T-14 アルマータ 主力戦車 オブイェクト148
「T-14 アルマータ 主力戦車 オブイェクト148 (プラモデル) (パンダホビー 1/35 CLASSICAL SCALE SERIES No.PH35016 )」です
●現用ロシア軍の次期主力戦車と予想される「T-14 アルマータ」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●各種装甲戦闘車両用の重量型共通車台「アルマータ車台」を利用した次期主力戦車「T-14」を再現、長目に設定した車体にコンパクトな無人砲塔を搭載した、特徴的なフォルムを再現した内容となっています
【 「T-14 アルマータ 主力戦車 オブイェクト148」のキット概要 】
●細部再現を重視しながらも、一体成型を多用したパーツ構成と、パーツ上に施したモールドを主体としたディテール再現で、パーツ数を抑えた内容
●車体上部ハッチは開閉状態を選択可能
●前照灯やペリスコープなどを再現したクリアパーツが付属
●エンジングリルの異物混入防止ネットや砲塔バスケットのメッシュなどを再現したエッチングパーツが付属
●履帯は、「アルマータ車台」用のダブルピン履帯、履板1枚ずつに分割したプラスチック製の接着連結式
●塗装例は、ロシア軍仕様1種、パレード時用の国籍マークを再現したデカールが付属
●パレード用の旗を再現した旗竿のパーツと旗のデカールが付属
【 「T-14 アルマータ」について 】
●1960年代、ソ連軍は革新的な戦車「T-64」や歩兵戦闘車「BMP-1」を開発、これらの車両はその後のソ連軍の装甲戦闘車両の基本的な構成要素となり、現在のロシア軍へと受け継がれています
●特に「T-64」は、シルエットの低い車体に大口径の主砲を搭載、軽量化を実現するために複合装甲も採用し、戦後第2世代戦車の中ではトップクラスの性能を有していました
●ただし、「T-64」は車内のスペースを極力削ぎ落とすことで、カタログスペック上の性能を確保したため、車内スペースに余裕がなく、改良するには車外に装備を追加するという方法しか残されていませんでした
●この「T-64」のコンセプトは「T-72」「T-90」「T-80」へと受け継がれますが、「T-72」は「湾岸戦争」において西側の戦後第3世代戦車に一蹴されてしまいます
●「T-72」の評価が暴落してしまったため、ロシア軍は「T-72」の改良型や、「T-72」を抜本的に改良した「T-90」を開発しますが、車両の基本コンセプトは変更することができず、これらの戦車も車外に装備を追加する方法がメインとなっています
●「T-90」シリーズは、2015年になると「T-90SM」にまで改良・発展し、その性能は「T-72」とは比較にならない程向上しましたが、「T-62」から継承してきた基本コンセプトに限界が見えてきたのも事実です
●そこで、ロシア軍が2009年から開発を開始したのが装甲戦闘車両用の重量型共通車台「アルマータ車台」です
●「アルマータ車台」は従来の「T-64」などの車両やコンポーネントを利用しない全くの新設計の車台で、これまでの車輌の反省点を踏まえて、車内スペースを大きく確保、片側の転輪は7組と、従来のロシア軍戦車よりも一回り以上大型の車体になっています
●「アルマータ車台」の最大の特徴が、戦車だけではなく、歩兵戦闘車や自走砲などの共通車台としている点で、共通化することで開発費用の圧縮と、生産及び整備コストの低減、そして車体各部の部品の汎用性を高めています
●この「アルマータ車台」を利用した主力戦車が「T-14」です
●「T-14」の最大の特徴が無人砲塔の採用で、3名の乗員は車体内部に位置し、カメラなどの光学機器を遠隔操作することで、周囲の状況を視察、そして攻撃を行うシステムとなっています(車体からは死角が多くなるので、視察能力は限定的となります)
●主砲には、「T-90」などが装備している「2A46 125mm滑腔砲」の発展型となる「2A82-1M 125mm滑腔砲」を搭載、射程距離と発射速度、そして装甲貫通能力がかなり向上しています
●また、この「2A82-1M 125mm滑腔砲」は、対戦車及び対空ミサイル「3UBK21 スプリンター」を発射することもでき、一定の対空能力も持っています
●「T-14」は2015年に一般公開が行われ、2017年頃から本格的な量産が開始される予定となっているのです
【 「T-14 アルマータ 主力戦車 オブイェクト148」のキット内容について 】
●このロシア軍の次期主力戦車「T-14 アルマータ」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●細部再現を重視しながらも、一体成型を多用したパーツ構成と、パーツ上のモールドを主体としたディテール再現により、同社製キットとしては作りやすさに配慮した内容となっています
・ 砲塔や車体はパーツ数を抑えていますが、履帯は履板を1枚ずつ分割した接着連結式で、さらに、この履板はセンターガイドやパッドが別パーツ化されていますから、総パーツ数は多く、中級者以上のユーザーを対象としたキットとなります
●「T-14 アルマータ」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成しています
【 砲 塔 】
●角ばった平面で構成された「T-14」の砲塔形状を再現、各部のパネルラインやボルト穴などを繊細なモールドで再現しています
●「2A82-1M 125mm滑腔砲」の砲身は、上下に分割したパーツで再現、砲口部分は別パーツとなっています
・ 「防盾」は前後に分割したパーツで再現
・ 「防盾」は、上下方向に可動させることができます
●砲塔は、上下に分割したパーツで構成、これに上部の外殻となるパーツを取り付けて作製します
・ 「上部ハッチ」「排莢ハッチ」は別パーツ化して再現
・ 「対戦車ミサイル アクティブ妨害装置」は、1本ずつ個別にパーツ化しており、砲塔へと取り付けます
・ 「砲塔バスケット」のフレーム部分はプラスチック製パーツ、メッシュはエッチングパーツで再現
・ 「スモークディスチャージャー」は、本体は一体成型のパーツ、フレームはエッチングパーツで再現
・ 砲塔表面から突き出すように搭載された各種機材は、それぞれ独立したパーツで再現
・ 側面の「雑具箱」は左右に分割したパーツで再現
●上部サイトは、3層のブロックで再現しています
・ 下部ブロックは上下に分割したパーツで再現
・ 中央ブロックの視察装置のフレーム部分は成型色パーツ、ガラス部はクリアパーツで再現
・ 上部ブロックは、パネルごとのパーツ構成となっており、側面に「リモコン機銃」を取り付けて作製します
・ 「リモコン機銃」は前後に分割したパーツで再現
【 車体上部 】
●従来のロシア戦車よりも長く設計された「アルマータ車台」の全長や中央に乗員スペースを設けた「T-14」の車体上部レイアウトを再現、爆発反応装甲のパネルラインや表面のボルトなどを強弱を付けたモールドで再現しています
●車体上部は、一体成型のパーツで再現
・ 「上部ハッチ」は上下に分割したパーツで再現、開閉状態を選択することができます
・ 「ペリスコープ」はクリアパーツで再現、「ペリスコープガード」は成型色パーツで再現しています
・ 「前照灯」はクリアパーツで再現
・ 「ライトガード」は一体成型のパーツで再現しています
・ エンジングリルの異物混入防止ネットはエッチングパーツで再現
・ 「サイドスカート」はそれぞれ一体成型のパーツで再現
・ 後部の「スラットアーマー」は一体成型のパーツで再現、固定用の「ステー」は1本ずつ個別にパーツ化しています
・ 「排気管」は前後に分割したパーツで構成、車体側面へと取り付けます
●パレード時に見られる、ハッチ内側に装着する「旗竿」を再現したパーツが付属
・ 「旗」を再現したデカールも付属しています
【 車体下部 】
●車体下部はバスタブ状に一体成型となったパーツで再現、前後のパネルは別パーツとなっています
・ 「サスペンションアーム」は別パーツ化しています
・ 「起動輪」は前後方向に3分割したパーツで再現
・ 「誘導輪」「転輪」は前後に分割したパーツで再現、内蔵するリング状のパーツのみをサスペンションアームの軸と接着することで回転させることができます
●後部パネルは一体成型のパーツで再現
・ 「牽引フック」を別パーツ化して再現
・ 「牽引ワイヤー」は、アイの部分はプラパーツ、ワイヤー本体は付属の金属製ワイヤーを使用して作製します
【 履 帯 】
●履帯は、接地部分に長方形状のパッドが付いた、「アルマータ車台」用のダブルピン履帯を再現しています
・ 履帯は、履板1枚ずつに分割したプラスチック製の接着連結式履帯となっています
・ 各履板は、履板本体とセンターガイドの2パーツで再現、接地部のパッドは別パーツ化しています
・ 履板パーツは「T-15 アルマータ オブイェクト149 歩兵戦闘車」とは異なり、スライド金型を使用してサイドコネクターの履帯ピンを凹状のモールドで再現しています
●前照灯やペリスコープなどを再現したクリアパーツが付属
●車体側面の吸気グリル、エンジングリルの異物混入防止ネットなどを再現したエッチングパーツが付属しています
【 「T-14 アルマータ」の塗装とマーキング 】
●「T-14 アルマータ」のマーキングとして、ロシア軍仕様となる1種類の塗装例がカラー塗装図に記載されており、パレード時用の国籍マークを再現したデカールが付属しています
【 「T-14 アルマータ 主力戦車 オブイェクト148」のパッケージ内容 】
・ T-14 主力戦車 ×1
・ パレード用の旗 一式
・ エッチングシート ×1
・ 金属製ワイヤー ×1
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1
・ カラー塗装図 ×1
●2016年 一部新金型 (転輪やサスペンションアームなどのみ 「T-15 アルマータ オブイェクト149 歩兵戦闘車」のパーツを使用)