陸上自衛隊 10式戦車 試作3号車 (ノーマル/ドーザー装備選択式)
「陸上自衛隊 10式戦車 試作3号車 (ノーマル/ドーザー装備選択式) (プラモデル) (フジミ 1/72 ミリタリーシリーズ No.72M-003 )」です
●陸上自衛隊の主力戦車「10式戦車」の「試作3号車」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット
●車体前面にドーザーを付けた状態を再現しています
・ パッケージには「ノーマル状態」と「ドーザー装備状態」とを選択できるように表記されていますが、車体前方形状は「ドーザー装備状態」仕様のパーツだけをセットしています
●「74式戦車」に代わる40tクラスの主力戦車として配備が進んでいる「10式戦車」の「試作3号車」を再現、モジュラー装甲を採用した先鋭的デザインによる独特のフォルムを再現した内容となっています
●フジミ社製「陸上自衛隊 10式戦車 試作3号車 ドーザー付き」のデカール内容を一部変更したリニューアルバージョンです
【 「陸上自衛隊 10式戦車 試作3号車 (ノーマル/ドーザー装備選択式)」のキット概要 】
●スモークディスチャージャーが内蔵式で、車体上部などの仕様が量産型とは異なる「試作3号車」を再現
●ドーザーは装着の有無を選択できるが、車体前部は前照灯が中央寄りとなったドーザー装着時の状態のみを再現
●ミニスケールらしく、パーツ上に施されたモールドを主体としたディテール再現と、一体成型を多用したパーツ構成により、パーツ数を抑えた内容
●各ハッチはモールドで再現、車長ハッチのみは別パーツ化により開閉状態を選択可能
●履帯は、各4パーツで構成、ラバー製パッドを付けていない状態を再現しており、パッドを付ける場合には1枚ずつにパーツ化されたパッドを取り付けて作製
●塗装例は陸上自衛隊仕様1種、部隊マークなどを再現したデカールが付属
【 「10式戦車」について 】
●戦後第3世代戦車としてわが国の陸上自衛隊に採用された「90式戦車」は、日本で始めて複合装甲を採用、自動装填装置を装備し、高い防御力と戦闘能力を有しています
●「90式戦車」開発当時は、戦車のカタログ上の防御力、戦闘力が重視されていましたが、時が経つにつれ、コンピューター技術及びその小型化が飛躍的に向上し、部隊間の情報共有能力などの情報処理システム「C4I」が戦車の装備として大きな意味を持つようになってきています
●閉鎖された空間内で限られた視界しか持たない戦車にとって、情報処理能力は重要な地位を占め、味方の位置の把握、敵の情報などを知ることで、個々の戦車の能力を最大限発揮することができるのです
●しかしながら、「90式戦車」にはそのような新機材を取り付けるスペース的な余裕が無く、また、50tもの自重がある「90式戦車」は、本土での運用には適さないという指摘もあり、これに続く新型戦車の開発が始まりました
●「10式戦車」は、2010年に制式化した最新鋭戦車であり、日本の持つ戦車技術を結集した戦車となっています
●搭載する「120mm滑腔砲」は、「90式戦車」と外観上は似ていますが、新素材の砲身構造と新型の徹甲弾により威力が向上、自動装填装置を搭載し、精度の高い走行間射撃能力をも可能にしています
●防御面では、新式の複合装甲を採用、この装甲を構成する新素材は、90式よりも高い防御力があり、また、モジュラー式装甲を採用し、被弾した後でもブロックごとに破損箇所を交換できるようになっているのが特徴です
●射撃指揮装置は、最新式の射撃統制装置を搭載、前述のように情報共有能力を持つ「C4I」システムを自衛隊車輌として初めて装備しています
●機動力は1200馬力のディーゼルエンジンが搭載されており、「90式戦車」の1500馬力には劣りますが、自重が44t程度と軽くなった分、ほぼ同程度の機動力を有しています
●「10式戦車」は、「74式戦車」の後継として序々に配備が進んでおり、「90式戦車」と並んで陸上自衛隊を代表する戦車となるものと見込まれているのです
【 「陸上自衛隊 10式戦車 試作3号車 (ノーマル/ドーザー装備選択式)」のキット内容について 】
●この陸上自衛隊の主力戦車「10式戦車」の「試作3号車」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●フジミ社の1/72スケールの「10式戦車」シリーズのフォーマットに従い「試作3号車」を再現、ミニスケールらしくパーツ上に施したモールドを主体としたディテール再現で、現用戦車及び陸上自衛隊車輌特有の細かな構造を再現した内容となっています
●「10式戦車 試作3号車」は、砲塔、車体、ドーザー部の3ブロックで構成しています
【 砲 塔 】
●「120mm 滑腔砲」の砲身は一体成型のパーツで再現、砲口を開口しています
・ 砲身基部にはキャンバス製の「防塵カバー」を再現しています
・ 「防盾」は一体成型のパーツで再現
・ 「防盾」は、完成後も上下に可動させることができます
●砲塔は、上下に分割したパーツで再現
・ 上部パーツには側面の細かなフック、内蔵式のスモークディスチャージャーなどをモールドで再現しています
・ 「砲手ハッチ」はモールドにて再現
・ 「車長キューポラ」は別パーツ化しています
・ 「車長ハッチ」は別パーツ化、開閉状態を選択することができます
・ 「照準装置」「車長用サイト」「環境センサー」「アンテナ」などを別パーツ化して再現
・ 「12.7mm M2重機関銃」は、本体、機銃架、薬莢受けの3パーツで再現しています
・ 砲塔後部の「バスケット」は各パネルを貼り合せて作製します
【 車体上部 】
●車体上部は、上面パネルと側面パネルとで構成しています
●上面パネルには、「前照灯」を一体成型化しています
・ 「車載工具」は、上面パネルのモールドにて再現
・ 「方向指示器」、及び「ライトガード」は別パーツ化しています
・ 「操縦手ハッチ」はモールドにて再現、上部の視察装置は別パーツ化しています
・ 車体前部の「マッドフラップ」は左右それぞれ一体成型のパーツで再現
●側面パネルは、スカート部とその下にラバー製スカートを一体成型化しています
・ ラバー製スカートは、たるみのある素材感を再現しています
・ 足掛け用の穴を開口しています
●ドーザー部は、「ドーザーブレード」「左右アーム部」「シリンダー」の5パーツで構成しており、装着の有無を選択できます
【 車体下部 】
●車体下部は、バスタブ状に一体成型となったパーツで再現、車体後部パネルは別パーツとなっています
・ 「サスペンションアーム」は車体に一体成型化しています
・ 各転輪は前後に分割したパーツで再現、履帯を挟み込んで貼り合わせます
●車体後部パネルは中央のエンジングリルと、左右の構造物の3パーツで再現
・ 「牽引ワイヤー」は一体成型のパーツで再現しています
【 履 帯 】
●履帯は、「10式戦車」用のダブルピン履帯を再現しています
・ 履帯は、片側4分割となったプラスチック製パーツで再現
・ 履帯は、不整地走行用のラバー製パッドが無い状態を再現、パッドは別パーツ化して再現しています
・ 舗装路面用のパッドを付けた履帯を再現したい場合には、1枚ずつパーツ化しているパッドのパーツを取り付けることができます
【 「10式戦車 試作3号車」の塗装とマーキング 】
●「10式戦車 試作3号車」のマーキングとして、陸上自衛隊仕様となる1種類の塗装例が記載されており、陸上自衛隊マーク、部隊マーク、車番などを再現したデカールが付属しています
・ マーキング指示には記載はありませんが、試作1~4号車、富士学校機甲科部の部隊マーク、車輌表示、、報道公開時の技術研究本部表記などを再現したデカールも付属、自由に選択して使用することができます
【 「陸上自衛隊 10式戦車 試作3号車 (ノーマル/ドーザー装備選択式)」のパッケージ内容 】
・ 10式戦車 試作3号車 (ドーザー装備状態) ×1
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1
●2016年 「陸上自衛隊 10式戦車 試作3号車 ドーザー付き」のデカール内容を一部変更したリニューアルバージョン