ちび丸艦隊 大鳳
「ちび丸艦隊 大鳳 (プラモデル) (フジミ ちび丸艦隊 シリーズ No.ちび丸-016 )」です
●太平洋戦争時における日本海軍の「航空母艦 大鳳」をノンスケールで再現したプラスチックモデル組立てキット
●曲線ラインのシルエットでデフォルメした日本海軍の航空母艦「大鳳」を再現、簡単に組立て、気楽に楽しくプラモデルを楽しむことができる内容となっています
【 「ちび丸艦隊 大鳳」のキット内容について 】
●航空母艦「大鳳」をデフォルメして再現したプラスチックモデル組立てキットです
●接着剤不要のスナップオンキット、手軽に組立てることができます
・ より確実に組み立てる際には、プラスチックモデル用の接着材の使用をおすすめします
●装甲空母として高い防御力を有し、大型の島型艦橋を装備した航空母艦「大鳳」を、全長約11cmのサイズにギュっと凝縮、曲線ラインでかたどったかわいらしいデフォルメスタイルで再現しています、
●デフォルメしながらも、フジミ社製「特シリーズ」で培ったディテール表現をフィードバック、考証を反映した飛行甲板の木甲板表現、遮風柵などの飛行甲板の細部、眼環を付けたエレベーターの表面、船体の舷窓や各種スポンソンの支柱などのディテールを細やかに再現しており、「エンクローズド・バウ」型の船体を採用しながらも、日本独自の複雑な構造を持つ航空母艦「大鳳」の特徴を再現しています
●船体は軍艦色、艦底部分は艦底色の成型色パーツ、飛行甲板用のシールも付属しており、塗装を行わなくても雰囲気ある仕上がりを楽しむことができます
・ 飛行甲板のシールは、最新の考証に沿った「木甲板」表現と、従来から有力に説なえられていた「ラテックス張り」表現の2種をセット、選択して使用することができます
●飛行甲板にはスケールモデルのような木甲板表現をモールドで再現しており、飛行甲板上の表示線を再現したデカールも付属していますので、本格的な塗装をして楽しむこともできます
●従来の「チビ丸艦隊」シリーズとは異なり、水に浮かべることはできず、ディスプレイ版として楽しむキットとなります
●艦底部分は着脱させることが可能、「フルハルモデル」「洋上モデル」を選択して組み立てる事ができます
●「航空母艦 大鳳」の船体は、「船体部」「艦底部」「飛行甲板部」で構成、これに上部構造物を取り付けて作製します
●船体は、格納庫の側面パネルも含めて一体成型化して再現、格納庫の後部及び後部甲板は別パーツとなっています
・ 船体には、「舷窓」「扉」、舷側の開口部などのディテールをモールドで再現しています
・ 後部甲板には、滑り止めパターンや「アンカーチェーン」「カッター」の一部などの細部をモールドで再現
・ 後部甲板の機銃座は別パーツ化して再現しています
・ 後部甲板部に装備する「内火艇」(×1)、「内火ランチ」(×1)が付属
●艦底部は、ビルジキールを含めて一体成型化したパーツで再現
・ 「デッドウッド」(×1)、「舵」(×1)、「推進軸」(×4)、「スクリュー」(×4)を別パーツ化しています
●飛行甲板は、エレベーターを含めて一体成型化したパーツで再現
・ 「兵員用スポンソン」は飛行甲板に一体成型化して再現
・ 機銃用及び高角砲用の各スポンソン部はブロックごとに別パーツ化しています
・ 飛行甲板の表面には、鉄甲板の滑り止めパターン、木甲板表現、遮風柵、着艦制動装置及び滑走制止装置の基部などをモールドで再現
・ 飛行甲板裏側のトラス構造も立体感あるモールドで再現
・ 飛行甲板の支柱は個別にパーツ化しています
●船体上の各構造物は、「艦橋」「煙突」「主砲」「高角砲」「スポンソン」ごとにブロック化して構成、各ブロックを組立後、「大鳳」の船体上にはめ込む形で取り付けます
●「艦橋」は、3層のパーツで構成
・ 艦橋部分は一段凹んでおり立体感を演出、艦橋窓枠は付属のシールで再現しています
・ 艦橋下部の窓、扉などをモールドで再現しています
・ 艦橋に装備する、「21号電探」(×2)、「94式高射装置」(×1)を別パーツ化
●「煙突」は左右に分割したパーツ構成
・ 煙突トップ部分は開口しています
・ 煙突の支柱は別パーツ化して再現
・ 表面部には、「梯子」などの細部をモールドで再現しています
・ 塗装なしで仕上げるための、煙突先端部分に貼る黒色のシールが付属
●「高角砲」は、スポンソン部に一体成型化したシールド部と、連装状に一体成型した砲身部とで構成
・ 砲口は開口した状態となっています
●「メインマスト」は一体成型のパーツで再現
●「通信マスト」は個別に別パーツ化しています
・ 通信マストは、完成後も起倒させることができます
●スポンソンはブロックごとにパーツ化しています
・ 各スポンソンに装備する3連装機銃は1基ごと個別に別パーツ化
・ スポンソンの一部の支柱は1本ずつ個別にパーツ化しています
●艦載機が付属しています
・ 艦上戦闘機 烈風 ×2
・ 艦上爆撃機 彗星 ×2
・ 艦上攻撃機 流星 ×2
・ 艦載機の機体は一体成型のパーツで再現、スライド金型を使用してプロペラのブレードも再現しています
●その他の艤装類として
・ 錨
・ 艦首、艦尾の旗竿
などをセットしています
●飛行甲板、マストなどに掲げる軍艦旗、煙突先端の黒色部、艦橋窓、艦載機の日の丸マークなどを再現したシールが付属
・ 飛行甲板のシールは、「木甲板」表現と「ラテックス張り」表現の2種をセット、選択して使用することができます
●飛行甲板に描かれた表示線、着艦標識、艦載機の日の丸マークなどを再現した水転写式のデカールも付属しています
●「ちび丸艦隊 大鳳」の完成時のサイズ
・ 全長 : 約11cm
【 「ちび丸艦隊 大鳳」のパッケージ内容 】
・ ちび丸艦隊 大鳳 ×1
・ シールシート×1
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1
●2016年 完全新金型(艦載機の一部を除く)
【 「航空母艦 大鳳」について 】
●日本海軍は、航空母艦「翔鶴型」の建造によって理想的な航空母艦を保有するようになりましたが、演習や自身の航空機運用などから、防御力の低い飛行甲板による航空母艦の脆弱さを認識しており、飛行甲板の一部を強靭な装甲板として防御力を強化した装甲空母「大鳳」の建造を計画、太平洋戦争開戦前の1941年に起工します
・ 装甲化にあたっては、飛行甲板の全面に行なうと艦の重心のバランスに支障が発生するために、装甲板は前後のエレベーター間に限り、必要最低限の発着艦の面積を確保しています
・ また、飛行甲板だけではなく、弾薬庫や機関部などの対弾性の向上、主要部分を3重の構造として魚雷攻撃に対しての防御力も強化するなど、装甲空母に相応しい高い防御力を持っていました
●「大鳳」は1944年3月に竣工、空母機動部隊の主力である第1航空艦隊の旗艦となり、南方において航空部隊の練成に従事します
●1944年6月15日、アメリカ軍がサイパン島に上陸、同島を絶対国防圏としていた日本にとって見逃せない事態であり、日本海軍が艦隊航空戦力の全てを投入した「マリアナ沖海戦」が発生します
●この海戦では、日本海軍は空母9隻を投入、対するアメリカ海軍は15隻の空母を展開させて日本海軍の艦載機を迎え撃ちました
●日本海軍は、先手を取って、空母の艦載機を出撃、これは従来の海戦よりも遙かに勝る大兵力でしたが、レーダーを利用したアメリカ艦載機による迎撃と、新型兵器「VT信管」による対空砲火の凄まじさによって、ほとんど戦果を挙げることができませんでした
●「大鳳」は、第1次攻撃隊を発艦させた直後、アメリカ潜水艦「アルバコア」からの攻撃を受け、1発の魚雷を被雷します
●「大鳳」は魚雷による攻撃に対しても十分な防御力を持ち、その魚雷による直接の損害は軽微でしたが、衝撃により航空機燃料の貯蔵タンクが損傷、気化した燃料が漏れ出します
●この気化した燃料は格納庫内に充満、換気作業も追い付かず、引火によって大爆発が発生し、その短い生涯を閉じたのでした