Sd.Kfz.251/1 Ausf.B グランドスツーカ
「Sd.Kfz.251/1 Ausf.B グランドスツーカ (プラモデル) (ズベズダ 1/35 ミリタリー No.3625 )」です
●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の「Sd.Kfz.251/1 B型」のロケットランチャー装備車両「グランドスツーカ」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●「Sd.Kfz.251/1 B型」をベースとしてロケットランチャーを装備した「グランドスツーカ」を再現、大型のフレームによりロケットランチャーを配した迫力あるフォルムを再現した内容となっています
【 「Sd.Kfz.251/1 B型 グランドスツーカ」について 】
●ドイツ軍は戦車部隊による機動戦を重要視していましたが、戦車部隊による戦果の拡大には歩兵部隊の随伴が必要不可欠とも考えていました
●ただし、戦車部隊に随伴する歩兵部隊は敵砲火に曝されることから通常のトラックでの移動は不適であり、装甲化した兵員輸送車が必要でした
●そこで開発されたのが、中型のハーフトラック「Sd.kfz.11」をベースとして装甲化した車体を持つ「Sd.Kfz.251」で、各型合計15万両余りを生産、ドイツ機甲部隊に欠かせない存在となりました
●この「Sd.Kfz.251」は、生産時期により「A型」~「D型」という4つの種類に分けられ、「A型」では兵員室にクラッペが付いているのが特徴で、「B型」ではそのクラッペを廃止して、前方の機銃に防盾を増設、「C型」では車体前面部の形状が変化、「D型」では車体形状を一新しています
●一方、「Sd.Kfz.251」は、「Sd.Kfz.251/1」~「Sd.Kfz.251/23」までの多くのバリエーションが存在しており、それぞれの用途に応じた仕様となっています
●また、「Sd.Kfz.251/1」~「Sd.Kfz.251/23」というバリエーションだけではなく、ロケットランチャー装備車両「グランドスツーカ」なども登場していました
●この「グランドスツーカ」では、「Sd.Kfz.251」の車体に合わせたフレームに左右各3発ずつのロケットランチャーを装備、このランチャーには口径「28cm」「30cm」「32cm」の3種のロケット弾が用意され、任意に選んで装填が行われました
・ このロケットランチャーのフレームは、突撃橋を装備した「Sd.Kfz.251/7」以外であれば「Sd.Kfz.251」のどのタイプでも装着が可能でした
・ もっとも、その使用の用途から特殊なタイプに装着することはほとんどなく、基本的に「Sd.Kfz.251/1」への装着例が多くを占めています
●「グランドスツーカ」は、ロケット弾の重さのため再装填にかなりの時間が必要でしたが、大口径のロケット弾による制圧能力は極めて高く、その火力の凄まじさから「歩くスツーカ」と呼ばれ、火力支援に活躍したのでした
【 「Sd.Kfz.251/1 Ausf.B グランドスツーカ」のキット内容について 】
●このドイツ軍の「Sd.Kfz.251/1 B型」のロケットランチャー装備車両「グランドスツーカ」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●複雑な面で構成された「Sd.kfz.251/1 B型 グランドスツーカ」のフォルムと、ロケットランチャー部を中心とした複雑な構造を一定のパーツ分割によって再現した内容となっています
●ズベズダ社製「Sd.Kfz.251/1 Ausf.B ハノマーク」をベースに、「グランドスツーカ」を再現するために、ロケットランチャー部を再現した新規パーツを追加したバリエーションキットとなります
●「Sd.kfz.251/1 B型 グランドスツーカ」は、「車体下部」「車体上部」「ロケットランチャー部」の3ブロックで構成しています
【 車体上部 】
●兵員室上部は一体成型のパーツで再現、他の部分は各パネルを貼り合せて作製します
・ エンジン点検ハッチ、視察クラッペは別パーツ化して再現
・ 後部ドアは別パーツで、車内部分の特徴的な開閉装置も再現しています
・ フェンダーは左右それぞれ一体成型のパーツで再現
・ 車体前部に装着するロケット弾用の照準指針を再現したパーツが付属しています
・ 操縦席部分が再現され、座席、メーターパネル、ハンドル、レバー類を別パーツ化しています
・ 兵員室内部は、前後及びベンチ部と背もたれ部とに分割した座席、座席後部のライフルラックなどを再現しています
・ エンジンルーム内部も再現、エンジン、ラジエター、冷却ファンなどを別パーツ化しています
【 ロケットランチャー部 】
●ロケットランチャー部は、各ロケットッランチャーとフレームとで構成されています
・ ロケットランチャーはフレーム状となった各パネルを貼り合わせて作製します
・ ロケットランチャーに装填するロケット弾(×6)が付属
・ フレームはパネル状に一体成型となった各フレームパーツを貼り合せて作製します
・ フレームトロケットランチャーとを接続するベース部は別パーツとなっており、ロケットランチャーの角度を任意に選択して作製することができます
【 車体下部 】
●車体下部は、各パネルを箱組み状に貼り合せて作製します
・ サスペンションアームは別パーツ化して再現
・ 前輪は前後に分割したパーツで再現
・ 転輪は個別にパーツ化、起動輪は前後に分割したパーツ構成となります
【 履 帯 】
●履帯は、1枚ずつが分割された接着連結式履帯が付属しています
・ 履帯は、ゴムパッド付きの「Sd.kfz.251」用標準履帯を再現しています
【 「Sd.Kfz.251/1 Ausf.B グランドスツーカ」の塗装とマーキング 】
●「Sd.Kfz.251/1 Ausf.B グランドスツーカ」のマーキングとして、ドイツ軍仕様となる2種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 所属不明 (1941年)
・ 第8戦車師団 (1941年)
●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、部隊マーク、ナンバープレートなどを再現したデカールが付属しています
●「Sd.Kfz.251/1 Ausf.B グランドスツーカ」の完成時のサイズ
・ 全長 : 17cm
●全460パーツ
【 「Sd.Kfz.251/1 Ausf.B グランドスツーカ」のパッケージ内容 】
・ ドイツ軍 Sd.kfz.251/1 B型 グランドスツーカ ×1
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1
●2014年 一部新金型