ドラゴン アメリカ M60A2 スターシップ 1/35 Modern AFV Series 3562 プラモデル

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アメリカ M60A2 スターシップ

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8,580円 7,722円(税込)

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「アメリカ M60A2 スターシップ (プラモデル) (ドラゴン 1/35 Modern AFV Series  No.3562 )」です


●冷戦時代におけるアメリカ陸軍の主力戦車「M60A2」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット

●ミサイルと砲弾を併用可能な「152mmガンランチャー」装備の新世代戦車として注目を浴びた「M60A2」を再現、短砲身の主砲と、前面投射面積を極力絞った、当時としては先進的なフォルムを再現した内容となっています

【 「M60A2 主力戦車」について 】


●1950年代に登場した「対戦車ミサイル」はその後発展を続け、1960年代には対戦車兵器としての地位を確立し、中東戦争になるとソ連製の対戦車ミサイル「AT-3 サガー」がイスラエル軍の戦車部隊に大きな損害を与えるほど、対戦車兵器として有用なもへと成長しました

●1発の「対戦車ミサイル」により、生産と運用コストの高い戦車が撃破されてしまう事実は、ある種のカルチャーショックを引き起こし、有識者の間で「戦車不要論」を本気で論じるほどにもなりました

●多くの国の軍隊では、単一目的しか持たない「対戦車ミサイル」が多目的兵器である戦車を超えることはできないものと冷静な判断を下しましたが、アメリカ軍はこの「対戦車ミサイル」を高く評価します
●ただ、やはり「対戦車ミサイル」は装甲車両には有効なものの、対人目標などへの有効性が低く、またミサイルは砲弾よりも遙かに単価が高くなり、「対戦車ミサイル」と砲弾とを併用できる火砲の開発が行わることになります
●この結果、誕生したのが「152mmガンランチャー M162」で、この砲は通常弾(榴弾)の他に 「対戦車ミサイル MGM-51 シレイラ」を発射することができました

●「152mmガンランチャー M162」の登場は、アメリカ軍の装備体系に大きな影響を与え、西ドイツと共同開発を行っていた「MBT70」や、「M551 軽戦車」へと装備を行います
 ・ 「MBT70」では、滑腔砲の搭載を主張する西ドイツと、「152mmガンランチャー M162」の搭載を主張するアメリカとの溝は埋まらず、「MBT70計画」破綻の要因の一つとなりました

●当然ながら、当時アメリカ陸軍の新鋭主力戦車であった「M60」シリーズにもこの「152mmガンランチャー M162」を搭載することが行われ、「M60A1E1」「M60A1E2」という試作車を経て1960年代後半に誕生したのが「M60A2」です
 ・ 「M60A2」では、「152mmガンランチャー M162」の装備の他に、砲塔を一新して、前面投射面積を極力絞った形状へと変更、防盾部分の装甲を強化したことから高い防御力を持っていました
 ・ 砲手と装填手は、砲塔両脇のハッチから直接砲塔バスケット部分に入る形となり、砲弾の大型化に伴い弾薬収納スペースも拡大したため、アメリカ戦車としては乗員スペースが狭くなっています

●主力戦車で「対戦車ミサイル」と砲弾を併用する「M60A2」の出現は、各国の戦車開発陣や戦車部隊の兵士などに大きな衝撃を与え、近未来的なデザインも相まって、「M60A2」は新世代の戦車として評価されました

●「M60A2」は、1973年から量産が始まり、当時最前線であった西ドイツに展開する部隊に順次配備が進んで行きます
●しかし、世間一般の評価とは裏腹に、「M60A2」は運用する兵士達から酷評される戦車となってしまいます
 ・ 当時の「対戦車ミサイル」は、「撃ちっ放し」ではなく、目標に到達するまで照準を続けなければならず、飛翔速度が遅い対戦車ミサイルは通常の戦車砲と比べて発射速度は大幅に低下し、戦車兵(特に砲手)にとっては忸怩たるものがありました
 ・ また、同様に、照準中に戦車を移動させることができず、機動力を重視する戦車にとっては大きな欠点となっています
 ・ そして、何よりも問題だったのは、照準器や「対戦車ミサイル」を含めた「152mmガンランチャー M162」のシステムの整備がかなり厄介だったことで、「M60A2」はあまりにも使い難い戦車だったことから戦車兵からは「スターシップ」(宇宙船のように未来的だが、複雑すぎて扱いに困るという意味)という名称で呼ばれるようになりました

●このため、「M60A2」の運用は短命に終わり、1981年には全車退役、車体は「M60」シリーズの派生車両として再生されました

●「M60A2」は革新的な戦車で、「152mm砲」という強力な火力と「対戦車ミサイル」の能力を兼ね備えた、戦車の新しい時代の到来を予感させるものでしたが、兵器として最も大切とも言える「汎用性」に欠け、これが「M60A2」を運命を決定付けることになったのでした


【 「アメリカ M60A2 スターシップ」のキット内容について 】


●このアメリカ軍の主力戦車「M60A2」を再現したプラスチックモデル組立キットです

●ドラゴン社の現用車両シリーズのフォーマットにのっとり、ディテール再現を重視しながらもパーツ数を抑えて「M60A2」を再現した内容となっています

●車体、砲塔などを新規に作り起こし、サイバーホビー社製「アメリカ陸軍 M48A3 パットン」から、エンジンデッキ、投光器などのパーツを流用しています


●「M60A2」は、「砲塔」「銃塔」「車体上部」「車体下部」「左右フェンダー」の5ブロックで構成しています

【 砲 塔 】
●中央部のみを上部に突き出した「M60A2」の砲塔形状を再現、表面の鋳造肌や刻印を繊細なモールドで再現しています

●「152mmガンランチャー M162」の砲身は一体成型のパーツで再現、スライド金型を使用して砲口を開口しています
 ・ 「防盾」は上下に分割したパーツで再現、「照準器」は上部パーツに一体成型化しています
 ・ 「防盾」は、完成後も上下に可動させることができます

●砲塔は上下に分割したパーツで再現
 ・ 「砲手ハッチ」「装填手ハッチ」は別パーツ化、開閉状態を選択することができます
 ・ 「砲塔バスケット」は、各パネルを貼り合わせて作製します
 ・ 「砲塔バスケット」のメッシュはエッチングパーツで再現
 ・ 「ベンチレーター」は前後に分割したパーツで再現
 ・ 「スモークディスチャージャー」は、ランチャー及びフレームを一体成型化して再現、それぞれ4パーツで構成しています
 ・ 「投光器」は10パーツで構成、前面のガラス部は枠の部分も含めてクリアパーツで再現しています

【 銃 塔 】
●機銃を横に装備した「M60A2」オリジナルとなる銃塔を再現、表面の鋳造肌を繊細なタッチで再現しています

●銃塔は上下に分割したパーツ構成
 ・ 「機銃」は、「防盾」を含めた一体成型のパーツで再現
 ・ 「車長ハッチ」は別パーツ化、開閉状態を選択することができます
 ・ 「ペリスコープ」及び「ペリスコープガード」はそれぞれ一体成型のパーツで再現

【 車体上部 】
●車体上部は、装甲板表面の荒れを強弱をつけたモールドで再現しています

●車体上部は一体成型のパーツで再現、エンジングリル部は別パーツとなっています
 ・ エンジングリル部は後部パネルも含めて6パーツで再現
 ・ 「操縦手ハッチ」は別パーツ化、開閉状態を選択できます
 ・ 「操縦手用ペリスコープ」はクリアパーツで再現しています
 ・ 「前照灯ユニット」は、前後に分割したパーツで再現、前部はクリアパーツとなっています
 ・ 「排気管」は一体成型のパーツで再現、先端部は開口しています

【 フェンダー 】
●フェンダーは、本体、前後フラップ、フェンダー後部内側の4パーツで構成
 ・ フェンダー支持架は個別にパーツ化、肉抜き穴を再現しています
 ・ フェンダー上の「雑具箱」はそれぞれ一体成型のパーツで再現
 ・ 「エアクリーナー」は、各パネルを箱組み状に貼り合わせて作製します

【 車体下部 】
●「M60」シリーズの特徴となる車体下部の舟形の形状を再現、車体上部とは側面のバルジ部分のトップで分割しています

●車体下部は、バスタブ状となった一体成型のパーツで再現
 ・ 「サスペンションアーム」「ショックアブソーバー」「ダンパー」は別パーツ化されています
 ・ 「下部転輪」は、ホイール部分とホイールのリム部分を含めたゴムの部分に分割したパーツで再現
 ・ 「起動輪」は前後方向で4分割したパーツで再現

【 履 帯 】
●履帯は、表面にシェブロン状の滑り止めが付いたのダブルピン履帯「T97E2」を再現しています
 ・ 履帯は、接着及び塗装が可能なDS素材によるベルト式履帯となっています


●操縦手のペリスコープ、前照灯ユニットの前部、サーチライトの前面部などを再現したクリアパーツが付属
●砲塔バスケットのメッシュを再現したエッチングパーツが付属しています


【 「M60A2」の塗装とマーキング 】
●「M60A2」のマーキングとして、アメリカ軍仕様となる2種類の塗装例が説明書に記載されています
 ・ 所属不明 (1970年代)
 ・ 所属不明 (1970年代)

●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、車体番号などを再現したデカールが付属しています


【 「アメリカ M60A2 スターシップ」のパッケージ内容 】


 ・ M60A2 主力戦車 ×1
 ・ エッチングシート ×1
 ・ デカールシート ×1
 ・ 組立て説明書 ×1


●2016年 一部新金型

ドラゴン 1/35 Modern AFV Series 「アメリカ M60A2 スターシップ」
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