mk.6 736(e)」について 】
●1940年5月、独仏戦が開戦すると緒戦のドイツ軍の動きからフランス軍及びイギリスの大陸派遣軍(連合軍)の主力はベルギー、オランダ方面に急行します
●この間隙を突く形でドイツ軍の機甲戦力がベルギー南部から西へ突進、このため連合軍の主力はドイツ軍に包囲されることになり、全ての装備を放棄してダンケルクから海路によって脱出しました
●連合軍が放棄した装備は膨大な量に上り、その中にはイギリス軍の軽戦車「Mk.6」も多く含まれていました
●イギリス戦車の中でこの軽戦車「Mk.6」は最も弱い戦車でしたが、他の巡航戦車、歩兵戦車はドイツ軍の戦車運用に適合せず、軽戦車「Mk.6」は機動性能と軽便を活かすことに着目します
●軽戦車「Mk.6」の最大の長所は、エンジンと操縦席を車体前方に配置していた点で、車体後部の砲塔と戦闘室を取り去ることで大きなスペースを確保することができ、これは自走砲のプラットフォームとして最適なものでありました
●もっとも、軽戦車「Mk.6」は戦闘車両としてはかなり小型のため、大型の砲を積むことは困難であり、その中でも最大の火砲を搭載した自走砲として登場したのが「105mm自走榴弾砲 Mk.6 736(e)」です
●「105mm自走榴弾砲 Mk.6 736(e)」は、榴弾砲としては旧式化した「105mm榴弾砲 leFH16」を搭載、旧式な分、構造は単純で狭い戦闘室に積むことができ、射程距離などの性能の古さを自走化によって補いました
●しかし、「105mm榴弾砲 leFH16」は軽戦車「Mk.6」の車体の割りには大型だったことも事実で、その戦闘室は大きく車体からはみ出した姿となりました
●「105mm自走榴弾砲 Mk.6 736(e)」は、捕獲車両を改造したものとしては成功作であり、ドイツ軍の貴重な自走砲戦力として奮戦したのです
【 「ドイツ 10.5cm leFH.16 Sfl マーク6(e)」のキット内容について 】
●このドイツ軍の自走榴弾砲「105mm自走榴弾砲 Mk.6 736(e)」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●ACE社特有のハンドメイドによる金型加工技術により自走榴弾砲「105mm自走榴弾砲 Mk.6 736(e)」を再現、レジンキットの感覚に近い独特の風合で、全体形とディテールとを再現した内容となっています
●「105mm自走榴弾砲 Mk.6 736(e)」は、「砲」「戦闘室」「車体」の3ブロックで構成しています
【 砲 】
●「105mm榴弾砲 leFH16」の砲身は一体成型のパーツで再現、砲尾の最後部は別パーツとなっています
・ 砲架は左右に分割したパーツで再現
・ 照準器、操作ハンドルなどは別パーツ化しています
【 戦闘室 】
●戦闘室は、各パネルを箱組み状に貼り合せて作製します
・ 戦闘室内部に装備する、砲隊鏡、無線機、砲弾ラックを別パーツ化して再現
・ 戦闘室後部に装着する駐鋤は、本体と左右の基部との3パーツで構成
【 車 体 】
●車体は各パネルを箱組み状に貼り合わせて作製します
・ 各サスペンションは左右に分割したパーツ構成で、転輪を挟み込むように組み立てます
・ フェンダーはそれぞれ一体成型のパーツで再現、支持架は個別にパーツ化しています
・ フェンダー上に装備する工具類を別パーツ化しています
【 履 帯 】
●履帯は、軟質素材製のベルト式履帯が付属しています
・ 履帯の接合は焼き止め式で、裏側のディテールも彫刻しています
【 「ドイツ 10.5cm leFH.16 Sfl マーク6(e)」の塗装とマーキング 】
●「10.5cm leFH.16 Sfl マーク6(e)」のマーキングとして、ドイツ軍仕様となる2種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 第227歩兵師団 (ベルギー / 1940年後期)
・ 第227歩兵師団 (レニングラード戦区 / 1941年~1942年冬季)
●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、部隊マークなどを再現したデカールが付属しています
【 「ドイツ 10.5cm leFH.16 Sfl マーク6(e)」のパッケージ内容 】
・ ドイツ軍 105mm自走榴弾砲 Mk.6 736(e) ×1
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1
●2015年 一部新金型