武装親衛隊クルー 防寒服 ハリコフの戦い
「武装親衛隊クルー 防寒服 ハリコフの戦い (レジン) (アルパイン 1/35 フィギュア No.AM35200 )」です
●第2次世界大戦時におけるドイツ武装親衛隊の将校を1/35スケールで再現したレジン製組立キット
●ドイツ軍の冬季装備として使用された「防寒アノラック」を着用、双眼鏡を手に持ち戦況を視察しているシーンを再現しています
【 「防寒アノラック」について 】
●ナチス党の私兵組織であった「武装親衛隊」は、国軍たる「国防軍」とは装備体系が異なり、被服類は独自で製造、支給していました
●第2次大戦前に新設された「武装親衛隊」は、「国防軍」のようにプロイセン時代からの伝統に縛られることなく、現在まで通じる迷彩服の基礎を作り上げてく一方、「国防軍」の優れた服装も積極的に採り入れており、そのデザインの違いは生地の折り返しや縫い目の位置、丈の長さなどの些細なもので、迷彩服以外は徽章を見なければ武装親衛隊の兵士か国防軍の兵士か分からないことも多々ありました
●独ソ戦が開始された当初、武装親衛隊、国防軍共に冬季装備は充分ではなく、1941年、ソ連領土内で初めて迎えた冬には多くの凍傷者や凍死者を出してしまいます
●1942年、防寒服として最初の服装となる「防寒アノラック」が登場、フィールドグレー地と白色のリバーシブルタイプのこの「防寒アノラック」は武装親衛隊、国防軍双方が使用し、1942年後半の冬季から配布・着用されています
・ この綿が入った「防寒アノラック」の欠点はシーズン中は事実上洗濯できない(乾燥に数日かかる)ことで、白面はなるべく汚さないようにフィールドグレイ面を使う事が多かったようです
・ 防寒服は春期になると回収され、被服倉庫に保管、冬季の始まりに再支給が行われており、この「防寒アノラック」は大戦後期でも使用されています
●1943年からは、「防寒アノラック」のフィールドグレー地の部分を迷彩生地へと変更したタイプが登場、武装親衛隊では独自の迷彩生地(「すずかけの樹」「柏の葉」などと言われるパターン)、国防軍ではスプリンター迷彩の生地を使用しました
●この迷彩生地を使用した「防寒アノラック」は1943年後半の冬季から配布・着用され、大戦後期の防寒服を代表する存在となりました
【 「武装親衛隊クルー 防寒服 ハリコフの戦い」」のキット内容について 】
●この「防寒アノラック」を着用したドイツ武装親衛隊の将校を再現したレジン製組立キットです
●前線付近において、立った姿勢で双眼鏡を使って戦況を視察しているシーンを再現しています
●服装は、「防寒アノラック」を着用、ブーツを履いた姿となっています
・ 上記のようにこの「防寒アノラック」はリバーシブルタイプであり、フィールドグレー、ホワイトの2色から選んで彩色します(襟の折り返しやフードの内側は反対の色となります)
・ また、この後、迷彩生地となった「防寒アノラック」もデザインは共通ですので、迷彩塗装をすることで再現することができます
・ この「防寒アノラック」は将校、兵卒も同じものですが、ベルトのバックルの形状からこのフィギュアは「将校」と判別できます
●服の皺の表現はスケールに沿った凹凸モールドで再現しており、服の質感も演出、ポケットや服の縫い目などのディテールもレジンという特性を活かして繊細かつシャープな彫刻で再現しています
●フィギュアは、「頭部」「胴体」「左腕」に分割したオーソドックスなパーツ構成です
・ 「手」の部分は別パーツ化しており、両手で双眼鏡を握った状態で成型されています
●頭部は、「略帽」を被った状態と、「規格帽」を被った状態の2タイプが付属し、選択して使用します
・ この2つの頭部の「顔」の造作はほぼ似たようなものとなっています
●フィギュアは、立った姿勢で、両手で双眼鏡を持ち、前方を視察しようとしているポーズです
●付属している装備品類
・ 拳銃ホルスター ×1
【 「武装親衛隊クルー 防寒服 ハリコフの戦い」」のパッケージ内容 】
・ 武装親衛隊の将校のフィギュア ×1
・ ヘッドパーツ ×2 (フィギュアに使用するヘッド×1を含む)
・ 拳銃ホルスター ×1
●2015年 完全新造形
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【 「武装親衛隊クルー 防寒服 ハリコフの戦い」のワンポイント 】
●キットは、ミリタリーフィギュア造形の世界のトップメーカーとして名高い「アルパインミニチュア」のものであり、プロポーション、服の皺と質感表現、そして兵士の顔の造形と表情など高い品質を持ったフィギュアとなっています
●レジンという素材の特性と、型への制約の少なさを利用してフィギュアを作製、原型の良さを極力活かしています
●レジン成型の特徴により、パーツ数を極力抑えながらも細部再現にこだわった内容となっており、組み立てはインジェクションキットよりも容易、その分塗装に凝ることもできます
●フィギュア単品としてビネットとして飾るのもヨシ、AFVモデルの脇に配置して車両とフィギュアとが織り成す世界観を楽しむのもヨシと、フィギュアとしての様々な演出を楽しむことができます