ドイツ Kfz.4 ストゥーバー 軽四輪駆動車 対空機銃搭載型
「ドイツ Kfz.4 ストゥーバー 軽四輪駆動車 対空機銃搭載型 (プラモデル) (エース 1/72 ミリタリー No.72512 )」です
●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の軽統制型野戦兵員車「ストゥーバー タイプ40」の対空機銃搭載型「Kfz.4」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●「ストゥーバー タイプ40」に連装機銃を装備した簡易の対空車両「Kfz.4」を再現、いかにもドイツ的デザインを彷彿させる車体にメカニカルな機銃及び銃架を装備した、独特のスタイルを再現した内容となっています
●エース社製「ドイツ ストゥーバー Kfz.1 軽四輪駆動車」をベースに、「Kfz.4」を再現するため、機銃及び銃架を再現した新規パーツを追加したバリエーションキットです
【 「軽統制型野戦兵員車の対空機銃搭載型 Kfz.4」について 】
●ドイツ軍は1920年代から軍の機械化を進めており、当時の世界的な趨勢から軍独自の車両の開発は消極的で、主に民間の車両を軍用に転用するという方式を採っていました
●1930年代に入るとナチス党の台頭に伴って軍備の拡張が始まり、これによって民間用の雑多な車両を軍に転用するようになります
●このため、異なった車輌の部品の調達や整備の煩雑さという問題が頻出してしまい、この問題を解決するために制定されたのが「アインハイツ計画」です
●この計画は使用する車両を目的別に区分けして、それをさらに重量別のクラスごとのカテゴリー分類を行い、それぞれの規格を統一化した「統制型車両」を開発するというものでした
●「アインハイツ計画」のもとで作られた車両は、「統制型野戦乗用車」「統制型野戦兵員車」「統制型野戦貨物車両」などで、それぞれがさらに「軽」「中」「重」のクラスに分けられ開発、生産が進められます
●「統制型野戦兵員車」の「軽」クラスには、「ストゥーバー」「BMW」「ハノマーク」の3社が参加、その「ストゥーバー」社が1940年から生産したタイプが「ストゥーバー タイプ40」です
・ 「ストゥーバー タイプ40」は、「ストゥーバー R180」「ストゥーバー R200」に次いで生産され、50馬力、2000ccのガソリンエンジンを搭載していました
・ また、「ストゥーバー タイプ40」は他の軽統制型野戦兵員車と同様に、足周りに4輪駆動独立懸架装置を持つなど非常に凝った構造を持っているのが特徴で、「ストゥーバー タイプ40」のみ前輪操向、他の車両では4輪操向方式となっていました
●この「ストゥーバー タイプ40」は使い勝手の良い大きさと性能の高さから数多くの派生車両が開発され、その一つが連装機銃を装備した対空機銃装備型「Kfz.4」です
・ この「Kfz.4」では、後部座席とトランクを撤去して「MG34」を2丁装備した機銃架を設置しています
・ 「Kfz.4」はあくまでも用途を示す制式名で、「ストゥーバー タイプ40」をベースにした車両のみを示すものではありません
●「Kfz.4」は1937年から1940年まで生産が行われましたが、通常の歩兵携行用の機関銃を装備しただけの簡易な対空車両であることから、その対空能力には限界があり、少数の生産に留まっています
【 「ドイツ Kfz.4 ストゥーバー 軽四輪駆動車 対空機銃搭載型」のキット内容について 】
●このドイツ軍の「ストゥーバー タイプ40」の対空機銃搭載型「Kfz.4」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●ACE社のハンドメイドによる金型加工を用いて「ストゥーバー タイプ40 対空機銃搭載型 Kfz.4」を再現、レジンキットの感覚に近い独特のパーツ成型で、同車のフォルムとディテールとを再現した内容となっています
●「ストゥーバー タイプ40 対空機銃搭載型 Kfz.4」は、「ボディ」「機銃」「シャーシ」の2ブロックで構成しています
【 ボディ 】
●ボディは、フロアパネルパーツをベースにして各パネルを貼り合せて作製します
・ 「ボンネット」は実車のパネル構造に沿って3パーツで構成、フロントグリルは別パーツです
・ 「ドア」は側面パネルにモールドにて再現
・ 「フロントウィンド」は枠の部分を再現、ウィンドはクリアフィルムを切り出して再現します(クリアフィルムは付属していません)
・ 「前照灯」「ノテックライト」「車間表示灯」「ジェリカンラック」などを別パーツ化して再現
●車体内部を再現、以下のパーツで構成しています
・ メーターパネル
・ ハンドル
・ 各種レバーがパーツ化
・ 座席
【 機 銃 】
●機銃は、台座の上に「銃架」「揺架」「座席」「機関銃」「照門」などを取り付けて作製します
・ 「MG34機関銃」はそれぞれ一体成型のパーツで構成
・ 「対空照門」は付属のエッチングパーツで再現しています
・ 「揺架」も一体成型のパーツで再現しており、任意の仰俯角の位置で接着します
・ 「MG34機関銃」の弾薬箱(×2)が付属しています
【 シャーシ 】
●シャーシのメインフレームは一体成型のパーツで再現
・ メインフレームには、デファレンシャル、車軸、ドライブシャフトなどを一体成型化して再現しています
・ サスペンション及びサスペンションの下部のアームは別パーツ化
●各タイヤは一体成型のパーツで再現
・ タイヤ表面にはトレッドパターンを凹凸ある彫刻にて再現しています
●対空照門、機銃の台座のステップなどを再現したエッチングパーツが付属
【 「Kfz.4 ストゥーバー 軽四輪駆動車 対空機銃搭載型」の塗装とマーキング 】
●「Kfz.4 ストゥーバー 軽四輪駆動車 対空機銃搭載型」のマーキングとして、ドイツ軍仕様となる3種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 第4戦車師団 (ロシア / 1941年夏)
・ 第40歩兵連隊 第10中隊 (ロシア / 1941年夏)
・ ドイツ空軍地上部隊 (ギリシャ及びユーゴスラビア / 1940年夏)
●説明書の塗装例に基づく、部隊マーク、戦術マーク、ナンバープレートなどを再現したデカールが付属しています
【 「ドイツ Kfz.4 ストゥーバー 軽四輪駆動車 対空機銃搭載型」のパッケージ内容 】
・ Kfz.4 ストゥーバー タイプ40 対空機銃搭載型 ×1
・ エッチングシート(真鍮製) ×2
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1
●2015年 一部新金型