フランス戦車 シュナイダー CA1 装甲型
「フランス戦車 シュナイダー CA1 装甲型 （プラモデル） (ホビーボス 1/35 ファイティングビークル シリーズ No.83862 )」です
●第1次世界大戦時におけるフランス軍の戦車「シュナイダー CA1」の「追加装甲変更型」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●フランス軍初の戦車となる戦車「シュナイダー CA1」の「追加装甲変更型」を再現、鉄条網を突破するための楔状の車体、この右側面部のみに主砲を装備した特徴的なスタイルを再現した内容となっています
●ホビーボス社製「フランス戦車 シュナイダー CA1」をベースに、「追加装甲変更型」を再現するため、車体前面部、側面前部などの追加装甲部を新規パーツへと変更したバリエーションキットとなります
・ 「フランス戦車 シュナイダー CA1」とは、追加装甲部の装甲板の構成が異なっています
【 「シュナイダー CA1」について 】
●近代戦車を最初に戦場に投入したのはイギリス軍でしたが、フランス軍でも同時期に防御陣地を突破する兵器として戦車の開発を進めていました
●フランス軍では、アメリカ「ホルト」社製の履帯を使用したトラクターに注目、不整地や障害物を乗り越えて進むことができるこの車両の足周りに大きな関心を示します
●この「ホルト」社の履帯システムをベースに、装甲板で覆われた車体を搭載し、武装を装備した「戦車」として1916年2月に開発されたのが「シュナイダー CA1」です
・ この「シュナイダー CA1」は、防御陣地に張り巡らされた鉄条網を突破るため車体前部にはワイヤーカッターを装備、車体の形状もラッセル車のように先端が尖っているのが特徴です
・ 武装は、車体右側面にケースメイト式に「9.5口径 75mm榴弾砲」を装備、車体両側面にはボールマウント式に機銃を各1丁搭載していました
・ 基本装甲は「11mm厚」の装甲板を使用していましたが、ドイツ軍のライフル及び機関銃で使用された徹甲弾「SmK弾」はこれを突破ることができたため、「5mm厚」の装甲板を中空式に追加しています
●「シュナイダー CA1」は、1917年4月の「シェマン・デ・ダーム」の戦闘で初めて実戦に投入され、多数の車両が撃破されたものの、戦車としての威力を発揮します
●しかし、フランス軍では戦車を補助する車両として開発された軽戦車「ルノー FT」が高い評価を獲得したことから、大量生産が予定されていた「シュナイダー CA1」の生産は400両に留まりました
●もっとも、フランス軍初の戦車として、「シュナイダー CA1」が果たした功績は大きく、その後の戦車開発に大いに参考となったのです
【 「フランス戦車 シュナイダー CA1 装甲型」のキット内容について 】
●このフランス軍の戦車「シュナイダー CA1」の「追加装甲変更型」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●車体の主要部はスライド式金型を使用して一体成型のパーツで構成、足周り部分を中心としたディテール部分については細分化したパーツとエッチングパーツで再現した内容となっています
●「シュナイダー CA1」は、「車体上部」「車体下部」、左右の「足周り」の4ブロックで構成しています
【 車体上部 】
●車体は、特徴的な形状と武装配置となる「シュナイダー CA1」の車体レイアウトを再現、表面のリベット、各パネルラインを繊細なモールドで再現しています
●「9.5口径 75mm榴弾砲」の砲身は、マウント部も含めて一体成型のパーツで再現、砲口は開口した状態となっています
・ 主砲の「砲尾」「砲架」「防危板」「操作ハンドル」などを別パーツ化して再現
・ 砲身は任意の角度に固定することができます
・ 「機銃」は一体成型のパーツで再現、これを半球状のマウントパーツに取り付けます
・ 機銃も任意の角度に固定することができます
●車体上部は、一体成型のパーツで再現
・ 「追加装甲」はパネルごとに別パーツ化して再現
・ 操縦手用の「視察ハッチ」「上部ハッチ」は別パーツ化、開閉状態を選択することができます
・ 機銃を装備する側面中央部パネルは車体とは別パーツ化して再現しています
・ エンジングリルのメッシュは付属のエッチングパーツで再現
・ 「尾橇」は、尾橇本体とそれを支える左右のステーの3パーツで構成
【 車体下部 】
●車体下部はバスタブ状となった一体成型のパーツで再現
・ 車体前部パネルは別パーツ化して再現、追加装甲は各パネルごとにパーツ化しています
・ ワイヤカッターは一体成型のパーツで再現しています
【 足周り 】
●足周りは、クラシカルで複雑な構造を細分化したパーツ構成で再現、履帯は接着連結式履帯となっています
●足周りは、前後のブロックで分割しています
・ 各ブロックは左右に分割したパーツで構成、転輪を挟んで作製します
・ 転輪は前後に分割したパーツで再現
・ 足周りの上部のステーは左右に分割したパーツで構成、個別にパーツ化しているローラーを挟み込んで作製します
・ 起動輪は、前後に分割したパーツで再現しています
【 履 帯 】
●履帯は、1枚ずつに分割した接着連結式履帯が付属しています
・ 各履帯（履板）は、履帯本体と裏側のステー2枚の合計3パーツで構成
●エンジングリルのメッシュなどを再現するエッチングパーツが付属しています
【 「シュナイダー CA1 装甲型」の塗装とマーキング 】
●「シュナイダー CA1 装甲型」のマーキングとして、フランス軍仕様となる2種類の塗装例がカラー塗装図に記載されており、部隊マーク、車台番号などを再現したデカールが付属しています
●「フランス戦車 シュナイダー CA1 装甲型」の完成時のサイズ
・ 全長 ： 18.2cm
・ 全幅 ： 9.4cm
●パーツ数 ： 約390点
【 「フランス戦車 シュナイダー CA1 装甲型」のパッケージ内容 】
・ フランス軍 シュナイダー CA1 追加装甲変更型 ×1
・ エッチングシート ×1
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1
・ カラー塗装図 ×1
●2015年 一部新金型
