ロシア 76.2mm F-22 師団砲
「ロシア 76.2mm F-22 師団砲 (プラモデル) (ミリタリーホイール 1/72 AFVキット No.7269 )」です
●第2次世界大戦時におけるソ連軍の野砲「76mm野砲 M1936 (F-22)」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●長砲身による装甲貫通能力の高さからドイツ戦車兵に恐れられた「76mm野砲 M1936 (F-22)」を再現、長い砲身とそれを支える骨太の砲脚を持つ特徴的なスタイルを再現した内容となっています
【 「76mm野砲 M1936 (F-22)」について 】
●ソ連は、広大な国土を擁する関係と、周辺国の多くが地続きとなっていることから、陸軍の戦力を重視した陸軍大国でした
●また、日露戦争や第1次世界大戦での戦訓から火砲火力が戦いの重要なポイントとなると判断、第1次世界大戦から第2次世界大戦にかけて様々な火砲が誕生、生産が行われました
●「76mm野砲 M1936 (F-22)」は、師団砲兵が装備する野砲として開発が行われましたが、同時に様々な用途にも使用できる両用砲という要素が採り入れられ、このため対戦車戦闘や対空射撃などに適した長砲身の火砲となります
・ 一応、砲自体は対空射撃が可能でしたが、砲架が対空射撃に適したものではありませんでした
●このため、1936年に制式化が行われた火砲としては破格の装甲貫通能力を誇り、当時この「76mm野砲 M1936 (F-22)」以上の威力を持つ火砲はドイツ軍の「88mm高射砲」が存在する程度でした
●独ソ戦が開戦すると、ソ連軍は「76mm野砲 M1936 (F-22)」を対戦車砲として多用し、初速の速さにより、被弾の衝撃の後に発砲音が聞こえることから、ドイツ戦車兵は同砲を「ラッチュ・バム」と呼んで恐れました
●この「76mm野砲 M1936 (F-22)」は、その後登場する「76mm野砲 M1939(F-22USV) 」や「76mm野砲 ZiS-3」の基礎となり、ソ連軍の主力野砲の一つとして活躍を続けたのでした
【 「ロシア 76.2mm F-22 師団砲」のキット内容について 】
●このソ連軍の野砲「76mm野砲 M1936 (F-22)」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●ミリタリーホイール社による東欧風のハンドメイドによる金型加工で「76mm野砲 M1936 (F-22)」を再現、レジンキットの感覚に近い独特のパーツ成型で、同砲のフォルムとメカニカルな造りを再現した内容となっています
●「76mm野砲 M1936 (F-22)」は、「砲身」「砲架」「砲脚部」「防盾」の4ブロックで構成しています
【 砲 身 】
●砲身は、砲尾も含めて一体成型のパーツで再現
・ 砲尾の左側面部は別パーツ化しており、これによって砲尾中央部の凹みと閉鎖器とを再現しています
・ 揺架は左右に分割したパーツ構成で、先端部は別パーツとなっています
【 砲 架 】
●砲架は左右及び中央部の3パーツで構成、砲身部を挟みように貼り合わせて作製します
・ 照準器、操作ハンドルは別パーツ化しています
【 砲脚部 】
●砲脚部は、中央のシャーシ部分に左右の砲脚、タイヤなどを取り付けて作製します
・ 砲脚は一体成型のパーツで再現、駐鋤、方向転換棒などは別パーツ化
・ タイヤは各1パーツで再現しています
【 防 盾 】
●防盾は1パーツで再現、砲と連動する小防盾は別パーツとなっています
・ 防盾を支えるステー、防盾後部の収納箱は別パーツ化しています
【 アクセサリーパーツ 】
●アクセサリーパーツが付属しています
・ 砲弾 ×4
・ 空薬莢 ×1
・ 弾薬箱 ×1
【 「76mm師団砲 M1936 (F-22)」の塗装 】
●「76mm師団砲 M1936 (F-22)」の塗装として、ソ連軍仕様となる1種類の塗装例が説明書に記載されています
【 「ロシア 76.2mm F-22 師団砲」のパッケージ内容 】
・ ソ連軍 76mm野砲 M1936 (F-22) ×1
・ アクセサリーパーツ 一式
・ 組立て説明書 ×1
●2015年 完全新金型(ミリタリーホイール社製「ドイツ 7.62cm Pak36(r) 対戦車砲」と同時発売)