ソビエト 自走対空機関砲 シルカ
「ソビエト 自走対空機関砲 シルカ (プラモデル) (ズベズダ ART OF TACTIC HOT WAR No.7419 )」です
●1960年代に登場したソ連軍の対空自走砲「ZSU-23-4 シルカ」を1/100スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●レーダーによる探知、照準によって高い対空能力を発揮し、中東戦争などで猛威を奮った対空自走砲「ZSU-23-4 シルカ」を再現、側面に張り出し部を設けた大型砲塔に、4連装の23mm機関砲と大型のレーダーを装備した、特異なフォルムを再現した内容となっています
【 「ZSU-23-4 シルカ」について 】
●戦後、冷戦時代に突入すると、強大な空軍力を持つアメリカ軍に対峙することになったソ連軍は対空兵器の充実化を図り、強力な防空網により地上部隊をカバーする方針を採りました
●このため、対空自走砲のあるべき姿を試行錯誤していた西側諸国と比べてソ連軍はいち早く対空自走砲を戦力化、対空自走砲「ZSU-57-2」に続いて1962年に開発したのが対空自走砲「ZSU-23-4 シルカ」です
●対空自走砲「ZSU-23-4 シルカ」は、敵機を索敵、追尾、そして照準する対空レーダーを搭載、武装としては発射速度4000発/分を誇る23mm 4連装機関砲を装備し、当事としては極めて強力な対空能力を誇示しました
●高速で移動するジェット機に対して、対空自走砲の運用に懐疑的だった西側諸国を尻目にこの対空自走砲「ZSU-23-4 シルカ」は対空戦闘に活躍、特に中東戦争時において低空で攻撃を行うイスラエル軍の攻撃機に対して絶大な威力を発揮し、対空自走砲の効果を世界中に知らしめることになります
●この「ZSU-23-4 シルカ」の活躍を受けて、西側諸国では対空自走砲の開発が積極的に行われるようになり、ドイツ連邦軍の「ゲパルト」などが登場する原因となりました
●その後、電子機器類の発達により、「ZSU-23-4 シルカ」は旧式化しつつありますが、このような大型のレーダーを搭載する対空自走砲は生産コストが極めて高いため、後継車両である「2K22 ツングースカ」が登場しているものの、今後も「ZSU-23-4 シルカ」は改良を重ねながら運用が続くものと見込まれています
【 「ソビエト 自走対空機関砲 シルカ」のキット内容について 】
●このソ連軍の対空自走砲「ZSU-23-4 シルカ」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●対空自走砲「ZSU-23-4 シルカ」を1/100のスケールに沿った表現で再現、できるだけ一体成型化してパーツ数を抑えながらも、実車のフォルムやディテール、そしてポイントを捉え、小さなサイズながらスケールモデルとしての高い質感で「ZSU-23-4 シルカ」を再現した内容となっています
●「ZSU-23-4 シルカ」を構成するパーツは29点、20分程度で組み立てを完了することが可能、気軽にAFVモデルを楽しみたい人、塗装の練習を行ないたい人、もしくはコレクションとして数を揃えたい人などに最適なキットです
・ AFVモデルは、実車の構造上から構成するパーツが多く、それを敬遠する人や、AFVモデル初心者の人への入門キットとしてもお薦めできます
●接着剤不要のスナップキットとなっています
●「ZSU-23-4 シルカ」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成しています
【 砲 塔 】
●砲身は、連装状に一体成型化したパーツを2枚重ね合わせて作製します
・ 砲身は上下に可動させることができます
●砲塔は、各パネルを箱組み状に貼り合せて作製します
・ 砲塔内部には大型の「桁」のパーツを内蔵して組み立てますので、各パネルを確実に接合することができます
・上部のハッチ、点検パネル、側面のプレスパターンなどをモールドで再現
・上部の「サーチライト」「砲身カバー」は別パーツ化
・ 「レーダー」は、レーダー本体を前後に分割したパーツで再現、これをアームのパーツを挟み込んで接合することで全体を作製します
【 車体上部 】
●車体上部は、前面パネル、天板との前後に分割したパーツで再現
・ 「操縦手ハッチ」「エンジングリル」「車載工具類」などをモールドで再現しています
【 車体下部 】
●車体下部は、バスタブ状に一体成型となった車体下部本体に、側面パネル、後部パネルを貼り合わせて作製します
・ 側面パネルにはサスペンションアームを一体成型化しています
・ 後部の「排気管」は別パーツ化して再現
●足周りは、「転輪」「起動輪」「誘導輪」「履帯」を一体成型化したパーツで再現、車体側面へと取り付けます
・ 「履帯」は表面の滑り止めパターン、裏面のガイドをモールドで再現しています
●車体番号(0~9のバラ数字)を再現したデカールが付属しています
●ウォーゲーム時に使用する、旗のパーツが付属しています
【 「ソビエト 自走対空機関砲 シルカ」のパッケージ内容 】
・ 対空自走砲 ZSU-23-4 シルカ ×1
・ 旗 ×1
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1
●2015年 完全新金型
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【 「ズベズダ社 ART OF TACTIC HOT WAR」について 】
●ズベズダ社が展開する第2大戦のボードゲーム(ウォーゲーム)「ART OF TACTIC」の駒(ユニット)として開発されたシリーズ
・ スケールモデル専門メーカーとして様々なキットを開発してきたズベズダ社のノウハウを、ベース付の駒にギュっと凝縮、パーツ数を抑えた手軽に作れるスケールモデルとしてプラモデルの楽しみを味わう事ができます
・ ボードゲームの駒として利用されることを前提としているため、戦車や歩兵、飛行機などでスケールが一貫していないから利用価値がないと思うのは大間違い、簡素な作りながらミニスケールモデルとしての完成度は十二分にあり、難しく複雑に考えることばかりがスケールモデルじゃないと、手にしたとき目から鱗が落ちる思いで気づくことでしょう