ドイツ If.5 マシンガンキャリー 36
「ドイツ If.5 マシンガンキャリー 36 (プラモデル) (リッチモデル 1/35 AFVモデル No.RV35012 )」です
●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の対空機銃トレーラー「If.5」と2頭立て馬車を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●軽便な対空兵器として広く運用された対空機銃トレーラー「If.5」を再現、2頭立て馬車とリラックスした状態のドイツ兵フィギュアとをセットして、戦線後方で移動するのんびりとしたシーンを再現可能な内容となっています
【 「If.5 対空機銃トレーラー」について 】
●ドイツ空軍が地上支援を一つの主任務としていた事からも分かるように、ドイツ軍は大戦前から地上軍に対する航空機の脅威を意識しており、対空兵器の開発に積極的でした
●特に、スペイン内戦において航空機による地上攻撃の有効性が立証されると、さらに対空兵器の開発と生産に拍車が掛かることになり、大小様々な対空火砲が開発されましたが、最も小さい対空火砲である「20mm機関砲 Flak30」でも一定の大きさと生産コストが必要になるため、軍の各部隊にて多数保有することができる、より簡便な対空兵器の開発が行われました
●この結果、1936年に登場したのが「36式機銃架」で、連装状に「MG34機関銃」を装備、その中央部の上方に対空照門を装備していました
●この「36式機銃架」は、対空機関砲と比べて重量が非常に軽く、車台も強度を必要としなかったため、主にソフトスキン車両に搭載されて軽便な対空自走砲として運用が行われています
●そして、より軽便さを目的として開発されたのが対空機銃トレーラー「If.5」で、2輪のトレーラーに「36式機銃架」を搭載、車両や馬車が牽引するだけで一定の対空能力を持つことができることから、兵科を問わず各部隊で広く使用されました
●この対空機銃トレーラー「If.5」は、大戦中期以降は機関銃の威力が不足し前線での運用は厳しいものとなりましたが、大戦初期においては簡易な対空機銃として各戦線で活躍、戦車のような華々しさはないものの、ドイツ軍の電撃戦を支えた兵器の一つだったのです
【 「ドイツ If.5 マシンガンキャリー 36」のキット内容について 】
●このドイツ軍の対空機銃トレーラー「If.5」と2頭立て馬車、及び馬車に乗る兵士を再現したプラスチックモデル組立キットです
●2頭立て馬車で曳いている対空機銃トレーラー「If.5」を再現、馬車とトレーラーに乗るドイツ兵のフィギュアも付属しており、本キットのみでも馬車とトレーラー、そして兵士が織り成す戦線後方でのシーンを再現することができる内容となっています
●本パッケージには、対空機銃トレーラー「If.5」1両、馬車1両(馬2頭含む)、ドイツ兵フィギュア3体をセットしています
【 対空機銃トレーラー If.5 】
●対空機銃トレーラー「If.5」は、「36式機銃架」、荷台、シャーシの3ブロックで構成しています
■36式機銃架
●「36式機銃架」は、台座をベースとして、座席、薬莢受け、銃架、機銃、対空照門などを取り付けて作製します
・ 「台座」は左右に分割したパーツで構成、下部の円形ベースは別パーツで再現しています
・ 「座席」は、「フレーム」「腰掛け部」「背もたれ」などの4パーツで再現
・ 「薬莢受け」は一体成型のパーツで再現しています
・ 「銃架」は上下に分割したパーツで構成
・ 装備する「MG34機関銃」は銃本体と脚の2パーツで再現、多くの放熱口が付いた「通常型」を再現しており、銃床を取った状態となっています
・ 「MG34機関銃」の弾薬は角形のドラム弾倉となります
・ 「対空照門」はエッチングパーツで再現
・ 「対空照門」の下部のフレームは一体成型のパーツで再現、上に伸ばした状態と畳んだ状態の2種をセットしており、選択して使用することができます
■ 荷 台
●荷台は、各パネルを箱組み状に貼り合せて作製します
・ 表面には細かなリベットを繊細なモールドで再現しています
・ 荷台上部と前部の「蓋」は別パーツ化、開閉状態を選択することができます
・ 「ステップ」「ブレーキ」などを別パーツ化しています
・ 荷台後部に装備する「MG34機関銃」の三脚架(×2)が付属しています
■シャーシ
●シャーシは、縦方向のフレームと横方向のフレームを組み合わせて作製します
●タイヤは、ホイールとゴムの部分とに分割したパーツ構成
・ ゴムの部分は軟質素材で、細かなトレッドパターンを再現しています
【 馬 車 】
●馬車は、馬車本体と馬の各ブロックで構成しています
■馬車本体
●馬車本体は、各パネルを箱組み状に張り合わせて作製、これに各フレームごとパーツ化したシャーシなどを取り付けて完成させます
・ 後部の「バスケット」は3パーツで構成
・ 「ブレーキ」などを別パーツ化しています
・ 「ライフルラック」はエッチングパーツで再現、収納する「モーゼル Kar98k ライフル」(×2)も付属しています
・ 「車載工具類」は個別にパーツ化、それぞれ固定具をパーツとともに一体成型した状態となっています
●タイヤは、ホイールとゴムの部分とに分割したパーツ構成
・ ゴムの部分は軟質素材で、細かなトレッドパターンを再現しています
■馬
●馬は、「頭部」「後頭部」「胴体」「尻尾」に分割した各ブロックで再現、「胴体」は左右に分割したパーツで構成しています
・ 馬具は馬に一体成型化、手綱はエッチングパーツ、馬車本体とを繋ぐチェーンは付属の金属製チェーン、馬車を曳く綱は付属の紐で再現します
・ オプションパーツとして、「鞍」(×1)と「鐙」(×2)が付属しています
【 フィギュア 】
●ドイツ兵のフィギュアが3体付属しています
●肩の力を抜き、ヘルメットを外し、リラックスした姿を再現しています
●フィギュアの内訳は、御者1体、助手1体、機銃手1体の合計3体です
●服装は、「M36野戦服」を着用、ブーツを履き、ヘルメットを被った姿です
●服の皺の表現はスケールに沿った凹凸モールドで再現、服の縫い目などの細部はシャープなモールドで再現しています
●フィギュアは、「頭部」「胴体」「両腕」「両足」に分割したオーソドックスなパーツ構成となっています
・ 「靴底」は別パーツ化しており、「鋲」も凸モールドで再現しています
■フィギュアのポージングについて
●セットしているフィギュアのポーズは3体、3種類
・ 御者のフィギュアは、座った状態で両手で手綱を握っているポーズ
・ 助手のフィギュアは、座った姿勢で、両手を膝に置いているポーズ
・ 機銃手のフィギュアは、銃架の座席に座り、両手を銃架に置いているポーズ
となっています
●フィギュアの装備品として
・ ヘルメット ×3
・ マガジンポーチ ×6
が付属しています
【 「ドイツ If.5 マシンガンキャリー 36」の塗装とマーキング 】
●「ドイツ If.5 マシンガンキャリー 36」のマーキングとして、ドイツ軍仕様となる3種類の塗装例がカラー塗装図に記載されています
・ 国防軍所属 (ポーランド / 1939年)
・ 国防軍所属 (ロシア / 1941年)
・ 国防軍所属 (1938年)
●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、車体番号などを再現したデカールが付属しています
・ 上記車輌のマーキングの他、フィギュアの肩章や袖章などを再現したデカールも付属しています
【 「ドイツ If.5 マシンガンキャリー 36」のパッケージ内容 】
・ If.5 対空機銃トレーラー ×1
・ 馬車 ×1(馬×2を含む)
・ ドイツ兵 ×3
・ フィギュアの装備品 一式
・ エッチングシート ×2
・ 金属製チェーン ×1
・ 紐 ×1
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1
・ カラー塗装図 ×1
●2015年 完全新金型