ドイツ ホルヒ Kfz.12 中型兵員輸送車 & sPzB41 2.8cm ゲルリッヒ砲 歩兵型 w/Sd.Ah.32/2
「ドイツ ホルヒ Kfz.12 中型兵員輸送車 & sPzB41 2.8cm ゲルリッヒ砲 歩兵型 w/Sd.Ah.32/2 (プラモデル) (ブロンコモデル 1/35 AFVモデル No.CB35209 )」です
●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の中統制型兵員車「ホルヒ 901」の「初期型」と「28mm s.Pz.B.41 ゲルリッヒ対戦車砲」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●手頃な大きさの兵員車として、各戦線で将兵の足となって活躍した中統制型兵員車「ホルヒ 901」の「初期型」を再現、ドイツ的な角張ったボディの両側面部に予備タイヤを装備した、独特のフォルムを再現した内容となっています
●ブロンコモデル社製「ドイツ ホルヒ Kfz.12 中型軍用乗用車 初期型」と「ドイツ sPzB41 2.8cm 対戦車砲 歩兵型 w/トレーラー」とをワンパッケージにしたバリエーションキットです
・ 各キットを個別に揃えるよりも価格的にお得な内容となっています
【 「ドイツ ホルヒ Kfz.12 中型兵員輸送車 & sPzB41 2.8cm ゲルリッヒ砲 歩兵型 w/Sd.Ah.32/2」のキット概要 】
●本キットのみで、「ホルヒ 901」の「初期型」が「28mm s.Pz.B.41 ゲルリッヒ対戦車砲」を牽引しているシーンを作製することが可能
●ボディの両側面に予備タイヤを装備した「ホルヒ 901」の「初期型」を再現
●「28mm s.Pz.B.41 ゲルリッヒ対戦車砲」は、通常の対戦車砲と同様の「重量型砲架」に装備した状態を再現
●「ゲルリッヒ対戦車砲」を積載する牽引トレーラー「Sd.Ah.32/2」もセット
●ブロンコモデル社らしい細分化したパーツ構成と高い成型力を駆使し、ディテール再現に重きを置いた内容
●車体内部を再現、機銃の3脚架を装備した状態とすることも可能
●ウィンド、前照灯のガラス部、サイドシールドはクリアパーツで再現
●ステアリングは、前方、左一杯に操舵した状態、右一杯に操舵した状態の3パターンから1種を選択可能
●幌は、展開した状態と畳んだ状態の2種をセット、選択して使用可能
●塗装例は、大戦中期までの各戦線の車両5種を記載、部隊マーク、ナンバープレートなどを再現したデカールが付属
【 「ホルヒ 901 中型兵員車」について 】
●第2次世界大戦の開始前、各国の軍隊ではトラックやスタッフカーなどの車両を軍用に特化して開発するのではなく、民間用の車両を転用するという方法が主流となっていました
●ドイツ軍も他国にならい1930年代中頃まで民間用の車両を転用する方式を採っていましたが、1935年から再軍備化を始めると、兵員数が増大するに従い車両数が急激に増加、結果、様々な車両が混在してしまったため整備や部品供給などが非常に煩雑になってしまう問題が生じました
●また、民間用の車両はあくまでも整地された道路上での運用が前提となっていることから、野戦における運用では耐久性などが不足し、軍用の専用車両が必要となりました
●この問題を解消すべく立案されたのが「アインハイツ計画」で、軍用車両を規格化して開発と生産を行うものでした
・ この「アインハイツ計画」では、車両を「野戦乗用車」「兵員車」「トラック」などにカテゴリー分けし、これをさらに「軽」「中」「重」というクラスで分け、その規格に基づいて各メーカーが生産を行いました
・ 「アインハイツ計画」では、開発と生産とを1つのメーカーで行うのではなく、工場の規模や他の車両の生産の関係から、生産を他のメーカーに割り振る場合も少なくありませんでした
・ この「アインハイツ計画」と後の「シェル計画」によって生み出された車両は、原則的に「統制型」という名称が付けられています
●この「アインハイツ計画」に基づき、「中」クラスの兵員車としてホルヒ社が開発、1937年から生産を始めたのが中統制型兵員車「ホルヒ 901」で、V型8気筒の80馬力のガソリンエンジンを搭載、整地路では最高速度90km/hで走行することができました
●また、予備タイヤが車体の両側面に装備され、これを利用して不整地上でも車体が地面と接触しないような工夫がされています
・ この「ホルヒ 901」の生産には、後に「オペル」社が加わっています
●ただ、この予備タイヤの装備は車内容積を狭くし、乗車定員は4名に過ぎませんでしたが、後には予備タイヤを廃止して定員を増やしたタイプや、無線機搭載型、スタッフカータイプなども開発しています
・ 本キットの表記となる「Kfz.12」は、主に用途を示すためのドイツ軍内の名称であり、何も装備していない「ホルヒ 901」は兵員車を示す「Kfz.12」、無線機搭載型は「Kfz.15」、密閉型のキャビンを持つ無線機搭載型は「kfz.17」などとなります
●中統制型兵員車「ホルヒ 901」は、ドイツ将兵の足となって各戦線で活躍、ドイツ電撃戦を支えた車両の一つとなりました
●しかし、「ホルヒ 901」は戦前に立案された「アインハイツ計画」から誕生した車両であったため、性能は良いものの戦時車両としては贅沢な構造になっており、「ホルヒ」社では1940年、後に生産に加わった「オペル」社では1943年に生産を停止しています
●もっとも、生産停止後もその優れた性能から「ホルヒ 901」は広く使用され、熱砂の北アフリカ戦線から酷寒の東部戦線に至るまで、ドイツ将兵から絶大な信頼を得たのでした
【 「ドイツ ホルヒ Kfz.12 中型兵員輸送車 & sPzB41 2.8cm ゲルリッヒ砲 歩兵型 w/Sd.Ah.32/2」のキット内容について 】
●ドイツ軍の中統制型兵員車「ホルヒ 901」の「初期型」と「28mm s.Pz.B.41 ゲルリッヒ対戦車砲」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●ブロンコモデル社のディテール再現力と高い成型技術を用いて「ホルヒ 901」の「初期型」と「28mm s.Pz.B.41 ゲルリッヒ対戦車砲」を再現、細分化したパーツ構成により、複雑な足周り、シャーシのフレーム構造、車体上の装備品類などを詳細に再現しており、ディテールの再現に重きを置いた内容となっています
・ 小型のソフトスキン車両、そして小型の火砲としてはかなりのボリュームがありますので、中級者以上のユーザーを対象としたキットとなります
●ブロンコモデル社製「ドイツ ホルヒ Kfz.12 中型軍用乗用車 初期型」と「ドイツ sPzB41 2.8cm 対戦車砲 歩兵型 w/トレーラー」とをワンパッケージとしたものです
●各キットの詳細は個別ページを参照して下さい
【 「ドイツ ホルヒ Kfz.12中型兵員輸送車 + PzB41ゲルリッヒ 対戦車砲歩兵型」のパッケージ内容 】
・ ホルヒ 901中統制型兵員車 初期型 ×1
・ 28mm s.Pz.B.41 ゲルリッヒ対戦車砲 (重量型砲架タイプ) ×1
・ 牽引トレーラー Sd.Ah.32/2 ×1
・ アクセサリーパーツ 一式
・ エッチングシート ×2
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1