イギリス陸軍 シャーマン 3 中期型 (鋳造製ドライバーズフードつき) バリューギア製 レジンパーツ付属 特別パック
「イギリス陸軍 シャーマン 3 中期型 (鋳造製ドライバーズフードつき) バリューギア製 レジンパーツ付属 特別パック （プラモデル） (アスカモデル 1/35 プラスチックモデルキット No.35-018s )」です
●第2次世界大戦時におけるアメリカ製の中戦車「M4A2」の「75mm砲搭載型」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
・ イギリス軍で運用されていた「M4A2」（イギリス軍の呼称「シャーマン 3」）を再現しています
●ディーゼルエンジンを装備した「M4A2」の「75mm砲搭載型」を再現、小さなエンジングリル、下方に伸びた車体後部パネル、同タイプ特有の前面装甲のパネル分割など、大量生産されたマスプロ戦車「M4中戦車」シリーズの一形態を再現した内容となっています
●アスカモデル社製「シャーマン 3 中期型 （鋳造製ドライバーズフードつき）」に、車体上の装備品を再現した「Value Gear」製のレジン製パーツをセットした限定バージョンとなります
●本キットで再現している「シャーマン 3」は
・ 溶接接合の車体にディーゼルエンジンを搭載した「M4A2」
・ 車体前部の操縦手部分などに張り出しを設けた「前期型車体」
・ 張り出し部は「鋳造型」
・ 前面装甲板は、前方機銃の部分に分割ラインを付けた、3分割タイプ
・ 防盾は、幅が狭い「M34砲架」と、幅が広い「M34A1砲架」とを選択可能
・ 砲塔は後部に傾斜が付き、装填手ハッチのない「前期型砲塔」、「排莢ハッチ」を装備したタイプ
・ 車体及び砲塔の追加装甲の装着を選択可能
・ 砲塔には、サーチライト、スモークディスチャージャー、雑具箱の装着の有無を選択可能
・ アンテナマウントはリング状のガードを付けたイギリス軍タイプ
・ デファレンシャルカバーは、先が尖っていない「ワンピース型」
・ VVSSサスペンションはリターンローラーの支持架が水平となった中期型（標準型）
・ 履帯は全鋼製の「T49」履帯
・ 起動輪は肉抜き穴のない「後期型」
・ 誘導輪と転輪は、「スポーク型」とプレス構造となる「ディッシュ型」とを選択可能
・ 車体にはサンドシールド（スカート）を装着することが可能
という、イギリス軍仕様の「M4A2 前期型車体」の「75mm砲搭載型」（イギリス軍名称「シャーマン 3」）を再現しています
【 「イギリス陸軍 シャーマン 3 中期型 （鋳造製ドライバーズフードつき） バリューギア製 レジンパーツ付属 特別パック」のキット概要 】
●アスカモデル社の深い造詣と高度な成型技術を用いて「M4A2 前期型車体」の「75mm砲搭載型」をハイクオリティな内容で再現
●細分化したパーツ構成ながらパーツ同士の勘合が良く、組み立てやすさにも充分配慮したパーツ構成
●アメリカ製戦車特有の滑らかな鋳造肌や、工業力を反映した溶接跡、刻印などもスケールに沿った実感あるモールドで再現
●各ハッチは開閉状態を選択することが可能
●ペリスコープ、前照灯のガラス部などはクリアパーツで再現
●ライトガードは、プラスチック製のパーツとエッチングパーツの2種をセット、選択して組立可能
●ペリスコープ、前照灯のガラス部などはクリアパーツで再現
●VVSSサスペンションは、軟質パーツを挟みこみことで可動させることが可能
●履帯は、イギリス軍車両に装着例が多い全鋼製で滑り止め部分が突き出した「T49」履帯、接着及び塗装が可能な軟質素材によるベルト式
●塗装例は、イギリス軍仕様2種、国籍マーク、部隊マークなどを再現したデカールが付属
【 「M4A2（シャーマン 3） 初期型車体」について 】
●第2次世界大戦前の時代、アメリカ軍は世界恐慌の余波や孤立主義の台頭などで軍備は縮小され、特に新型戦車の開発分野では、世界の流れに一歩遅れていました
●しかし、第2次世界大戦が勃発すると、極めて高い工業生産力を背景に、急ピッチで戦車開発を進めて行きます
●中戦車のカテゴリーには、多砲塔型の旧態依然とした「M2A1 中戦車」を運用していましたが、量産の途中で打ち切られ、代わりに「M3 中戦車」の開発が始まります
●信じられないかもしれませんが、当時のアメリカには大型砲塔を動力旋回させる技術はまだ確立しておらず、この「M3 中戦車」に搭載した「75mm砲」は、苦肉の策としてスポンソン部に固定して装備する方法を選択しています
●ただ、この方法はあくまでも動力旋回式の大型砲塔を装備した次期中戦車の登場までの「繋ぎ」としての役割でしかなく、「M3」の開発が一段落すると、直ちに「M4 中戦車」の開発を開始しています
●この「M4 中戦車」は、「M3」の開発で培ってきたノウハウを活かし、開発のスピードを上げるため極力コンポーネントの共通化を図ります
●また、「M4」は主力中戦車として必要充分な車両数を用意すべく、大量生産体制を採り、エンジンの供給率を上げるために4種のエンジンを用意、それぞれのエンジンに合わせた専用の車体が作られ、「M4」「M4A1」「M4A2」「M4A3」「M4A4」の5種類の形式が生まれました
・ 「M4」と「M4A1」とは同じエンジンで、溶接車体の「M4」に対し、高い溶接技術を持たない工場での生産用に鋳造車体としたのが「M4A1」です
・ 「M4A5」はカナダの「ラム戦車」に与えられた番号で、「M4A6」は少数生産の実験車輌です
●「M4A2」は、「M4 中戦車」シリーズで唯一ディーゼルエンジンを搭載した型式で、「M4A1」に続いてシリーズの2番目に生産を開始、前面装甲板の分割が少なくなっているのが特徴です（極初期型を除く）
●この「M4A2」は、戦車部隊の燃料供給の問題からアメリカ陸軍では少数を運用したのみで、そのほとんどがイギリス軍及びイギリス連邦軍、そしてソ連軍に供与が行われました
・ もっともアメリカ海兵隊では船舶燃料と共通化するため「M4A2」を導入しており、硫黄島戦までの期間の主力戦車となりました（後に「M4A3」に変更しています）
・ ディーゼルエンジンは、ガソリンエンジンよりも炎上しにくいという長所を持っていましたが、吹け上りが悪く（回転数が上がりにくい）、その点もアメリカ陸軍将兵に嫌われたものと思われます
●「M4A2」は、イギリス軍及びイギリス連邦軍では「シャーマン 3」と呼ばれ、北アフリカ戦から実戦に参加、堅牢な構造と、榴弾の火力、そして機械的信頼性などの諸点で高い評価を受けました
●「M4A2」は、他の「M4 中戦車」シリーズと同様に、当初は車体前部に直視バイザーが付き、砲塔の防盾は狭小型の「M34砲架」を使用していましたが、戦訓により直視バイザーを廃止、防盾も幅広の「M34A1砲架」を装備するようになります
●また、「M4A2」ではドライバーズフードは鋳造型の他に溶接型も造られました
●1943年中頃には「M4 中戦車」シリーズは後期型車体へと生産が移り、「M4A2」も前面装甲が1枚タイプで、前方ハッチが大型化された「後期型車体」となります
●この「後期型車体」の登場後も、既存の「前期型車体」車両は損傷もしくは故障による損失以外はそのまま継続して使われ、連合軍の勝利に大きく貢献したのです
【 「イギリス陸軍 シャーマン 3 中期型 （鋳造製ドライバーズフードつき） バリューギア製 レジンパーツ付属 特別パック」のキット内容について 】
●このアメリカ製の中戦車「M4A2」の「75mm砲搭載型」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●アスカモデル社のリサーチ力と実車への深い造詣、そして高い成型技術により中戦車「M4A2 前期型車体」の「75mm砲搭載型」を再現、過度に細部重視にかたよることもなく、ディテールのポイントを押さえながらも、作りやすさにも配慮した非常にバランスの取れた高品質な内容となっています
●アスカモデル社のこだわった金型・成型技術を用いて細部のディテールを再現、砲塔と防盾の鋳造肌、車体各部の溶接跡なども繊細なモールドで再現しています
●また、ドラゴン社製「シャーマンシリーズ」のキットと比べるとパーツ数は抑えられ、アスカモデル社らしくカッチリとしたパーツの合いで組み上げやすいパーツ構成となっています
●雑嚢や丸太などの車体上の装備品を再現した、Value Gear製のレジン製パーツが付属しています
●「シャーマン 3」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成しています
【 砲 塔 】
●砲塔は装填手ハッチが無く、後部上面が斜めとなった初期型の「75mm砲搭載型」砲塔を再現、アメリカ戦車らしい細かな鋳造肌を繊細なタッチで再現しています
●「M3 75mm戦車砲」の砲身は左右に分割したパーツ構成
・ 「防盾」は、幅の狭い「M34砲架」と、幅が広い「M34A1砲架」の2種をセット、選択して使用することができます
・ 両「防盾」共に一体成型のパーツで再現、同軸機銃は別パーツ化しています
・ 「防盾」は、内蔵するポリキャップにより、上下に可動させることができます
●砲塔は、実車の鋳造構造の分割ラインに合わせて上下に分割したパーツ構成となっています
・ 「車長キューポラ」は別パーツ化、内側の構造を再現しています
・ 「直接照準器」「アンテナマウント」などを別パーツ化、「アンテナマウント」はリング状のガードが付いたイギリス軍タイプを再現しています
・ 「車長ハッチ」「排莢ハッチ」は別パーツとなっており、開閉状態を選択することができます
・ 「ペリスコープ」は、ペリスコープ本体と蓋の2パーツで再現、本体はクリアパーツで再現しています
・ 「サーチライト」は、前方にガードが付いたタイプとガードが付いていないタイプの2種をセット、選択して使用することができます
・ 「サーチライト」は、前方にガードが付いたタイプでは、本体とガラス部、そして左右に分割した前方ガードの4パーツ、ガードが付いていないタイプは、本体とガラス部の2パーツで構成、ガラス部はクリアパーツとなります
・ 「スモークディスチャージャー」は、「発射機」「フレーム」「トリガー」に分割したパーツで再現、装着の有無を選択できます
・ 「追加装甲」は一体成型のパーツで再現、装着の有無を選択することができます
・ 砲塔後部に装着する「雑具箱」は、各パネルを箱組み状に貼り合せて作製します
・ 「砲塔」は、組立後、車体へと差込むことでり左右旋回させることができます
●車長キューポラに装備する「M2 重機関銃」は、インジェクションキットとしては、非常に高いレベルで再現しています
・ 「銃身」は、銃身交換用の把手が付いた状態と、付いていない状態とを選択して組み立てることができます
・ 「銃口」は開口した状態となっています
・ 特徴的な「放熱筒」は、スライド金型を使用して放熱口の位置を正確に開口、ヌケた状態で成型しています
・ 機関部の蓋は別パーツ化、開閉状態を選択して組み立てることができます
・ 「コッキングハンドル」は別パーツ化して再現
・ 「弾薬箱」は、「50発入りタイプ」と「100発入りタイプ」の2種をセット、選択して取り付けることができます
・ 「弾帯」のパーツも付属しています
【 車体上部 】
●「M4A2」の「初期型車体」の特徴となる、前方に張り出し部を設けた角型の溶接車体を再現、各部の溶接跡を繊細な凸状のモールドで再現しています
●車体上部はエンジンデッキ部分を除き、一体成型のパーツで再現
・ 「操縦手ハッチ」「前方機銃手ハッチ」は別パーツ化、開閉状態を選択して組み立てることができます
・ エンジンデッキ部分は前後に分割したパーツで再現、「エンジングリルハッチ」は別パーツ化しています
・ 「前照灯」は、本体とガラス部の2パーツで再現、ガラス部はクリアパーツで再現しています
・ 「ライトガード」はプラパーツとエッチングパーツの2種をセット、選択して使用することができます
・ 車体後部の「ラジエター」は左右方向に分割した5パーツで再現
・ 「排気管」は3分割したパーツで再現、先端部は開口しています
●車体前面及び側面部に装着する追加装甲を再現したパーツが付属しています
●前部フェンダーは車体とは別パーツとなっています
・ 車体側面のサイドスカート用の取り付けプレートはプラスチック製パーツで再現
●「サンドシールド」は前後方向に3分割したパーツで再現、装着の有無を選択できます
【 車体下部 】
●車体下部は、各パネルを箱組み状に貼り合せて作製します
・ 「デファレンシャルカバー」は、先端部分が尖っていないワンピースタイプを再現しています
●「VVSSサスペンション」は、リターンローラーを後部へと配置、リターンローラーのアームのラインが水平となる「中期型」（標準型）を再現しています
・ 「サスペンション」は前後に分割したパーツ構成で、リターンローラーと垂直式バネ、ゴムシート、サスペンションアームなどを挟んで作製します
・ 「サスペンションアーム」は可動させることが可能、特殊なゴムシートを挟み込みスムーズかつ反発性のある動きを再現することができます
・ 「サスペンションアーム」を固定化するためのスペーサーのパーツも付属しています
・ 「起動輪」は、前後に分割したパーツで構成、肉抜き穴の無い「後期型」を再現しています
・ 「転輪」「誘導輪」は、「スポークタイプ」とプレス式となる「ディッシュタイプ」の2種をセット、選択して使用します
・ 「起動輪」「誘導輪」は、内蔵するポリキャップにより可動します
【 履 帯 】
●履帯は、全鋼製で滑り止め部分が突き出した「T49」履帯を再現しています
・ 履帯は、接着、塗装が可能な軟質素材のベルト式となっています
・ より精密で立体感ある履帯に交換したい場合には、「M4シャーマン戦車用履帯 T49型 （可動式）」がこれに対応しています
【 アクセサリーパーツ 】
●アクセサリーパーツが付属しています
・ オイル缶 ×3
・ ビスケット缶 ×1
など
【 Value Gear製 レジン製パーツ 】
●アクセサリパーツの内容は
・ 車体側面に使用する3本にまとめた状態の丸太 ×2
・ 予備履帯 （バッグが付いた状態） ×1
・ 装備品を固定する木製パネル ×1
・ 木箱 ×1
・ 木製ラック ×1
・ 雑嚢 ×2
・ ジェリカン及びシート ×1
・ 予備転輪 ×1
・ オイル缶 ×1
・ ジェリカン ×1
・ テント及び防水シート ×1
・ 土嚢 ×1
など、となっています
●レジン製パーツですので、組立てる前にファインモールド社製「ご機嫌クリーナー 」やガイアノーツ社製「レジンウォッシュ （大）」などの離型剤クリーナーを使用して表面に付着している離型剤を洗い流して下さい
●また、パーツの接着には、瞬間接着剤もしくはエポキシ系瞬間接着剤を使用して下さい
●ペリスコープや前照灯のガラス部などを再現したクリアパーツが付属
●ライトガード、サンドシールドの取り付けベースの一部などを再現したエッチングパーツが付属しています
【 「シャーマン 3 中期型」の塗装とマーキング 】
●「シャーマン 3 中期型」のマーキングとして、イギリス軍仕様となる2種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 第8機甲旅団 第24槍騎兵連隊 本部中隊 （ノルマンディ / 1944年6月）
・ 第27機甲旅団 スタッフォードシャー義勇兵連隊 A中隊 （ノルマンディ / 1944年7月）
●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、部隊マーク、車体番号などを再現したデカールが付属しています
【 「イギリス陸軍 シャーマン 3 中期型 （鋳造製ドライバーズフードつき） バリューギア製 レジンパーツ付属 特別パック」のパッケージ内容 】
・ M4A2 中戦車 前期型車体 75mm砲搭載型 （イギリス軍仕様） ×1
・ アクセサリーパーツ 一式
・ レジン製パーツ 一式
・ エッチングシート ×1
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1
●スポット生産品
