ヨアヒム・パイパー & 下士官 ハリコフの戦い (2体セット)
「ヨアヒム・パイパー & 下士官 ハリコフの戦い (2体セット) (レジン) (アルパイン 1/35 フィギュア No.AM35201 )」です
●第2次世界大戦時における武装親衛隊の部隊指揮官「ヨアヒム・パイパー」と将校とを1/35スケールで再現したレジン製組立キット
●アルパイン製「ヨアヒム・パイパー ハリコフの戦い」「武装親衛隊クルー 防寒服 ハリコフの戦い」を1パッケージにセットした内容となっています
●防寒服を着用し、前線付近において、戦況を視察しているシーンを再現しています
【 「ヨアヒム・パイパー」について 】
●「ヨアヒム・パイパー」は、1915年に軍人の家系の3男として生まれました
●19歳の時に、当事勢力を拡大していた親衛隊の「特務部隊」へと入隊、その後親衛隊の士官学校へと進みます
●士官学校の卒業後、親衛隊長官「ヒムラー」の副官を経て「ライプシュタンダーテ・アドルフ・ヒトラー」連隊の中隊長の任に就き、ポーランド戦やフランス戦に従軍します
●連隊が旅団、師団へと拡大する中、「ヨアヒム・パイパー」は装甲擲弾兵連隊の大隊長に昇格、1943年の「第3次ハリコフ戦」を迎えます
●この「第3次ハリコフ戦」の前、SS第1装甲擲弾兵師団「ライプシュタンダーテ・アドルフ・ヒトラー」は消耗の回復と事実上の戦車師団への改編のため、一旦東部戦線を離脱、フランスでの休養をとっていました
●1943年初頭、「スターリングラード」に立てこもるドイツ軍を降伏させたソ連軍はその勢いに乗って攻勢を行い、要衝である「ハリコフ」を奪還します
●この東部戦線の危機から、SS第1装甲擲弾兵師団「ライプシュタンダーテ・アドルフ・ヒトラー」は急遽フランスから東部戦線へと移動、ドイツ軍はこのような増援部隊の到着を待って一気に反撃を実施、「ハリコフ」を占領し、ソ連軍に甚大な損害を与えました
●当時パイパーは武装親衛隊少佐で、「ライプシュタンダーテ・アドルフ・ヒトラー」師団下の「第2装甲擲弾兵連隊 第3大隊」を指揮していましたが、戦闘団指揮を任され、「マイヤー戦闘団」「ヴィット戦闘団」と共に3つの戦闘団をもってハリコフを奪還、この指揮を賞されて騎士十字章を授与されています
●その後、「ヨアヒム・パイパー」は、クルスク戦、ノルマンディ戦、アルデンヌ戦、ハンガリー戦などを転戦、特にアルデンヌ戦ではSS第6戦車軍の先鋒として「パイパー戦闘団」を率いてベルギーの「アントワープ」を目指して進撃を行い、その名を一気に高めました
・ 映画「バルジ大作戦」に登場するドイツ軍部隊指揮官「ヘスラー」は「ヨアヒム・パイパー」をモデルにしたものと言われています
●「ヨアヒム・パイパー」は、生粋の軍人であり、ナチス党の教義などにはあまり関心がなく、部隊のイタリア派遣時には一般親衛隊(アルゲマイネSS)による蛮行からユダヤ人を助け、アルデンヌ戦ではアメリカ軍の捕虜に対して寛大な処遇を与えています
・ しかし、そのアルデンヌ戦では部下がアメリカ軍捕虜を射殺(現在では偶発的な事故説が有力です)し、戦後、軍事裁判を受けました
●また、敵の包囲下に陥った「パイパー戦闘団」の将兵を救うために、命令に背く形で全車両を放棄して脱出に成功しており、その功績から高位の「柏葉剣付き騎士十字章」を受章、その豪胆さと指揮官としての優れた能力から、ドイツ軍の名指揮官の1人として広く認知されているのです
【 「ヨアヒム・パイパー & 下士官 ハリコフの戦い (2体セット)」のキット内容について 】
●この武装親衛隊の部隊指揮官「ヨアヒム・パイパー」と将校を再現したレジン製組立キットです
●冬季の戦場において、戦線付近で戦況を視察しているシーンを再現しています
・ 両フィギュア共に険しい表情を再現しており、戦況の厳しさが伝わります
・ 「ヨアヒム・パイパー」のフィギュアは、1943年の「第3次ハリコフ戦」での写真を元に造型、まだ「騎士十字章」を受章していない状態となっています
●アルパイン製
・ 「ヨアヒム・パイパー ハリコフの戦い」
・ 「武装親衛隊クルー 防寒服 ハリコフの戦い」
を、1パッケージにセットした内容で、フィギュア2体セットとなっています
●各フィギュアの詳しい内容については、それぞれの個別ページをご参照下さい
【 「ヨアヒム・パイパー & 下士官 ハリコフの戦い (2体セット)」のパッケージ内容 】
・ 「ヨアヒム・パイパー」のフィギュア ×1
・ 武装親衛隊将校のフィギュア ×1
・ ヘッドパーツ ×4 (フィギュアに使用するヘッド×2を含む)
・ 拳銃ホルスター ×2
●2015年 完全新造型
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【 「ヨアヒム・パイパー & 下士官 ハリコフの戦い (2体セット)」のワンポイント 】
●キットは、ミリタリーフィギュア造形の世界のトップメーカーとして名高い「アルパインミニチュア」のものであり、プロポーション、服の皺と質感表現、そして兵士の顔の造形と表情など高い品質を持ったフィギュアとなっています
●レジンという素材の特性と、型への制約の少なさを利用してフィギュアを作製、原型の良さを極力活かしています
●レジン成型の特徴により、パーツ数を極力抑えながらも細部再現にこだわった内容となっており、組み立てはインジェクションキットよりも容易、その分塗装に凝ることもできます
●本キットは戦場写真を元に、ドイツ軍の部隊指揮官として有名な「ヨアヒム・パイパー 」を再現したフィギュアキットです
●1/35というスケールながら、顔付きは険しい表情で、その先に見つめる戦況の厳しさをも読み取れる造形です
●フィギュア単品でビネットとして飾るだけでも十分に存在感があり、更に後方に車両などを配置すると、よりその世界観が広まることでしょう
●そして、もう1体の武装親衛隊の将校のフィギュアは、双眼鏡で戦況を視察しているという汎用性が高いポージングとなっていますので、「ヨアヒム・パイパー 」のフィギュアと共に使うだけではなく、ジオラマなどにおける様々な場面で活用することができます
●2体共に使って戦場におけるビネットやジオラマを製作してもヨシ、それぞれのフィギュア単独で飾ってもヨシ、車両などと組み合わせてもヨシと、フィギュアとしての様々な演出を楽しむことができる内容となっています