アメリカ トラクター w/アングルドーザーブレード
「アメリカ トラクター w/アングルドーザーブレード (プラモデル) (ミニアート 1/35 WW2 ミリタリーミニチュア No.35184 )」です
●第2次世界大戦時におけるアメリカ軍のブルドーザー「キャタピラー D7 7M ブルドーザー」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●アメリカ軍の工兵活動の原動力として活躍したブルドーザー「キャタピラー D7 7M ブルドーザー」を再現、車体前部には大型のドーザーブレード、車体後部にはブレードを操作するウインチを装備した建設機械の元祖とも言える姿を再現した内容となっています
【 「キャタピラー D7 7M ブルドーザー」について 】
●アメリカの建機メーカー「キャタピラー」社は、ブルドーザーや油圧ショベルなどの土木車両を取り扱う世界的なトップメーカーです
●「キャタピラー」社は20世紀初頭に創業した「ホルト」社が元となっており、この「ホルト」社では履帯を使用する装軌式車両の一形式を1910年代に開発、これを「キャタピラー」として商標登録を行い、後には社名も「キャタピラー」社へと変更しています
●第1次世界大戦時、この「キャタピラー」社(当時は「ホルト」社)が農業用として市販していた装軌式トラクターの足周りを参考にして、世界初の近代戦車「マーク 1」が誕生、このトラクターはドイツ軍の戦車「A7V」の開発ベースにもなっています
●この「キャタピラー」社が1940年に開発した牽引トラクターが「キャタピラー D7 7M」で、幅広の履帯を装備した不整地踏破能力と牽引能力の高さで高い評価を獲得、この「キャタピラー D7 7M」に「ル・トゥルノー」社による「XD7 ドーザーブレード」を装備したのが、「キャタピラー D7 7M ブルドーザー」です
・ 「XD7ドーザーブレード」は、前方のドーザーブレードと後部のウインチで構成、ウインチを操作することで、上部のビームを通して動力が伝わり、ブレードを動かすシステムとなっていました
●「キャタピラー D7 7M ブルドーザー」は、大馬力のエンジンと幅の広い履帯による踏破性能の高さ、そして大型のドーザーブレードによる作業効率の良さなどで、アメリカ軍工兵隊の主要車両として活躍、飛行場建設や陣地構築、道路上の障害物除去、瓦礫の撤去などあらゆる任務に従事しました
●特に太平洋戦域において、島嶼での飛行場の設営、修理などで大いに活躍、ガダルカナル島のヘンダーソン飛行場が、日本軍の猛攻に合いながらも機能を保ち続けた原動力になったのは有名な話です
●「キャタピラー D7 7M ブルドーザー」を使用した工兵作業は、他国の軍隊の工兵作業に比べて極めてスピードが高く、このことはアメリカ軍の勝利に陰ながら大きく貢献したのです
【 アメリカ トラクター w/アングルドーザーブレード (ミニアート 1/35 WW2 ミリタリーミニチュア No.35184) プラモデルの内容 】
●このアメリカ軍のブルドーザー「キャタピラー D7 7M ブルドーザー」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●徹底して細分化したパーツ構成と細部ディテールを再現したエッチングで、複雑な構造を持つ「キャタピラー D7 7M ブルドーザー」の細部再現に重きを置いた内容となっています
・ 小柄な車両ながら極めてパーツ数が多く、繊細な取り付けも必要となりますから上級者を対象としたキットとなります
●「キャタピラー D7 7M ブルドーザー」は、「ボンネット」「エンジン」「運転台」「ドーザーブレード」「ウインチ」「シャーシ」の6ブロックで構成しています
【 ボンネット 】
●ボンネットは各パネルを箱組み状に貼り合せて作製します
・ フロントグリル部は、繊細なモールドでメッシュパターンを再現しています
・ ボンネット上部の排気管、始動ハンドルは別パーツ化
・ 前照灯は前後に分割したパーツ構成で、前部のガラス部はクリアパーツで再現しています
【 エンジン 】
●細分化したパーツ構成でエンジン部を詳細に再現、トランスミッション、クラッチ、ラジエターなどの基本構造をはじめ、上方に伸びる排気管、冷却ファン、ファンベルト、キャブレターなどの構造物も細かく再現しています
・ エンジンは約50パーツ、トランスミッションは11パーツ、クラッチは5パーツで構成
・ ラジエターは前後方向に3枚のパネルを貼り合わせて作製します
【 運転台 】
●運転台は、シャーシ部分に操行レバー、ペダルなどを取りつけ、これにフロアパネルを接着、その上に座席などを配置して完成させます
・ 座席は、各パネルを貼り合わせて作製します
・ 操行レバー、変速レバー、クラッチペダル、アクセルペダルは1本ずつ個別にパーツ化して再現
・ 側面のステップは、ステップ本体と支持架とで構成
【 ドーザーブレード 】
●ドーザーブレードは、ブレード部と左右のアーム、下部フレームの3ブロックで構成
・ ブレード部は、前後に分割したブレード本体に左右のパネルを取り付けて作製します
・ 左右のアームは、それぞれ一体成型したパーツで再現しています
・ 下部フレームは、上下に分割したパーツ構成で、上部の構造物は個別にパーツ化
・ ブレード上部の滑車は、左右方向に6分割したパーツで再現
【 ウインチ 】
●ウインチは、上部の滑車部と、中央と下部のウインチ部とで構成
・ 滑車部は、左右方向に7分割したパーツで再現、これに支持架となる各フレームを取り付けます
・ 各ウインチ部は、エッチングパーツによるパネル状となった枠に、プラパーツによるローラーを挟んで作製、これを4つ繋いで再現します
●車体上部のビームと、車体前部のフレームは、棒状となったパーツを組み合わせて作製します
・ ウインチから前方の滑車へと延びるケーブルは、付属の紐を使用して再現
【 シャーシ 】
●シャーシのメインフレームは、各パネルを貼り合わせて作製します
・ 足周りのガータービーム部は左右に分割したパーツ構成で、転輪と内部の各パネルを挟んで接着します
・ ガータービーム部の上部のスプリングは、スプリング状となった2つのパーツを組み合わせて再現、上部のカバーを取り付けて作製します
・ 転輪は前後に4分割したパーツで再現
・ 起動輪は1パーツ、誘導輪は3パーツで構成
【 履 帯 】
●履帯は、1枚ずつに分割した連結可動式履帯が付属しています
・ 1枚の履帯(履板)は、左右に分割した内側フレームと軸、外側の履板との4パーツで構成、フレーム部を繋いで接着することにより可動とすることができ、これに履板を貼り付けます
●前照灯のガラス部などを再現するクリアパーツが付属
●ウインチのプレートなどを再現するエッチングパーツが付属しています
【 「キャタピラー D7 7M ブルドーザー」の塗装とマーキング 】
●「アメリカ軍 トラクター アングルドーザーブレード付」のマーキングとして、8種類の塗装例が説明書に記載されています
・ アメリカ陸軍航空隊 (北アフリカ / 1943年1月)
・ アメリカ陸軍航空隊 工兵大隊 (インド方面蒋介石ルート / 1944年)
・ アメリカ陸軍 第299戦闘工兵大隊 (オマハ海岸・ノルマンディ / 1944年6月)
・ アメリカ陸軍 第87歩兵師団第312戦闘工兵大隊 (サン・ヴィット / 1945年2月)
・ アメリカ陸軍所属 (フランス / 1944年)
・ 韓国陸軍所属 (ベトナム / 1966年)
・ アメリカ海軍工兵隊 (ロードアイランド / 1942年)
・ アメリカ陸軍所属 (太平洋戦域)
●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、部隊表示、車台番号などを再現したデカールが付属しています
●総パーツ数 : 837点
【 アメリカ トラクター w/アングルドーザーブレード (ミニアート 1/35 WW2 ミリタリーミニチュア No.35184) パッケージ内容 】
・ キャタピラー D7 7M ブルドーザー ×1
・ エッチングシート ×2
・ 紐 ×1
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1
●2015年 完全新金型