ロシア ZIS-12 低床カーゴトラック
「ロシア ZIS-12 低床カーゴトラック (プラモデル) (PST 1/72 AFVモデル No.72072 )」です
●第2次世界大戦時におけるソ連軍の大型トラック「ZIS-12」の「低床型」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●「ZIS-5」のロングホイルベースバージョンとなる「ZIS-12」の「低床型」を再現、1920年代のアメリカ製トラックをベースとした、クラシカルなスタイルを再現した内容となっています
【 「ZIS-12 大型トラック」について 】
●ロシア革命後のソ連は、内戦による混乱とその後の共産主義体制によって国内の自動車産業を喪失してしまい、外国からの協力を得て自動車技術の確立を図りました
●ソ連国内の自動車技術の確立に大きな役割を果たしたのが、当時外交上の関係が良好だったアメリカであり、アメリカの自動車メーカーからの技術援助により「GAZ」と「ZIS」という2大自動車工場が誕生しました
●この2工場は、当初自身の能力で自動車を製造することはできず、当時のアメリカ製の車両をコピー生産する方式を採り、「ZIS」がアメリカの自動車メーカー「オートカー」社のトラック「モデル CA」をコピーしたのが「ZIS-5」です
●この「ZIS-5」は「GAZ-AA」と並んでソ連軍の主力トラックとなり、10万台以上を生産、様々な派生車両も登場しています
●「ZIS-12」は「ZIS-5」のロングホイールベースバージョンで、車体を延長したことで積載量が増加しています
●また、「ZIS-5」と同様に、この「ZIS-12」でも荷台の荷物の積み下ろしが容易になる「低床型」も製造されました
●「ZIS-12」を含む「ZIS-5」シリーズは、クラシカルな車両ながら機械的な信頼性の高いアメリカ製トラックをコピーしたことから高い評価を獲得、ソ連軍の機械化に大きく貢献したのです
【 「ロシア ZIS-12 低床カーゴトラック」のキット内容について 】
●このソ連軍の大型トラック「ZIS-12」の「低床型」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●東欧系メーカーの伝統的な手法による素朴なモールドを施したパーツと、1/72のミニスケールとしてスタンダードなパーツ構成により「ZIS-12 低床型」のフォルムとディテールを再現した内容となっています
●「ZIS-12 低床型」は、「キャビン」「荷台」「シャーシ」の3ブロックで構成しています
【 キャビン 】
●キャビンは、各パネルを箱組み状に貼り合わせて作製します
・ 「フロントウィンド」は枠の部分をプラパーツ、ウインド本体は付属のクリアフィルムを切り出して再現しています
・ 側面の「ドア」は、モールドにて再現
・ ドアの「ウィンド」は、付属のクリアフィルムを切り出して作製します
・ 「前照灯」は、ステー部分も含めた一体成型のパーツで再現
●キャビン内部を再現、以下のパーツで構成しています
・ メーターパネル
・ 座席
・ ハンドル
・ レバー類
【 荷 台 】
●荷台は、各パネルを箱組み状に貼り合わせて作製します
・ 木パネルをモールドで再現しています
・ 荷台下部の「雑具箱」は前後に分割したパーツで再現
【 シャーシ 】
●シャーシのメインフレームは一体成型のパーツで再現
・ 「前部フェンダー」は一体成型のパーツで再現しています
・ 「デファレンシャル」「ステアリングゲージ」「リーフサスペンション」「ドライブシャフト」はそれぞれ一体成型のパーツで再現
・ ステアリングは前方に固定した状態となります
●タイヤは、ホイールとゴムの部分とに分割したパーツで構成
・ ゴムの部分は軟質素材製となっており、トレッドパターンをモールドで再現しています
●各ウィンドを再現するクリアフィルムが付属(カットラインをプリントしています)
【 「ZIS-12 低床型」のマーキング 】
●親衛マーク、車体番号、スローガンなどを再現したデカールが付属しています
【 「ロシア ZIS-12 低床カーゴトラック」のパッケージ内容 】
・ ZIS-12 低床型 大型トラック ×1
・ クリアフィルム ×1
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1
●2016年 一部新金型