グランドパワー 2016年3月号
グランドパワー 2016年3月グランドパワー 2016年グランドパワーM24 チャーフィー 資料2016年1月発売模型関係月刊誌AMX-30 戦車AMX-30系列車輌GCT AuF1 155mm 自走砲M24 チャーフィーセンチュリオン戦車T-40 軽戦車
「グランドパワー 2016年3月号 (雑誌) (ガリレオ出版 月刊 グランドパワー No.262 )」です
(2016年1月27日発売)
●第1次世界大戦から現代に至るまでの戦闘車両をピックアップして、キャプションのついた写真や線図イラストとともに深く掘り下げて解説する「月刊 グランドパワー」です
●「グランドパワー 2016年3月号」では、フランスの戦後第2世代戦車「AMX-30」を特集、その開発の道程から各種派生型までを幅広く解説します
【 「グランドパワー 2016年3月号」について 】
■特集 : AMX-30の開発と構造
●第1次大戦以降、陸軍大国として優れた戦車技術を持ちながら、独仏戦においてドイツに破れたフランスの戦車開発技術は一旦白紙の状態になってしまいました
●また、ドイツ軍が示した戦車の用兵は、フランス戦車の思想とは掛け離れ、さらに第2次世界大戦時中に戦車技術は大きく発展し、従来のフランスの戦車技術は全くの時代遅れとなってしまいます
●戦後のフランス戦車の開発は、大戦時のドイツ戦車の影響を色濃く残し、当初作られた試作車は、フランス的な革新性は持つものの、ドイツ戦車のコピーに過ぎませんでした
●また、フランスと西ドイツは、アメリカから戦車を供与されていましたが、早々に旧式化するのは明らかであり、さらに両国の戦車思想が大戦時の戦訓から機動性を重視する傾向にあり、新型戦車の開発はフランスと西ドイツとの共同で行うことを決定します
●しかし、この共同開発は、両国の思想のズレから独自開発へと変更、1960年代中頃にフランスは「AMX-30」、西ドイツは「レオパルト 1」という戦後第2世代戦車を開発します
●「AMX-30」は、最大装甲80mm厚という、大戦時の中戦車程度の装甲でしたが、避弾経始を重視した流れるようなフォルムを有し、当時の同クラスの戦車と比べても見劣りしない防御力を備えていました
●機動性を重視した「AMX-30」は、最高速度65km/hと、当時のアメリカ製戦車やソ連製戦車を凌駕する機動力を持ち、これは装甲を厚くして車体を守るというアメリカやソ連の戦車思想とは異なるものでした
●そして、「AMX-30」の小ぶりに見える外観とは裏腹に、車内容量とエンジン出力にまだ余裕があったため、後々改良型の発展に大きく寄与することになります
●「AMX-30」は、改修を繰り返しながら、誕生後半世紀にもなる現在に至るまで運用されており、輸出面では「レオパルト 1」に水をあけられたものの、西側戦車を代表する存在となったのです
●今月の「グランドパワー 2016年3月号」では、このフランスの戦後第2世代戦車「AMX-30」を特集、誕生までの道程と、その後の発達、そしてその構造を詳しく解説します
●構造では、独自の装備となる「105mm戦車砲 F1」、同軸で対空射撃も可能な「20mm機関砲」、視察能力の高い車長キューポラ、照準装置などを解説、主砲砲弾の変更の経緯なども紹介します
●主力戦車としては戦後初のフランス戦車ながら、大戦時の戦訓を十分に採り入れながら革新性に溢れた主力戦車「AMX-30」、これまで資料に恵まれなかった同車を深く解剖した内容となっています
【 「グランドパワー 2016年3月号」の内容目次 】
●平成28年度 年頭訓練 第7師団 第71戦車連隊
●第73戦車連隊の年初訓練
●平成28年度第1空挺団降下訓練始め
●「AMX-30」シリーズ in Color
●「AMX-30」の開発と構造
●「センチュリオン Mk.1」~「センチュリオン Mk.3」イラスト集
●マニュアルで見る「M24」軽戦車 その9
●韓国戦争記念館の展示車両
●軽戦車の系譜 (16) 水陸両用戦車 その11 (最終回)
【 「グランドパワー 2016年3月号」の内容について 】
■巻頭カラーページ (16ページ)
●2016年1月に実施された陸上自衛隊の「第71戦車連隊」「第73戦車連隊」「第1空挺団」の3部隊の訓練始めの様子を収録しています
・ 「第71戦車連隊」では、雪原での「90式戦車」の隊列行進
・ 「第73戦車連隊」では、「90式戦車」の実弾射撃
・ 「第1空挺団」では、空挺降下の他に、「10式戦車」などが参加した模擬戦闘
などを掲載
●後半は、「AMX-30」シリーズ in Colorとして、「AMX-30」シリーズのカラー写真を収録しています
■「AMX-30」の開発と構造 (66ページ)
●第2次大戦後にフランスが開発した主力戦車「AMX-30」を特集
●開発の経緯、西ドイツとの共同開発の状況、西ドイツが開発した「レオパルト 1」との競合試験、生産状況を解説します
●構造は、車体、機関、走行装置、砲塔、武装の各項目に分けて詳細に解説
●「AMX-30」シリーズの各タイプとして、「AMX-30S」「AMX-30B2」、輸出型の「AMX-30B」「AMX-32」「AMX-40」「AMX-30 爆発反応装甲装着型」とともに、フランスと各国で行なわれた近代化改修計画も解説します
●派生型としては、「AMX-30D 戦車回収車」「155mm自走榴弾砲 Au-F1」シリーズ、「AMX-30対空戦車 DCA」「AMX-30R ローラン自走対空ミサイル車」「AMX-30 対空ミサイル車 シャヒネ」「AMX-30 自走核ミサイル搭載車 プリュトン」「架橋戦車」「戦闘工兵車 EBG」などを写真を交えて紹介します
●後半は、「AMX-30」写真集として、「AMX-30B」を中心として演習時の写真や車体内部の写真などを収録しています
■センチュリオン Mk.1」~「センチュリオン Mk.3」イラスト集 (15ページ)
●「センチュリオン Mk.1」~「センチュリオン Mk.3」を、当時のマニュアルに掲載していたイラストを使用して車体構造を紹介します
■マニュアルで見る「M24」軽戦車 その9 (7ページ)
●アメリカ陸軍が1951年に製作した軽戦車「M24」のマニュアルより、今回は照準器と照準器内部のレチクルの様子などを中心に収録しています
■韓国戦争記念館の展示車両 (16ページ)
●ソウルの韓国戦争記念館の展示車両を写真で紹介
●朝鮮戦争時の「T-34/85」「M4A3E8」「M36」「M46」をはじめ、韓国軍が運用した「M47」「M48」「M113」「LVTP-7」、そして主力戦車「K-1」などを収録
●ベトナム戦争時の車両として「59式戦車」「BM-13」「M56自走砲」なども掲載しています
●また、捕獲した北朝鮮の高速艇の写真も収めています
■軽戦車の系譜 (16)水陸両用戦車 その11 (最終回) (18ページ)
●ソ連軍の水陸両用戦車の開発史の最終回となる第11弾です
●今回は、ソ連軍の水陸両用戦車としての最終型である「T-40」にスポットを当て、装強化型である「23mm機関砲塔載型」「20mm戦車砲搭載型」「BM-8-24 ロケット搭載型」などの派生型を解説します
●「T-40S」と「T-30」の戦歴も収録
●また、中戦車クラスの水陸両用戦車として、「BT戦車」を大型化した装輪装軌式水陸両用戦車「PT-1」とその発展型「PT-1A」も解説します
【 「グランドパワー 2016年3月号」の仕様 】
●版型 : B5版
●全144ページ / モノクロ写真133枚、カラー写真32枚収録
●発行日 : 2016年3月1日
●コード : 4910135010361