M4シャーマン戦車用履帯 T49型 (可動式)
「M4シャーマン戦車用履帯 T49型 (可動式) (プラモデル) (モデルカステン 連結可動履帯 SKシリーズ No.SK-044 )」です
●「M4シャーマン戦車用履帯 T49型 (可動式)」です
●第2次世界大戦時におけるアメリカ軍の「M4中戦車」シリーズに使用された鋼製タイプの履帯(キャタピラ)「T49」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット【 「T49 履帯」について 】
●アメリカ軍の主力戦車「M4中戦車」シリーズは早期に戦力化を図るために各種エンジンに合わせた5種の車体が用意され、パーツの共有化が掛かられる一方、それぞれの用途や生産の関係などから様々なパーツも使われています
●履帯も当初は「M3中戦車」から引き継いだフラットラッバータイプの「T51」が使われましたが、次第に各種のタイプが登場しました
●「T49型(スリーバークリート)」履帯は、履板・接地面ともに鋼製タイプの履帯で、独特な3本の「滑り止め」が特徴となる形状をしています
●この「T49」履帯は、初期型車体(前方ハッチ部分が前方に突き出したタイプ)の中期以降の生産型に装着例が多く、後期型車体(前方ハッチが大型化して斜めに付いたタイプ)ではほとんど見られません
・ 履帯は、消耗品として共有化部品となっており、改修などによって初期型車体の初期の車両にこの「T49」履帯を装備した車両や、後期型車体に同履帯を装着した車両もあります【 「M4シャーマン戦車用履帯 T49型 (可動式)」のキット内容について 】
●この「M4中戦車」シリーズに装備されたダブルピン式の「T49」履帯を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●履板・接地面ともに鋼製タイプとなった「T49」履帯(通称「スリーバークリート」)が表現されています
・ 水平懸架サスペンション用(VVSSサスペンション)の履帯となります
●モデルカステンのリサーチ力により「T49」履帯を再現、実物構造を忠実にトレースしながら、複雑な形状の履帯表面やエンドコネクターなどのディテールがシャープに表現されています
●履帯を1枚1枚繋ぎ合わせて組み立てていく連結式の履帯パーツセットで、履帯シャフト両側をエンドコネクター部で止める可動式となっており、可動式ならではの自然な弛みを表現することができます
・ ただし、「M4中戦車」に装着されたダブルピン式履帯は弛みが少ないのが特徴ですので、上部転輪部の弛みをつけすぎないようにした方が良いでしょう
●キットは、「T49」履帯の構造をパーツ構成により再現、履帯内部を通る2本のシャフトを上下分割式の履帯パーツで挟み込んで装着、これに両側のエンドコネクターと固定ボルトを接着する方式となっています
●履帯(履板)は176枚が用意されています
・ キットの説明書には、通常片側80枚、「M4A4」の延長車体で片側83枚を使用する旨が記載されています
・ 模型で使用する場合は、戦車本体のキットの長さと良く摺りあわせて使用すると良いでしょう【 「M4シャーマン戦車用履帯 T49型 (可動式)」の対応車両 】
・ 「M4」中戦車
・ 「M4A1」中戦車
・ 「M4A2」中戦車
・ 「M4A3」中戦車
・ 「M4A4」中戦車
・ 駆逐戦車「M10」系列
・ 自走榴弾砲「M7」
・ 自走カノン砲「M12」
など、「M4中戦車」シリーズ及び系列車両【 「M4シャーマン戦車用履帯 T49型 (可動式)」の主な対応キット 】
・ タミヤ社製 「アメリカ M4 シャーマン戦車 初期型」
・ ドラゴン社製 「シャーマン Mk.3 」
・ サイバーホビー社製 「M4A4 シャーマン 75mm砲搭載型 」
・ タスカ社製 「シャーマン 3 中期型 (鋳造製ドライバーズフードつき)」
・ タスカ社製 「イギリス陸軍 シャーマン5 (M4A4)」
・ タスカ社製 「アメリカ中戦車 M4A1 シャーマン (中期型)」
・ AFVクラブ社製 「M-10 駆逐戦車」
・ ドラゴン社製 「アメリカ M7 自走砲 プリースト 中期生産型 (スマートキット)」
など【 「M4シャーマン戦車用履帯 T49型 (可動式)」のパッケージ内容 】
・ 履帯(履板)×176枚
・ ピンフレーム ×44枚
・ 誘導輪アーム
・ 起動輪用スペーサー
-------------------------------------------【 「M4シャーマン戦車用履帯 T49型 (可動式)」のワンポイント 】
●モデルカステンの履帯キットは、シングルピン式履帯とダブルピン式履帯とでパーツ構成のフォーマットが異なっており、ダブルピン式履帯はパーツ数が多くなっています
●この「T49」履帯は、1枚の履帯(履板)が8パーツで構成されているために全体のパーツ数は多く、モデルカステン製履帯では組立てが難しいキットとなります
●最も困難な部分は、シャフトと履帯本体との組立てで、可動式とするためにシャフト部分を避けて履帯本体パーツを接着する必要があります
●この組立てについては説明書にガイドが描かれていますので、参照の上で製作に挑むと良いでしょう
●タミヤ、イタレリ、ドラゴンの各社のキットに使用する場合は、起動輪に付属のスペーサーを噛ます必要がありますから、キットの車体をそのままの状態で先に組み上げてしまうと同履帯の装着が出来ませんので注意して下さい