ドイツ 7.62cm Pak36(r) 対戦車砲
「ドイツ 7.62cm Pak36(r) 対戦車砲 (プラモデル) (ミリタリーホイール 1/72 AFVキット No.7270 )」です
●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の対戦車砲「76.2mm対戦車砲 Pak36(r)」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●捕獲したソ連軍の野砲「76mm野砲 M1936 (F-22)」をベースに、ドイツ製の砲弾を使用できるように改造した「76.2mm対戦車砲 Pak36(r)」を再現、マズルブレーキを装着した長い砲身と、ドイツ軍独自の防盾を装備した、独特のスタイルを再現した内容となっています
●ミリタリーホイール社製「ロシア 76.2mm F-22 師団砲」をベースに、「76.2mm対戦車砲 Pak36(r)」を再現するために、防盾、マズルブレーキなどの新規パーツを追加したバリエーションキットです
【 「76.2mm対戦車砲 Pak36(r)」について 】
●1941年、独ソ戦が開戦するとドイツ軍の戦車兵は今までにはない熾烈な戦闘を経験することになりました
●ドイツ戦車にとって脅威になった存在として有名なものが「T-34」や「KV-1」などの強固な防御力を持つソ連軍の新鋭戦車でしたが、実際にドイツ戦車兵が最も恐れたのが、ソ連軍が対戦車砲として用いた「76mm野砲 M1936 (F-22)」でした
●この「76mm野砲 M1936 (F-22)」は、ドイツ軍の「88mm高射砲」に継ぐ装甲貫通能力を持つ優れた火砲で、高初速で射出した被弾の衝撃の後に発砲音が聞こえることから、ドイツ戦車兵は同砲を「ラッチュ・バム」と呼んで恐れる存在となりました
●しかし、独ソ戦の緒戦はドイツ軍の優れた作戦とソ連軍の防御体制の欠如により、ドイツ軍は、数箇所においてソ連軍の戦力を包囲撃滅、これによって大量のソ連軍の兵器を捕獲し、その中には「76mm野砲 M1936 (F-22)」も含まれていました
●「76mm野砲 M1936 (F-22)」は、捕獲したドイツ軍にとって最も関心が深い火砲の一つであり、ドイツ軍は自軍の装備として各部隊に配備しています
●もっとも、このような捕獲火砲は、ストックしていた砲弾が尽きてしまうと役に立たなくなってしまうため、砲自体の量産が遅れていた「75mm対戦車砲 Pak40」の砲弾を使用できるように改造、この砲は「76.2mm対戦車砲 Pak36(r)」という名称が与えられました
・ 「76.2mm対戦車砲 Pak36(r)」では砲身先端部にマズルブレーキを装着しています
・ 「76mm野砲 M1936 (F-22)」は野砲として大きめの防盾を持っていましたが、「76.2mm対戦車砲 Pak36(r)」ではシルエットの低いタイプへと変更、これによって対戦車砲らしいスタイルとなりました
・ また、「76mm野砲 M1936 (F-22)」では野砲として砲の操作は2名で行う必要がありましたが、「76.2mm対戦車砲 Pak36(r)」では操作ハンドルの位置を変更することで1名で操作することが可能となっています
●「76.2mm対戦車砲 Pak36(r)」は優れた装甲貫通能力によって戦車キラーとして活躍、東部戦線や北アフリカ戦線などにおいて連合軍戦車相手に猛威を振るいました
●また、「76.2mm対戦車砲 Pak36(r)」は対戦車自走砲「マーダー 2」「マーダー 3」などの主砲としても用いられ、強力な火力によって連合軍戦車を圧倒したのです
【 「ドイツ 7.62cm Pak36(r) 対戦車砲」のキット内容について 】
●このドイツ軍の対戦車砲「76.2mm対戦車砲 Pak36(r)」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●ミリタリーホイール社による東欧風のハンドメイドによる金型加工で「76.2mm対戦車砲 Pak36(r)」を再現、レジンキットの感覚に近い独特のパーツ成型で、同砲のフォルムとメカニカルな造りを再現した内容となっています
●「76.2mm対戦車砲 Pak36(r)」は、「砲身」「砲架」「砲脚部」「防盾」の4ブロックで構成しています
【 砲 身 】
●砲身は、砲尾も含めて一体成型のパーツで再現
・ 砲尾の左側面部は別パーツ化しており、これによって砲尾中央部の凹みと閉鎖器とを再現しています
・ マズルブレーキは別パーツ化、左右に分割したパーツで再現しています
・ 揺架は左右に分割したパーツで再現、先端部は別パーツとなっています
【 砲 架 】
●砲架は左右及び中央部の3パーツで構成、砲身部を挟みように貼り合わせて作製します
・ 照準器、操作ハンドル、防危板は別パーツ化しています
【 砲脚部 】
●砲脚部は、中央のシャーシ部分に左右の砲脚、タイヤなどを取り付けて作製します
・ 砲脚は1パーツで再現、駐鋤、方向転換棒などは別パーツ化
・ タイヤは各1パーツで再現、スポーク状にホイールに肉抜き穴が付いたタイプを再現しています
【 防 盾 】
●防盾は一体成型のパーツで再現
・ 防盾を支えるステー、防盾後部の収納箱は別パーツ化しています
【 アクセサリーパーツ 】
●アクセサリーパーツが付属しています
・ 砲弾 ×4
・ 空薬莢 ×1
・ 弾薬箱 ×1
【 「7.62cm Pak36(r) 対戦車砲」の塗装 】
●「7.62cm Pak36(r) 対戦車砲」の塗装として、ドイツ軍仕様となる1種類の塗装例が説明書に記載されています
【 「ドイツ 7.62cm Pak36(r) 対戦車砲」のパッケージ内容 】
・ 76.2mm対戦車砲 Pak36(r) ×1
・ アクセサリーパーツ 一式
・ 組立て説明書 ×1
●2015年 完全新金型(ミリタリーホイール社製「ロシア 76.2mm F-22 師団砲」と同時発売)