ロシア K-61 37mm 対空機関砲 初期型
「ロシア K-61 37mm 対空機関砲 初期型 (プラモデル) (ユニモデル 1/48 AFVキット No.516 )」です
●第2次世界大戦時におけるソ連軍の主力中口径対空機関砲「37mm機関砲 K-61」の「初期型」を1/48スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●「ボフォース 40mm機関砲」に匹敵する性能を持ち、ソ連軍の対空機関砲の中軸となった「37mm機関砲 K-61」の「初期型」を再現、移動用のタイヤが付いた十字砲架と、操作スペース用の円形台座を備えた、メカニカルな姿を再現した内容となっています
【 「37mm機関砲 K-61」について 】
●ソ連軍は「火砲」の開発技術は優れていましたが、「高射砲」や「高射機関砲」の開発技術、特にその機能の中核となる「照準装置」や「信管調整機能」などの精密機器を開発、生産する能力には遅れを取っていました
●そこで、1930年代前半頃から他国の優秀な高射砲、高射機関砲を参考もしくはコピー生産する方式を採ります
●スウェーデンの兵器メーカー「ボフォース」社の対空機関砲「ボフォース 40mm機関砲」は、口径の大きさを活かした有効射程の長さと低伸弾道性能、そして高い操作性から世界的に高い評価を獲得していました
●ソ連軍では、この「ボフォース 40mm機関砲」を参考として、口径をソ連軍の規格に合わせた「37mm機関砲 K-61」を開発します
●この「37mm機関砲 K-61」は、最大射高6,700m、有効射高2,500m、初速890m/秒~920m/秒、発射速度は80発/分という性能を持ち、オリジナルの「ボフォース 40mm機関砲」に準じた能力を誇示しました
●「37mm機関砲 K-61」は1945年までに2万門もの大量生産が行われ、ソ連軍の防空の要として各対空部隊へと配備、中低空に飛来する敵機に対して優秀さを発揮しました
●ソ連での生産は1945年に終了しましたが、中国や北朝鮮ではその後も生産が続き、戦後も永らく第一線兵器として運用が行われてもいます
【 「ロシア K-61 37mm 対空機関砲 初期型」のキット内容について 】
●このソ連軍の対空機関砲「37mm機関砲 K-61」の「初期型」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●ユニモデル社の1/48シリーズのフォーマットにのっとり「37mm機関砲 K-61」の「初期型」を再現、細分化したパーツとエッチングパーツという構成で、細部のディテール再現に重きを置いた内容となっています
●「37mm機関砲 K-61 初期型」は、砲架の脚を展開した「射撃状態」と、脚を畳んだ「移動状態」とを選択することができます
●「37mm機関砲 K-61 初期型」は、「砲身部」「砲架」「台座」「十字砲架」の4ブロックで構成しています
【 砲身部 】
●砲身は一体成型のパーツで再現、先端のフラッシュハイダーは別パーツ化して再現しています
・ 「機関部」は左右に分割したパーツで再現、装弾部のレールなどは別パーツ化しています
・ 「砲弾クリップ (×1)」が付属
【 砲 架 】
●砲架は左右に分割したパーツで再現、砲身部を挟んで作製します
・ 「平衡器」は2本が並んだ状態で一体成型のパーツで再現
・ 「操作ハンドル」は別パーツ化して再現
・ 「照準器」は6パーツで構成、砲架の両側から伸びたステーのパーツへと取り付けます
【 台 座 】
●台座は上下の2層で構成、ステップ部には滑り止めパターンをモールドで再現しています
・ 「座席」は各2パーツで構成
・ 「旋回ハンドル」「フットトリガー」などを別パーツ化して再現
【 十字砲架 】
●十字砲架は、本体、脚の各ブロックで構成しています
・ 各ブロックは上下に分割したパーツで再現
・ 脚は、「展開した状態」と「畳んだ状態」とを選択して組み立てることができます
・ 「接地パッド」は個別にパーツ化、再現したい状態に合わせてパッドの高さを調整して取り付けます
・ 固定用の杭は、エッチングパーツを3枚貼り合せて作製します
・ 「トラベリングロック」は7パーツ、「牽引装置」は3パーツで構成
・ 車軸部は各7パーツで再現
●タイヤはホイール部とゴムの部分とに分割しており、ゴムの部分は軟質素材製です
●固定用の杭、各部のディテールを再現するエッチングパーツが付属しています
【 「ロシア K-61 37mm 対空機関砲 初期型」のパッケージ内容 】
・ 37mm機関砲 K-61 初期型 ×1
・ エッチングシート ×1
・ 組立て説明書 ×1
●2015年 完全新金型