日本陸軍 一式砲戦車 ホニ
「日本陸軍 一式砲戦車 ホニ (プラモデル) (フジミ 1/76 ワールドアーマーシリーズ No.WA-010 )」です
●太平洋戦争時における日本陸軍の自走砲「1式砲戦車 ホニ1」を1/76スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●「97式中戦車」をベースに、「90式 75mm野砲」を搭載した「1式砲戦車 ホニ1」を再現、自走砲ながら厚い装甲を持つ、力強いフォルムを再現した内容となっています
●フジミ社製「日本陸軍 九七式中戦車 チハ改」をベースに、「1式砲戦車 ホニ1」を再現するために、砲塔を省き、砲及び戦闘室、車体上部など新規パーツへと変更したバリエーションキットです
【 「日本陸軍 一式砲戦車 ホニ」のキット概要 】
●ミニスケールとしてはスタンダードなパーツ構成と、モールドを主体としたディテール再現
●ベテランキットながら、リサーチが行き届いた定番的キット
●全体のパーツ数は抑えており、作り易さを考慮
●履帯は「97式中戦車」用履帯、軟質素材によるベルト式
●塗装例は日本陸軍仕様2種、部隊マークなどを再現したデカールが付属
●戦車兵のフィギュアが2体付属
【 「1式砲戦車 ホニ1」について 】
●第2次世界大戦初期、ドイツ軍は機甲戦力を中心に機動戦を展開、それまでの戦史にはない短期間で圧倒的な勝利を収めることに成功し、新たな戦争の形を世界に知らしめました
●日本陸軍では、このようなドイツ軍の機動戦に影響を受け、自走砲の開発に着手します
●ただ、当時はドイツ軍も自走砲の形態を模索中の頃であり、日本陸軍では自走砲に、対戦車自走砲と自走榴弾砲の2つの役割を与えました
●1941年6月、自走砲の試作車が完成、同年10月に「1式砲戦車」として制式化されました
・ 「1式砲戦車」は、高初速で評価が高かった「90式 75mm野砲」を搭載、この砲は砲身の命数が短いという欠点がありましたが、通常の火砲と比べて砲弾使用量の少ない自走砲には適していました
・ 日本陸軍では、自走砲の運用を戦線後方に限定するのではなく、最前線に進出して直接照準での火力支援を行うことも想定しており、「1式砲戦車」はベースとなった「97式中戦車」よりも最大装甲が厚いのが特徴でした
・ 「1式砲戦車」は、「90式 75mm野砲」を搭載したタイプだけではなく、「105mm榴弾砲」を搭載したタイプも登場、これにより従来の「90式 75mm野砲」を搭載したタイプは「ホニ1」、「105mm榴弾砲」を搭載したタイプは「ホニ2」と呼ばれています
●この「1式砲戦車」は、本来ならば各戦車連隊に1コ中隊分が配備される予定でしたが、太平洋戦争開戦後は日本の兵器生産は航空機や艦艇に重点が置かれたために、「1式砲戦車」の生産は遅々として進まず、配備定数を満たした戦車連隊は皆無でした
●当時、日本陸軍の戦闘車両の中で最強の存在だった「1式砲戦車」は、極少数をフィリピン戦に投入、ベテラン兵によって運用された「1式砲戦車」は不利な状況下においても活躍を続け、アメリカ軍に大きな損害を与える戦果を挙げています
●「1式砲戦車」の活躍はアメリカ軍に強い衝撃を与え、爆撃によって埋もれた状態で放棄された1両をアメリカ軍が掘り出し、本国への持ち帰って研究、その1両が現存する唯一の「1式砲戦車」となっているのです
【 「日本陸軍 一式砲戦車 ホニ」のキット内容について 】
●この日本陸軍の自走砲「1式砲戦車 ホニ1」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●1/76のミニスケールキットとしてのスタンダードなパーツ構成と、モールドを主体としたディテール再現により「1式砲戦車 ホニ1」を再現、リサーチも行き届き、ポイントを押さえた造形により、ベテランキットながら定番的キットとして楽しめる内容となっています
・ ミニスケールの「1式砲戦車 ホニ1」のインジェクションキットとしては現在のところ唯一のキットとなります
●「1式砲戦車 ホニ1」は、「戦闘室」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成しています
【 戦闘室 】
●「90式 75mm野砲」の砲身は、揺架及び砲尾を含めた一体成型のパーツで再現
・ 「砲架」は左右に分割したパーツで再現、「操作ハンドル」は別パーツ化しています
・ 砲身は上下に可動させることができます
●戦闘室は、各パネルを箱組み状に貼り合わせて作製します
・ 側面の「視察口」はモールドにて再現
・ 戦闘室内部のフロアパネルや隔壁などを個別にパーツ化して再現
【 車体上部 】
●車体上部は、フェンダー、排気管を含めて一体成型となったパーツで再現
・ 排気管後部は別パーツ化しています
・ 車載工具類はフェンダー上にモールドで再現しており、ジャッキは別パーツ化しています
・ 「前照灯」「牽引フック」は別パーツ化
・ 車体後部の「雑具箱」は一体成型のパーツで再現、その後部に装着する 牽引ワイヤーは巻いた状態で別パーツ化しています
【 車体下部 】
●車体下部は、各パネル箱組み状に貼り合わせて作製します
・ 「サスペンションアーム」は側面パネルに一体成型化して再現
・ 「起動輪」「誘導輪」「転輪」は前後に分割したパーツで再現
【 履 帯 】
●履帯は、「97式中戦車」用のシングルピン履帯を再現しています
・ 履帯は、軟質素材によるベルト式履帯となっています
・ 履帯の接続は焼き止めとなります
【 フィギュア 】
●戦車兵を再現したフィギュアが2体付属しています
・ 1体は、立った姿勢で、両手で双眼鏡を持っているポーズ
・ 1体は、立った姿勢で、敬礼しているポーズとなります
・ 服装は、「98式軍衣」を着用、戦車帽を被った姿です
・ 各フィギュアは一体成型のパーツで再現しています
【 「1式砲戦車 ホニ1」の塗装とマーキング 】
●「1式砲戦車 ホニ1」のマーキングとして、日本軍仕様となる2種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 陸軍 野戦砲兵学校
・ 機動砲兵連隊
●国籍マーク、部隊マーク、車体名、車体番号などを再現したデカールが付属しています
【 「日本陸軍 一式砲戦車 ホニ」のパッケージ内容 】
・ 1式砲戦車 ホニ1 ×1
・ 戦車兵フィギュア ×2
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1
●シリーズ再編成 再販アイテム