ズベズダ T-35 ソビエト重戦車 1/35 ミリタリー 3667 プラモデル

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T-35 ソビエト重戦車

販売価格

5,500円 4,950円(税込)

購入数 SOLD OUT

「T-35 ソビエト重戦車 (プラモデル) (ズベズダ 1/35 ミリタリー  No.3667 )」です


●第2次世界大戦初期におけるソ連軍の重戦車「T-35」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット

●本格的に量産が行われ、実戦にも投入された多砲塔の重戦車「T-35」を再現、巨大な車体に5つの砲塔(銃塔)を装備した、重量感に満ちた迫力あふれる姿を再現した内容となっています

【 「T-35 ソビエト重戦車」のキット概要 】


●ミニスケールで実証してきたズベズダ社ならではのセンスある造型と、1/35スケールとしては標準的なパーツ構成
●実車の雰囲気を反映させるよう、パーツ表面のモールドは繊細なタッチの彫刻とシャープな彫刻とを部位によって使い分けて造型
●主砲塔の内部構造も再現
●副砲塔と銃塔の、砲尾もしくは機銃の機関部を再現
●副砲塔以外の各ハッチは開閉状態を選択して作成可能
●前照灯のガラス部を再現したクリアパーツが付属
●履帯は「T-35」用のシングルピン履帯をプラスチック製パーツで再現、前後の曲線部分のみを1枚ずつ分割した一部連結式
●塗装例は、ソ連軍仕様2種、国籍マークや砲塔のラインなどを再現したデカールが付属

【 「T-35 重戦車」について 】


●第1次世界大戦時、世界初の近代戦車として誕生したイギリス軍の「Mk.1 菱形戦車」は、陸上軍艦としてイギリス海軍が開発したもので、この陸上軍艦型の「重戦車」と小型の「軽戦車」の2つのカテゴリーを中心に第1次世界大戦後の戦車開発は進められていきました

●重戦車開発の頂点として1925年に登場したのがイギリスの「A1E1 インディペンデント」で、この多砲塔戦車は巨大な車体に5つの砲塔を装備し、展示演習において軽戦車を従えるように突き進む姿は各国の軍関係者に大きなインパクトを与えました

●ちょうどその頃、ソ連軍は革命の混乱期を脱して軍の近代化を進めていた時期であり、「A1E1 インディペンデント」に深い感銘を受けた首脳部は購入を打診、しかし、イギリスから断られてしまいます
●やむなく、ソ連軍では自国での多砲塔戦車の開発を開始、「A1E1 インディペンデント」を模した5つの砲塔を持つ「T-35 重戦車」と、それよりもコンパクトな車体の「T-28 中戦車」の開発を同時進行で進めました

●「T-35」は、2両の試作車を経て1933年に制式化されます

●「T-35」は、車体中央部の戦闘室を囲む形で砲塔を集中的に配置し、中央部に「16.5口径 76.2mm戦車砲」を搭載した主砲塔、「42口径 45mm戦車砲」を装備する副砲塔と、機銃を装備した銃塔を1基ずつ主砲塔の前後に配置しています
●これら多くの武装を操作するため「T-35」の乗員には11名を必要とし、重量は45tにも達しています
●エンジンには500馬力のガソリンエンジンを搭載、最高速度は30km/hに達し、多砲塔重戦車の中では遅い速度ではありませんでしたが、重量のかさんだ車体はトランスミッションなどの駆動系への負担が大きくなり、常に機械的不調を抱える戦車となってしまいます
●また、豊富な武装を備えた反面、重量の問題から軽戦車なみの装甲しか備えることができず、迫力あるフォルムとは裏腹に防御面は頼りないものとなってしまいました

●ソ連軍首脳部の期待を背負う形で登場した「T-35」ですが、生産コストが高く、かつ、生産工程も煩雑なため、生産数は年間10両程度で、第2次世界大戦の開戦時には61両が完成するにとどまっています

●1939年の「フィンランド戦」では、同じ多砲塔戦車である「SMK」や「T-100」を実験的に戦場に投入してみますが、このような多砲塔戦車は実際の運用は難しく、その戦果も微々たるものであったため、多砲塔戦車の評価は一気に低下してしまいました

●「独ソ戦」が開始すると、「T-35」は実戦に投入されますが、懸念していた駆動系の故障が多発、戦う以前に放棄されてしまう車両も少なくありませんでした
●また、実際の戦場では巨大な「T-35」は非常に目立つ存在となり、いわば的としてドイツ軍からの砲火が集中し、それに耐え得る防御力を持っていなかったために多くの車両が撃破されてしまう結果となってしまいます

●このように「T-35」が経験した実戦は散々なものでしたが、多くの砲塔を装備して周囲の敵を掃討しながら進むという、多砲塔の重戦車を具現化して量産、そして実戦に投入した唯一の車両であり、大戦間において話題となった戦場を制する夢の兵器「陸上軍艦」の一つの到達点に登り詰めた存在だったのです

T-35 ソビエト重戦車の商品画像

【 「T-35 ソビエト重戦車」のキット内容について 】


●このソ連軍の多砲塔重戦車「T-35」を再現したプラスチックモデル組立キットです

●ズベズダ社が1/72スケールなどで培ったセンスある設計力と成型技術に基づき「T-35」を再現、巨大で複雑な構造をパーツの細分化によって再現するのではなく、実車の構造を踏まえた適度なパーツ分割と、パーツ上のモールドを主体としたディテール再現により「T-35」を再現した内容となっています

●主砲塔の内部も再現しています


●「T-35」は、「主砲塔」、「副砲塔」(×2)、「銃塔」(×2)、「車体上部」「車体下部」の7ブロックで構成しています

【 主砲塔 】
●天板部に星のマークをプレス加工した「T-35」の円形状の砲塔形状を再現、視察口、リベットなどのディテールを強弱を付けたモールドで再現しています

●「16.5口径 76.2mm戦車砲」の砲身は一体成型のパーツで再現、スライド金型を使用して砲口を開口しています
 ・ 「揺架」は、本体と装甲カバーとで構成、それぞれ前後に分割したパーツで再現しています
 ・ 「防盾」は一体成型のパーツで再現
 ・ 砲塔の「装甲カラー」部も一体成型のパーツで再現しています
 ・ 「防盾」は、完成後も上部に可動させることができます

●砲塔は、左右及び天板の3パーツで構成
 ・ 上部ハッチは別パーツ化し、開閉状態を選択できます
 ・ 天板の「ペリスコープ」も別パーツ化して再現
 ・ 砲塔前部の機銃と機銃マウントはそれぞれ一体成型のパーツで再現
 ・ 鉢巻式アンテナは、基部も含めた一体成型のパーツで再現

●主砲塔内部を再現、以下のパーツで構成しています
 ・ 砲塔バスケット
 ・ 砲塔リング
 ・ 各座席
 ・ 砲尾
 ・ 砲架
 など

【 副砲塔 】
●円柱状の本体に防盾の張り出し部を設けた独特の副砲塔形状を再現、視察口はヌケた状態で開口しており、表面のリベットなどのディテールを繊細なモールドで再現しています

●「42口径 45mm戦車砲」の砲身は、前後方向に3分割したパーツで再現、砲口を開口しています
 ・ 「防盾」は一体成型のパーツで再現、照準口などを開口しています
 ・ 「同軸機銃」も一体成型のパーツで再現、機関部も再現しています
 ・ 「砲尾」及び「防危板」などの内部構造も再現
 ・ 「防盾(砲身)」は、完成後も上下に可動させることができます

●砲塔は、左右及び天板、砲塔リングの4パーツで構成
 ・ 上部ハッチは別パーツ化、左右の各ハッチが繋がった状態で成型して再現
 ・ 砲塔上部の「吊り下げフック」「ベンチレーター」を別パーツ化して再現

【 銃 塔 】
●左右非対称の1人用の銃塔形状を再現、視察口はヌケた状態で開口しており、リベットなどのディテールを繊細なモールドで再現しています

●銃塔は、左右及び天板、前面パネルの4パーツで構成
 ・ 上部ハッチは別パーツ化、開閉状態を選択できます
 ・ 「吊り下げフック」は別パーツ化して再現
 ・ 機銃は機関部も含めた一体成型のパーツで再現、上部のドラム弾倉は別パーツ化しています

【 車体上部 】
●中央部に砲塔を集中させた「T-35」独特の車体上部レイアウトを再現、薄い装甲しか持たない「T-35」らしく、表面のボルトやパネルラインなどの細部は繊細なタッチのモールドで再現しています

●車体上部は、フェンダーを含めた一体成型のパーツで再現
 ・ 車体前部パネル、エンジンデッキパネルなどは別パーツ化しています
 ・ 「エンジンデッキカバー」は一体成型のパーツで再現
 ・ 「エンジングリル」は、天板と左右の給排気口とで構成、給排気口の異物混入防止ネットはモールドで再現しています
 ・ 「戦闘室」は、各パネルを箱組み状に貼り合せて作製します
 ・ 「スポンソン」は、それぞれ3パーツに分割したパーツで再現
 ・ 「前照灯」は、前後に分割したパーツとカバーとで構成、ガラス部はクリアパーツで再現しています
・ 車載工具類は個別にパーツ化、それぞれ固定具をパーツとともに一体成型した状態となっています

【 車体下部 】
●車体下部は、バスタブ状に一体成型となったパーツで再現
 ・ サスペンションユニットは、前後に分割したパーツで再現しており、「コイルサスペンション」「下部転輪」などを挟んで接着することで作製します
 ・ 「起動輪」「誘導輪」「上部転輪」「下部転輪」は前後に分割したパーツで再現

●サイドスカートは、フレーム部分を一体成型のパーツで再現、これに1枚ずつパーツ化したスカートパネルを貼り付けて作製します

【 履 帯 】
●履帯は「T-35」用のシングルピン履帯を再現しています
 ・ 履帯は、一部連結式となっています
 ・ 上下の直線部は繋がった状態のパーツ、前後の曲線部は1枚ずつに分割したパーツで構成しています

●前照灯のガラス部を再現したクリアパーツが付属しています


【 「T-35」の塗装とマーキング 】
●「T-35」のマーキングとして、ソ連軍仕様となる2種類の塗装例が説明書に記載されており、国籍マーク、砲塔上部の帯などを再現したデカールが付属しています


【 「T-35 ソビエト重戦車」のパッケージ内容 】


 ・ T-35 重戦車 ×1
 ・ デカールシート ×1
 ・ 組立て説明書 ×1


●2016年 完全新金型



詳しくは、コチラより、ご利用ガイド

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