九八式 直協機 立川 Ki-36
「九八式 直協機 立川 Ki-36 (プラモデル) (フジミ 1/72 Cシリーズ No.C-013 )」です
●日中戦争及び太平洋戦争時における帝国陸軍の偵察機「98式直接協同偵察機」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●優れた安定性能と使い勝手の良さから「偵察」「連絡」「観測」「地上支援」など様々な任務に活躍した「98式直接協同偵察機」を再現、主翼前部に後退角をつけ、大きなキャノピーを装備した独特の機体形状を再現した内容となっています
●帯状迷彩を再現したデカールが付属、帝国陸軍機を作製する上で最難関となるこの迷彩を手軽に再現することができます
●塗装とマーキングを選択することで「98式直接協同偵察機」と「99式高等練習機」とを作り分けることができます
・ 「98式直接協同偵察機」のマーキングは1種
・ 「99式高等練習機」としてのマーキングは、「陸軍航空士官学校」「宇都宮陸軍飛行学校」など5種の中からいずれか1種を選択して再現することができます
【 「98式直接協同偵察機」について 】
●帝国陸軍では、戦訓から戦闘機や爆撃機という航空隊の主力となる航空機だけではなく、地上部隊と密接に連携して地上支援を行う直協機の必要性を痛感するようになります
●このため「立川航空機」が開発を行い、1938年に制式化されたのが「98式直接協同偵察機」です
・ 「98式直接協同偵察機」は地上部隊を連携して行動を行うために、高速性能を必要とせず、それよりも、視界の高さと整備性の良さ、そして短距離での離発着性能を求められました
・ 視界確保のために、主翼の前部は後退角を付けられ、キャノピーも通常の戦闘機などよりも一回り大きなものとなりました
・ 多少の荒れた地面においても脚が破損しないように固定脚とし、エンジンも低出力ながらも信頼性の高い「日立 ハ13甲」を搭載、整備性が良く、稼働率の高い機体でした
●「98式直接協同偵察機」は、偵察だけではなく、弾着の観測や、部隊間の連絡、そして爆弾による爆撃も可能で、前線部隊からは万能機として高い評価を得ています
●また、安定した操縦性能であったため「99式高等練習機」として練習機に転用され、太平洋戦争を通じて運用された傑作機でした
【 「九八式 直協機 立川 Ki-36」のキット内容について 】
●この帝国陸軍の偵察機「98式直接協同偵察機」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●「98式直接協同偵察機」を1/72スケールに沿って再現、機体パーツ全体にはパネルラインなどを凹モールドで再現、動翼のラインは可動するかに見えるよう若干深みのあるモールドで再現した内容となっています
機体胴体
●「98式直接協同偵察機」の機体胴体は左右に分割したパーツで構成、機首エンジンカウル部、主翼・尾翼部は別ブロック化しています
カウリング・プロペラ
●カウリング部は左右分割のパーツで構成、カウリング前面のリングは別パーツ化して再現しています
・ エンジンは前部の開口部から見える範囲で再現しています
・ 排気管は別パーツ化して再現
●プロペラは、スピナーとプロペラ本体とに分割しています
・ プロペラは回転させることができます
主翼・尾翼・脚柱
●主翼は上下に分割したパーツ構成、主翼下面パーツには機体胴体下部の部分を一体化して成型しています
・ ピトー管は主翼に一体成型して再現しています
・ 胴体下部の視察窓はクリアパーツで再現しています
●水平・垂直尾翼は一体成型のパーツで再現
●脚部は、タイヤも含めた状態で左右に分割したパーツで再現しています
・ 尾輪は一体成型のパーツで再現しています
コクピット
●キャノピーは2ピースのクリアパーツで再現、前後共に閉じた状態となります
・ キャノピーフレームはパーツ上に凸モールドで再現しています
・ 照準器、後部機銃、アンテナ支柱は別パーツ化して再現
●コクピットは独立したブロック構成で、コクピットブロックを胴体パーツで挟み込む形となっています
・ コクピット内は床面、計器パネル、前後のシート、操縦桿を再現
・ 計器パネルには各メーター枠を繊細な凹モールドで再現しています
●「98式直接協同偵察機」の機外兵装として
・ 250kg爆弾 ×1
・ 15kg爆弾 ×2
が付属しています
「九八式直接協同偵察機」の機体マーキング
●「九八式直接協同偵察機」のマーキング及び塗装例として
・ 「98式直接協同偵察機」として陸軍航空隊所属の1種
・ 「99式高等練習機」として、「陸軍航空士官学校」「宇都宮陸軍飛行学校」など5種
の6種が説明書内に記載されており、いずれか1種を選択して再現することが可能です
●日の丸マーク、胴体及び尾翼の帯、尾翼に描かれたマーク、カウリングに描かれた文字などを再現したデカールが付属しています
●また、「98式直接協同偵察機」用として帯状の迷彩パターン(濃緑色)を再現したデカールも付属、このデカールにより塗り分けすることなく迷彩を再現することができます
・ 迷彩デカールは胴体、主翼、水平尾翼、垂直尾翼、脚の各ブロックごとにプリントされています
【 「九八式 直協機 立川 Ki-36」のパッケージ内容 】
・ 98式直接協同偵察機 ×1(「99式高等練習機」として作製することも可能)
・ デカールシート ×2
・ 組立て説明書 ×2
●2015年 シリーズ編成替えによる価格変更