日本特別掃海隊 駆特 (2隻入り)
「日本特別掃海隊 駆特 (2隻入り) (プラモデル) (シールズモデル 1/350 プラスチックモデルシリーズ No.SMP3502 )」です
●朝鮮戦争時における日本の海上保安庁の掃海艇「駆潜特務艇」を1/350スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●「駆潜特務艇」を2隻分セットしています
●国際貢献と日本の独立のために、朝鮮半島などで掃海作業に従事した海上保安庁の掃海艇「駆潜特務艇」を再現、旧海軍の「駆潜特務艇」をベースに「掃海艇」の装備を施した、小型の木造船の独特のシルエットを再現した内容となっています
●シールズモデル製「日本海軍 駆潜特務艇 第1号型 (2隻入り)」をベースとして、海上保安庁仕様を再現するために、武装類を省き、メタル製の「3式掃海具浮き標」のパーツなどを追加したバリエーションキットです
【 「海上保安庁の掃海作業」について 】
●太平洋戦争後期、日本の主な港湾はアメリカ軍の航空機や艦艇により大量の機雷が敷設され、戦争末期になると出航もままならぬ海上への出口を封鎖された状態となってしまいました
●敗戦後、日本海軍は解体されてしまいますが、日本を取り巻く機雷の除去は復興に欠かせず、「掃海部隊」のみは存続し、この掃海部隊は後に海上保安庁の一機関へと編成されます
●海上保安庁の掃海部隊は、旧海軍が建造した「駆潜特務艇」を主力とし、木造のこの船は磁気機雷の感応から免れることができ、本来の武装を取り外して、掃海具を搭載して掃海作業に従事していました
●1950年、「朝鮮戦争」が勃発、北朝鮮軍により大韓民国側の港湾には機雷封鎖が行われ、これに手を焼いた国連軍は海上保安庁の掃海部隊に着目します
●海上保安庁の掃海部隊は、終戦から長年掃海作業を行っていたため、掃海の技量は世界でもトップクラスであり、その力量を把握していた国連軍は日本政府に朝鮮半島への派遣を打診しました
●当事の日本はアメリカの占領下で、講和条約締結前という立場であり、当事の首相「吉田茂」は国際貢献と国際的な地位獲得のために掃海部隊の派遣を決定、「日本特別掃海隊」が編成され、朝鮮半島の主要な港湾の掃海作業に従事します
●触雷による殉職者を出しながらも、「日本特別掃海隊」は掃海作業に活躍し、国連軍から高い評価を獲得、国連軍の活動に大きく寄与したのでした
【 「日本特別掃海隊 駆特 (2隻入り)」のキット内容について 】
●この海上保安庁の掃海艇「駆潜特務艇」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●艦船モデルに特化した模型メーカー「シールズモデル」のリサーチ力と深い造詣により海上保安庁の「駆潜特務艇」を再現、装備やディテールはもとより、木造船の木目彫刻などビックスケールを活かした解像力を施した内容となっています
●船橋前部に避難室を設けた「掃海船」と、避難室のない「巡視船」とを選択して作製することができます
・ 「掃海船」として搭載する「3式掃海具浮き標」は1隻分をセットしていますので、本キットは「掃海船」と「巡視船」1隻ずつ、もしくは「巡視船」2隻を製作することが可能です
●喫水線から下の部分も再現したフルハルモデルです
●「駆潜特務艇」は、「船体」「上甲板」「船橋などの構造物」「掃海具などの艤装類」の各ブロックに分割した構成となっています
●各ブロックをそれぞれ個別に組み立てて、上甲板、構造物と艤装類を船体ブロックへと取り付けて完成させます
●船体は左右に分割したパーツで構成、「舵」と「デッドウッド」を一体成型化しています
・ 船体表面には、木造船ならではの木目をスケールに沿った極めて繊細なモールドで再現しています
・ 船体側面には、「舷窓」「錨」などのディテールをモールドにて再現
・ 「スクリュー」は別パーツ化しています
●甲板は一体成型のパーツで再現
・ 甲板上には木甲板表現の他に、「上部構造物基部」「昇降口」「ボラード」などをモールドで再現しています
「駆潜特務艇」の上部の構造物は下記のようなパーツで構成されています
●船橋
・ 船橋は、各パネルを箱組み状に貼り合せて作製します
・ 各パーツ表面には木パネル構造をモールドで再現
・ 「船橋窓枠」は、窓の部分を一段凹んだ状態で再現し立体感を演出しています
・ 船橋の「窓」「扉」「配管」などをモールドで再現
・ 船橋に装備する「探照灯」(×1)、「測距儀」(×1)などを別パーツ化
●マスト
・ マストは単檣型で、一体成型のパーツで再現しています
●煙突
・ 煙突は左右に分割したパーツで構成、トップは別パーツとなっています
・ 煙突前部の「副管」は別パーツ化
●避難室(掃海船)
・ 船橋前部の避難室は、各パネルを箱組み状に貼り合せて作製します
・ 避難室側面には「扉」や「梯子」などをモールドで再現
・ 避難室上部に装備する、「通気筒」(×1)を別パーツ化
●補給庫
・ 船橋後部の補給庫は前後に分割したパーツで再現
●内火艇、カッター及びボートダビッド
・ 小型カッター(×1)が付属
●その他の艤装を再現したパーツとして
・ 船尾旗竿
・ 通気筒
・ 錨巻き上げ機
・ 3式掃海具浮き標(メタルパーツ)
・ 掃海索(紐)
などが付属しています
●フルハル状態で展示するディスプレイスタンドが付属しています
●掃海船の船番号、巡視船の船番号などを再現したデカールが付属
・ 1950年 朝鮮戦争 日本特別掃海隊 (第95・66部隊) 第1次掃海隊/第2次掃海隊 所属艇
・ 「MS01」「PS01」などの船番号、艦首の船番号を半分消した状態、艦橋の処分機雷マークなどをデカールで再現しています
●海上保安庁の旗、日章旗、信号旗を再現したペーパーシートが付属しています
【 「日本特別掃海隊 駆特 (2隻入り)」のパッケージ内容 】
・ 海上保安庁 駆潜特務艇 (掃海船と巡視船とを選択可能) ×2
・ ディスプレイスタンド ×2
・ メタルパーツ ×10
・ 紐 ×1
・ デカールシート ×1
・ ペーパーシート ×1
・ 組立て説明書 ×1
●2015年 一部新金型