ロシア GAZ-55 野戦救急車 (m.1938)
「ロシア GAZ-55 野戦救急車 (m.1938) (プラモデル) (PST 1/72 AFVモデル No.72079 )」です
●第2次世界大戦時におけるソ連軍の野戦救急車「GAZ-55」の「1938年型」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●「GAZ-AA」をベースとして、荷台部分を密閉型の兵員室とした野戦救急車「GAZ-55」の「1938年型」を再現、ソ連軍車両らしいクラシカルな姿を再現した内容となっています
●PST社製「ロシア GAZ-MMM 6輪トラック 1943年型」をベースに、野戦救急車「GAZ-55」の「1938年型」を再現するために、デファレンシャル、キャビン、兵員室などの新規パーツを追加したバリエーションキットです
【 「GAZ-55 野戦救急車」について 】
●第2次世界大戦のソ連は戦車などの戦闘車両の開発に関しては世界をリードしていましたが、トラックなどの通常の車両に関しては世界のレベルからかなり遅れた後進国でした
●しかし、トラックなどの運搬用車両は軍隊の骨格となる存在であり、このことからソ連では当時関係が良好だったアメリカのトラックをコピー生産する方法を採り、「フォード」社の「AAトラック」をベースとした「GAZ-AA」を量産します
●この「GAZ-AA」はソ連軍のトラックとして最もポピュラーな存在となり、6輪型となる「GAZ-AAA」、戦時簡易型の「GAZ-MM」などの派生型も数多く登場しました
●「GAZ-AA」をベースとした派生車両の一つが野戦救急車「GAZ-55」で、荷台部分を密閉型の兵員室へと換装、最大10名の負傷兵を乗せることができました
●この「GAZ-55」は1938年から生産を開始、1942年にはマイナーチェンジが行われ、1灯式の前照灯へ変えるなどの簡略化を行っています
●「GAZ-55」は、傷病兵を後方へと搬送する任務を中心に活躍、ソ連軍を支える存在として広く運用が行われたのです
【 「ロシア GAZ-55 野戦救急車 (m.1938)」のキット内容について 】
●このソ連軍の野戦救急車「GAZ-55」の「1938年型」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●東欧系メーカーの伝統的な手法による素朴なモールドを施したパーツで構成、ミニスケールとしては細かく分割したパーツ構成で野戦救急車「GAZ-55」の「1938年型」のフォルムとディテールを再現した内容となっています
●「GAZ-55 1938年型」は、「キャビン」「兵員室」「シャーシ」の3ブロックで構成しています
【 キャビン 】
●キャビンは、各パネルを箱組み状に貼り合わせて作製します
・ 「フロントウィンド」は枠の部分をプラパーツ、ウインド本体は付属のクリアフィルムを切り出して使用します
・ 側面のドアは別パーツ化、開閉状態を選択することができます
・ ドアの「ウィンド」は、付属のクリアフィルムを切り出して作製します
・ キャビン内部を再現しており、「座席」「ハンドル」「メーターパネル」「レバー類」を別パーツ化しています
・ 「前照灯」は、ステー部分も含めて一体成型のパーツで再現
【 兵員室 】
●兵員室は、各パネルを箱組み状に貼り合わせて作製します
・ 「後部ドア」はモールドで再現
・ 「各ウィンド」は、付属のクリアフィルムを切り出して作製します
・ 後部のステップは、左右のステーとステップ本体の3パーツで再現
【 シャーシ 】
●シャーシのメインフレームは、前部のフェンダーを含めて一体成型のパーツで再現
・ 「デファレンシャル」「ステアリングケージ」「サスペンション」はそれぞれ一体成型のパーツで再現
・ 「ドライブシャフト」「牽引装置」などを別パーツ化して再現
・ ステアリングは前方に固定した状態となります
●エンジンも再現、3パーツで構成しています
●タイヤは個別にパーツ化、後部のダブルタイヤは2個のパーツを貼り合わせて作製します
●各ウィンドを再現するクリアフィルムが付属しています
【 「GAZ-55 野戦救急車」の塗装とマーキング 】
●「GAZ-55 野戦救急車」のマーキングとして、ソ連軍仕様となる1種類の塗装例が説明書に記載されており、スローガン、赤十字マークなどを再現したデカールが付属しています
【 「ロシア GAZ-55 野戦救急車 (m.1938)」のパッケージ内容 】
・ GAZ-55 野戦救急車 1938年型 ×1
・ クリアフィルム ×1
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1
●2015年 一部新金型