ドイツ ポルシェ 10cm砲搭載 指揮戦車
「ドイツ ポルシェ 10cm砲搭載 指揮戦車 (プラモデル) (ペガサスホビー 1/72 ミリタリーミュージアム No.7605 )」です
●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の計画戦車「ポルシェ タイプ255」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット
●「ポルシェ」社独自の開発により研究が進められていた計画戦車「ポルシェ タイプ255」を再現、傾斜装甲を用いた車体に大口径の「105mm砲」を直接搭載し、車体上部にリモコン式の砲塔を備えた、特異なスタイルを再現した内容となっています
【 「ポルシェ タイプ255」について 】
●ドイツの車両メーカー「ポルシェ」社は、重戦車を中心としてドイツ軍の戦車開発に大きく関わっていました
●この「ポルシェ」社では、1943年3月頃から自社開発により「5号特殊車両」という戦車の研究を進めています
●「5号特殊車両」として最初に計画されたのが「ポルシェ タイプ245」で、重量は18tという軽量級の戦車でした
・ 「ポルシェ タイプ245」は、軽駆逐戦車「ヘッツァー」のような傾斜装甲で覆われた車体を持ち、対地目標と対空目標に射撃が可能なベルト給弾式の「55mm速射砲」を搭載した、特殊な形状の砲塔を装備していました
・ この「ポルシェ タイプ245」は、オリジナルの「ポルシェ タイプ245/1」の他に、偵察型の「ポルシェ タイプ245/2」、駆逐戦車型の「ポルシェ タイプ245/3」という派生型の構想もありました
●「ポルシェ タイプ245」の発展型として計画されたのが「ポルシェ タイプ255」で、大型の火砲を搭載できるよう車体を大型化、重量は27tへ増しています
・ 「ポルシェ タイプ255」では、駆逐戦車のような武装配置となり、主砲には「105mm砲」を搭載、この主砲は可能な限り自動装填装置を装備する予定となっていました
・ 車体上部には小型の砲塔を搭載し、この砲塔には「30mm自動砲」を装備、この砲塔には乗員は配置されず、リモコン式に操作する仕組みでした
●この「ポルシェ タイプ255」では、極めて革新性に富んだ戦車でしたが、大戦後期においてドイツ軍及びメーカーにはこのような未知数の戦車を試作する余裕はなく、「ポルシェ タイプ245」と同様に計画段階以上に進むことはありませんでした
【 「ドイツ ポルシェ 10cm砲搭載 指揮戦車」のキット内容について 】
●このドイツ軍の計画戦車「ポルシェ タイプ255」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●足周りを中心として一体成型を多用して、1両あたりの総パーツ数は10点に抑えており、気軽に「ポルシェ タイプ255」の姿を楽しめる内容となっています
●「ポルシェ タイプ255」を2両分セットしています
●接着剤なしでも組み立てることができるスナップフィットキットです
●「ポルシェ タイプ255」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成しています
【 砲 塔 】
●リモコン式の「ポルシェ タイプ255」の小型砲塔を再現、表面には鋳造肌をモールドで再現しています
●砲塔は一体成型のパーツで構成
・ 上部ハッチはモールドで再現しています
・ 搭載する「30mm自動砲」を別パーツ化、砲塔内部から差し込んで取り付けます
【 車体上部 】
●車体上部は、傾斜装甲で覆われた「ポルシェ タイプ255」の車体上部レイアウトを再現、全体には鋳造肌を強めのモールドで再現しています
●主砲の「105mm砲」の砲身は一体成型のパーツで再現
・ 「防盾」は一体成型のパーツで再現、表面には鋳造肌をモールドで再現しています
●車体上部は「フェンダー」を含めて一体成型のパーツで再現
・ 「エンジングリル」「ベンチレーター」「ステレオ測遠器」などをモールドにて再現
・ 「排気管」は別パーツ化しています
【 車体下部 】
●車体下部はバスタブ状に一体成型となったパーツで再現、これに左右の足周りを取り付けて完成させます
・ 足周りは、「起動輪」「転輪」「誘導輪」「履帯」を一体成型化したパーツで再現、「転輪」は千鳥式の構造を再現しています
【 「ドイツ ポルシェ 10cm砲搭載 指揮戦車」のパッケージ内容 】
・ ポルシェ タイプ255 計画戦車 ×2
・ 組立て説明書 ×1
●2015年 完全新金型