SU-152 ソビエト自走砲
「SU-152 ソビエト自走砲 (プラモデル) (ズベズダ ART OF TACTIC No.6182 )」です
●第2次世界大戦時におけるソ連軍の重自走砲「SU-152」を1/100スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●大口径の主砲による絶大な破壊力から「野獣殺し」という異名を持つ重自走砲「SU-152」を再現、「KV-1S」の車体をベースに巨大なマズルブレーキを備えた主砲を搭載した、迫力あるフォルムを再現した内容となっています
【 「SU-152」について 】
●ソ連軍は第2次世界大戦前より、大口径砲を装備した砲戦車や自走砲の開発を行っており、独ソ戦の開戦後は、ドイツ軍が装備する「3号突撃砲」を熱心に研究、ドイツ軍の運用だけではなく、捕獲した車両を将来的な自走砲の開発への参考としています
●もっとも、独ソ戦初期のソ連軍には、そのような新型車両を開発する余裕はなく、祖国防衛戦として既存の車両の生産に手一杯の状況でした
●一方、ドイツ軍は1942年末に重戦車「タイガー1」を実戦に投入、従来の戦車とは桁外れに強力な能力を持つ「タイガー1」の登場はソ連軍を驚愕させ、これに対抗できる兵器として重自走砲「SU-152」の開発が始まります
●「SU-152」は、ソ連軍がそれまで自走砲の研究を行っていたことから、開発は極めて短期間で完了し、1943年2月には試作車が誕生、続いて制式化が行われ、量産がはじまります
●「SU-152」は、「KV-1S」の車体をベースとして、重榴弾砲を転用した「ML-20S 152mm榴弾砲」を搭載していました
●この「ML-20S 152mm榴弾砲」は装甲貫通能力の高い砲ではありませんでしたが、大口径の砲弾による衝撃力と炸薬による破壊力は凄まじく、たとえ装甲を貫通できなくても、被弾した敵戦車は戦闘能力を喪失しました
●「SU-152」は、戦車キラーとして、そしてドイツ軍の重量級戦闘車両に対抗できる自走砲として活躍、ソ連軍将兵は「野獣殺し(ズヴェラボーイ)」と呼び、絶大な信頼を寄せたのでした
【 「SU-152 ソビエト自走砲」のキット内容について 】
●このソ連軍の重自走砲「SU-152」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●1/100スケールのサイズに沿い。適度な強弱をつけたディテールで「SU-152」を再現
・ できるだけ 一体成型化を進めてパーツ数を抑えながらも、実車のフォルムやディテール、そしてポイントをしっかりと捉えた内容となっています
●「SU-152」を構成するパーツは12点で、15分程度で組み立てを完了することが可能、気軽に戦車模型を楽しみたい人、塗装の練習を行ないたい人、もしくはコレクションとして数を揃えたい人などに最適なキットです
・ AFVモデルは、実車の構造を反映して足周りを構成するパーツが多く、これを苦手にする人や、戦車模型初心者の人への入門キットとしてお薦めします
●接着剤不要のスナップキットとなっています
●「SU-152」は、「戦闘室」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成しています
【 戦闘室 】
●主砲の「ML-20S 152mm榴弾砲」の砲身は一体成型のパーツで再現
・ 「マズルブレーキ」の側面の穴を開口しています
・ 「防盾」は一体成型のパーツで再現
●戦闘室は一体成型のパーツで再現
・ 「装甲カラー」は別パーツ化して再現
・ 「上部ハッチ」「後部ハッチ」「ペリスコープ」「操縦手用視察ハッチ」、天板のボルトやパネルラインなどを強弱を付けたモールドで再現しています
【 車体上部 】
●車体上部は、フェンダーを含めた一体成型のパーツで再現
・ 「予備燃料タンク」は個別にパーツ化しています
・ 「エンジングリル」「排気管」「点検ハッチ」、エンジンデッキのボルトやパネルラインなどを強弱を付けたモールドで再現しています
【 車体下部 】
●車体下部は、一体成型のパーツで再現、左右の足周りのパーツを取り付けて完成させます
・ 足周りには、「起動輪」「誘導輪」「転輪」「履帯」を一体成型化、履帯表面の滑り止めパターンや裏側のガイドなどもモールドで再現しています
●「ART OF TACTIC」のプレイ時に時に使用する旗のパーツが付属しています
●「SU-152 ソビエト自走砲」の完成時の大きさ
・ 全長 : 9cm
【 「SU-152 ソビエト自走砲」のパッケージ内容 】
・ SU-152 重自走砲 ×1
・ 旗 ×1
●2016年 完全新金型
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【 「ズベズダ ART OF TACTIC」シリーズについて 】
●同社が展開する第2大戦のボードゲーム(ウォーゲーム)「ART OF TACTIC」の駒(ユニット)として開発されたシリーズ
・ スケールモデル専門メーカーとして様々なキットを開発してきたズベズダ社のノウハウを、小さな「駒」にギュっと凝縮、パーツ数を抑えた手軽に作れるスケールモデルとしてプラモデルの楽しみを味わう事ができます
・ ボードゲームの駒として利用されることを前提としているため、戦車や歩兵、飛行機などでスケールが一貫していないから利用価値がないと思うのは大間違い、シンプルなパーツ構成でありながらミニスケールモデルとしての完成度は十二分にあり、難しく複雑に考えることばかりがスケールモデルじゃないと、手にしたとき目から鱗が落ちる思いで気がつくことでしょう
・ また、パーツ数を抑えながらも、実車のポイントをしっかりと押さえ、強弱を付けたモールドは立体感あるディテール再現に反映されており、約9cmという小さなサイズに重厚な「SU-152」が収まった姿を手にした時、ミニスケールモデルの様々な楽しみ方を連想させてくれるキットだと思います