カザフスタン共和国軍 BMP-T 戦車支援戦闘車
「カザフスタン共和国軍 BMP-T 戦車支援戦闘車 （プラモデル） (トランペッター 1/35 AFVシリーズ No.09506 )」です
●カザフスタン共和国軍の火力支援戦車「BMP-T」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット
●市街戦における対ゲリラ用の戦闘車両として、「T-72」の車体をベースに強力な火力と高い視察能力を与え、その能力から「ターミネーター」とも称される「BMP-T」を再現、連装式の機関砲と4連装の対戦車ミサイルを装備した、近未来的な兵器を想像させる姿を再現した内容となっています
●トランペッター社製「ロシア obj.199 Ramka BMPT RAE-2013/2015 （2in1）」をベースとして、カザフスタン共和国軍仕様車を再現するために、サイドスカートなどを新規パーツへと変更したバリエーションキットです
【 「カザフスタン共和国軍 BMP-T 戦車支援戦闘車」のキット概要 】
●細分化したプラスチックパーツと、エッチングパーツ、クリアパーツというパーツ構成で細部再現に重きを置いた内容
●機関砲や擲弾発射機の砲口部分を開口
●各乗員ハッチは開閉状態を選択可能
●エンジングリルの異物混入防止ネットやペリスコープガードなどを再現したエッチングパーツが付属
●ペリスコープや前照灯のガラス部、視察サイト部はクリアパーツで再現
●履帯は、「T-90」用のダブルピン履帯、履板1枚ずつに分割した接着連結式
●塗装例はカザフスタン共和国軍仕様1種、国籍マークや車体番号などを再現したデカールが付属
【 「カザフスタン共和国軍」について 】
●ソ連時代、カザフスタンは一定の自治権を持っていましたが、それはあくまでもソ連邦の枠内に過ぎず、ソ連体制が崩壊した1991年にカザフスタン共和国として分離、独立しました
●カザフスタン共和国は、カスピ海の北に位置する広大な国土を有する国家であり、多くの国土が荒涼とした大地で、辺境さが映画のテーマとなるほどに世界的に見れば認知度の低い国です
●また、国家の名称からトルコ系の人種という誤解を招いており、実際にはモンゴル系に近いアジアの国となります
●ロシアも含めて、ソ連崩壊後に誕生した国々は全て経済的に困窮し、カザフスタン共和国もこの例に漏れず、政治的にも混乱してしまいます
●しかし、カザフスタン共和国の国土には、石油資源や鉱物資源が極めて豊富に埋蔵されており、世界との貿易が広がると急速に経済状態が向上、政治も安定し、今や世界有数の富裕国にまで成長しています
●資源国家であることから、周辺国や欧米諸国との関係も良好で、豊富な資金力を反映してヨーロッパ文化が流入、国民も国の好調な経済状態の恩恵を享受しています
●ただし、このような資源が豊富で、荒涼な大地が広がる国家は、油断すると他国からの進出を受けやすいことから、軍事力の整備を積極的に行っています
●また、人口が1700万人程度と少ないことから、カザフスタン共和国では徴兵制が敷かれており、若い男性は2年間の兵役が義務付けられています
●カザフスタン共和国は、潤沢な国家予算を背景として、世界の最新装備を次々と導入、特に独立前の軍事体制からロシア軍との結び付きが強く、ロシアから導入した装備の一つが火力支援戦車「BMP-T」です
●この火力支援戦車「BMP-T」は、「T-72」をベースとした車体に強力な火力を持つのが特徴で、市街地などの近距離戦闘における火力支援にその能力を発揮、遠距離戦闘においても対戦車ミサイルで対抗することができます
●カザフスタン共和国は政治が安定し、テロも少ない国ではありますが、「BMP-T」は対テロの時代を反映した切り札として配備が進み、カザフスタン共和国軍の重要な機甲戦力の一つとなっているのです
【 「カザフスタン共和国軍 BMP-T 戦車支援戦闘車」のキット内容について 】
●このカザフスタン共和国軍の火力支援戦車「BMP-T」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●車体下部、車体上部、フェンダーなどは一体成型のパーツで再現しながら、車体各所を細分化したパーツにエッチングを交え細かなディテールを再現、特徴的なプレスライン、そして立体的に再現された爆発反応装甲及び装甲スカートなどにより、「BMP-T」の凹凸のある独特のフォルムとメリハリの効いた車体ディテールとを再現した内容となっています
●「火力支援戦車 BMP-T」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成しています
【 砲 塔 】
●背の低い位置に乗員用ハッチを設け、その上部に機関砲と対戦車ミサイルを装備した「BMP-T」独特の砲塔レイアウトを再現、各ボルト穴や装甲のパネルラインなどを強弱を付けたモールドで再現しています
●「2A42 30mm機関砲」の砲身は一体成型のパーツで再現、砲口とマズルブレーキ側面の穴を開口しています
・ 機関砲の機関部となるボックス状の構造物は、各パネルを箱組み状に貼り合せて作製します
・ 「同軸機銃」は、銃身形状が異なる2種のパーツをセット、選択して使用することができます
●対戦車ミサイル「9M120 アターカ」の各ランチャーは前後に分割したパーツで再現、固定ベースへと取り付けます
●機関砲と対戦車ミサイルを装備する砲塔上部は、各パネルを貼り合わせて作製します
・ 上部に装備する「視察サイト」は、上下に分割したパーツで再現、ガラス部分はクリアパーツとなっています
●砲塔下部は上下に分割したパーツで構成
・ 側面のボックスは個別にパーツ化して再現
・ 「車長ハッチ」「砲手ハッチ」は別パーツ化、開閉状態を選択できます
・ 「ペリスコープ」はクリアパーツで再現
・ 「砲手サイト」は、扉を別パーツ化、ガラス部はクリアパーツで再現しています
・ 「スモークディスチャージャー」は1本ずつ個別にパーツ化、固定ベースへと取り付けます
【 車体上部 】
●砲塔部がターレット状となった「BMP-T」の車体上部レイアウトを再現、車体前部に装備された爆発反応装甲、車体左右の擲弾発射機、車体側面の装甲スカートなどを細分化したパーツ構成とメリハリのあるモールドで再現しています
●車体上部は、フェンダーも含めて一体成型となったパーツで再現
・ 車体前部の爆発反応装甲は2パーツで再現
・ 「操縦手ハッチ」は別パーツ化、開閉状態を選択することができます
・ 「前照灯」は前後に分割したパーツで再現、ガラス部はクリアパーツとなっています
・ 「ライトガード」「は一体成型のパーツで再現しています
・ エンジングリルの異物混入防止ネットを再現したエッチングパーツが付属しています
・ 「サイドミラー」「フェンダー跳ね上げポール」「車幅灯」などを別パーツ化して再現
・ 「擲弾発射機」は一体成型のパーツで再現、砲口を開口しています
●車体左右の観測員用のキューポラは個別にパーツ化しています
・ 「ペリスコープ」はクリアパーツで再現
・ 「ハッチ」は上下に分割したパーツで構成、開閉状態を選択することができます
●装甲スカートは一体成型のパーツで再現、内側のフレームなどは別パーツ化しています
・ 装甲スカート後部のスラットアーマーはヌケた状態で開口しています
【 車体下部 】
●車体下部は、ベースとなった「T-72」の車体レイアウトを再現、その複雑な床面形状を再現しています
●車体下部は一体成型のパーツで再現、後部パネルは別パーツとなっています
・ 「サスペンションアーム」は別パーツ化
・ 「起動輪」「誘導輪」「転輪」は表・裏に分割したパーツで構成、内蔵するポリキャップにより回転可動させることができます
【 履 帯 】
●履帯は、履帯ピン部分が滑り止めとなる「T-90」用のダブルピン履帯を再現しています
・ 履帯は、履板1枚ずつに分割した接着連結式履帯となっています
●ペリスコープ、視察サイトのガラス部、前照灯のガラス部などを再現したクリアパーツが付属
●エンジングリルの異物混入防止ネット、機関砲の装甲カバー、各部のディテールなどを再現したエッチングパーツが付属しています
【 「火力支援戦車 BMP-T」の塗装について 】
●「火力支援戦車 BMP-T」のマーキングとして、カザフスタン共和国軍仕様となる1種類の塗装例がカラー塗装図に記載されており、国籍マークや車体番号などを再現したデカールが付属しています
●「カザフスタン共和国軍 BMP-T 戦車支援戦闘車」の完成時のサイズ
・ 全長 ： 207mm
・ 全幅 ： 117mm
●パーツ数 ： 1100点以上
【 「カザフスタン共和国軍 BMP-T 戦車支援戦闘車」のパッケージ内容 】
・ BMP-T カザフスタン共和国軍 ×1
・ エッチングシート ×2
・ 金属製ワイヤー （牽引ワイヤー用） ×1
・ 組立て塗装図 ×1
・ カラー塗装図 ×1
●2016年 一部新金型
