KMT-6 マインプラウ
「KMT-6 マインプラウ (プラモデル) (トランペッター 1/35 AFVシリーズ No.06629 )」です
●現用ソ連軍(ロシア軍)及び東欧諸国などの戦車に装備している地雷除去装置「KMT-6」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●現用ソ連軍(ロシア軍)の戦車のキットへと装着することで、車体前部から地雷除去装置を大きく突き出した、より迫力を増した姿を楽しめる内容となっています
●トランペッター社製「ロシア T-62 主力戦車 Mod.1975 w/KMT-6」に含まれている「KMT-6」のランナーを抽出、別売としたものです
【 「地雷除去装置 KMT-6」について 】
●地雷は戦車にとって最大の脅威の一つで、地雷原に入った戦車部隊は身動きの取れない状態となり、事実上戦闘能力を喪失することになります
●第2次世界大戦は大量の地雷が使われた戦争となり、地雷原の設置により進撃が完全にストップしてしまうことも少なくありませんでした
●このため、機甲部隊の進撃の際には必ずと言っても良いほど、工兵が随伴しており、地雷原に入った時は、この工兵が地雷を撤去した後に、進撃を続けるという方法を採りました
●しかし、この工兵による地雷除去作業はかなりの時間を要するもので、その間は進撃が停止し、機動力を活かす機甲部隊の運用としては望ましいものではありません
●そこで、戦車自体に地雷除去能力を持たせることが各国の軍隊で命題となり、様々な形態の地雷除去装置が登場しています
●最初に登場したのがローラータイプで、地雷の爆発に耐えうる大型のローラーを戦車の前に装着、これによって地雷原を啓開する方式でした
●次に登場したのが、車体の前に巨大な鋤「マインプラウ」を装着する方法で、地中に埋まった地雷を掘り起こし、これによって出てきた地雷は随伴する工兵によって処理するシステムとなっています
●この「マインプラウ」は、作業中に地面の抵抗を受けるため戦車の履帯幅の大きさ程度のものしか装着することが出来ず、前方に展開する数両の戦車が「マインプラウ」を装着して進撃路を啓開、後続車両はこの戦車の轍を辿って前進します
●ソ連軍では、この「マインプラウ」方式の地雷除去装置として「KMT-6」を開発、戦車部隊へと支給し、必要に応じて数両の戦車に装着して運用しています
●この「KMT-6」は地雷への有効性からソ連崩壊後のロシア軍や旧東側諸国で広く使用が続けられ、戦車部隊にとって重要な装備品の一つとなっているのです
【 「KMT-6 マインプラウ」のキット内容について 】
●この現用ソ連軍(ロシア軍)及び東欧諸国などの戦車に装備している地雷除去装置「KMT-6」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●細分化したパーツ構成により、「KMT-6」の複雑な造りを細かく再現した内容となっています
●「KMT-6」は、左右個別に「鋤」「アーム」の2ブロックで構成しています
・ 「鋤」は上下に分割したパーツで再現、各ツメは個別にパーツ化しています
・ 「アーム」は1フレームごとに個別にパーツ化、組み合わせて接着することでアーム全体を完成させます
●「KMT-6 マインプラウ」のパーツ数 : 50点
【 「KMT-6 マインプラウ」のパッケージ内容 】
・ KMT-6 地雷除去装置 ×1
・ 組立て説明書 ×1