Sd.Kfz.251/1 Ausf.B グランドスツーカ
「Sd.Kfz.251/1 Ausf.B グランドスツーカ (プラモデル) (レベル 1/35 ミリタリー No.03248 )」です
●第2次世界大戦時におけるドイツ軍の装甲兵員輸送車「Sd.Kfz.251/1 B型」の「ロケットランチャー装備型」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●大口径のロケット弾を使用した制圧能力の高さから「歩くスツーカ」とも呼ばれた「Sd.Kfz.251/1 B型」の「ロケットランチャー装備型」を再現、車体側面にフレーム構造のランチャーを備えた、独特の姿を再現した内容となっています
【 「Sd.Kfz.251/1 B型 グランドスツーカ」のキット概要 】
●車体は1/35スケールとしてはオーソドックスなパーツ構成、ロケットランチャーは細分化したパーツにより再現
●2006年に開発されたズベズダ社のキットをベースとしており、パーツ同士の合いは今一つで、中級者以上のユーザーを対象
●エンジンルームを含めて車体内部を再現、兵員室はC型に準じた仕様
●ロケット弾は「28cm弾」3発と「32cm弾」3発、発射フレームも「木製タイプ」3個、「鋼製タイプ」3個をセット
●発射フレームは装着の有無を選択可能、フレームの角度は任意の位置に固定できます
●ステアリングは可動させることが可能
●タイヤはプラスチック製パーツで再現
●履帯は、パッドが付いた「Sd.Kfz.251」用の通常型履帯、履板1枚ずつに分割したプラスチック製の接着連結式
●塗装例はドイツ軍仕様2種、国籍マーク、ナンバープレートなどを再現したデカールが付属
【 「Sd.Kfz.251/1 B型 ロケットランチャー装備型」について 】
●第2次世界大戦時、ロケット砲を最も多用したのはドイツ軍とソ連軍でした
●ロケット砲は、発射時に反動が発生しないことから、通常の火砲のように堅牢な砲架は不要で、コストの低い兵器です
●しかし、通常の火砲が目標をピンポイントで狙えるのに対して、ロケット砲は気象条件による影響を受けやすく、命中精度が低いという欠点を持っています
●ソ連軍やアメリカ軍などでは、このロケット砲の欠点を少しでも補うように弾道安定用のフィンを取り付けましたが、ドイツ軍では噴射口を多数設けることで弾に回転を与え、これによって弾道を安定させるという方法を採りました
●しかし、このような工夫をしてもロケット砲は通常の火砲よりも命中精度が劣るため、ドイツ軍では大口径化して炸薬を増やし、この炸薬の威力をもって精度の低さを補っています
・ それでもロケット砲は、通常の火砲のように着弾の観測、修正によって目標へと誘導させる程の精度はなく、もっぱら攻撃準備射撃などの精度を必要としない砲撃に使用されています
●また、命中率の低いロケット砲は長射程化することは実質的に難しく(射程を長くするとその分命中精度の誤差も大きくなる)、運用する際に敵との距離が近くなるためドイツ軍では装甲化も進めました
●1940年後半に、「J・ガスト」社は車載用のロケット砲として、「Sd.kfz.251」用のロケット発射枠「SWR40」を開発、これはパイプ構造の支持架と発射角を決める台座、そしてランチャー部で構成され、ランチャー部は「木製」タイプと「鋼製」タイプの2種が存在していました
●この「Sd.kfz.251」の「ロケットランチャー搭載型」は、装甲擲弾兵部隊に配備されて近接支援に活躍、ドイツ軍将兵からはその威力から「歩くスツーカ」と呼ばれ、絶大な支持を得たのです
【 「Sd.Kfz.251/1 Ausf.B グランドスツーカ」のキット内容について 】
●このドイツ軍の装甲兵員輸送車「Sd.Kfz.251/1 B型」の「ロケットランチャー装備型」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●1/35スケールとしてはオーソドックスなパーツ構成と、パーツ上に施されたモールドを主体としたディテール再現により「Sd.Kfz.251/1 B型 ロケットランチャー装備型」を再現した内容となっています
・ 本キットはズズベズダ社が2006年に開発したキットをベースとしており、まだ3D加工を導入する前に開発された製品であるため、パーツ同士の合いは今一つですので、中級者以上の工作力を持つユーザーを対象としたアイテムとなります
●エンジンルーム内部を含めて車体内部を再現しています
●「Sd.Kfz.251/1 B型 ロケットランチャー装備型」は、「ロケットランチャー」「車体上部」「車体下部」「左右のフェンダー」の5ブロックで構成しています
【 ロケットランチャー 】
●ロケットランチャーは、フレーム状になったパーツを貼り合せて作製します
・ 「発射フレーム台座」と、その「固定プレート」はそれぞれ一体成型のパーツで再現、「発射フレーム台座」はその角度を任意の位置に固定することができます
・ 「発射フレーム台座」から伸びる「アーム」は展開した状態と畳んだ状態の2種をセット、「発射フレーム」の装着の有無を選択できます
●「発射フレーム」は、「木製タイプ」(×3)、「鋼製タイプ」(×3)をセットしています
・ 「発射フレーム」は、フレーム状となった各パネルを箱組み状に貼り合せて作製します
・ 「ロケット弾」は、「28cm弾」(×3)と「32cm弾」(×3)の2種が付属しています
・ 「ロケット弾」は、左右及び後部、信管の4パーツで構成
【 車体上部 】
●車体上部は、各パネルを箱組み状に貼り合せて作製します
・ 「後部ドア」は別パーツ化、完成後も開閉可動させることができます
・ 「エンジン点検ハッチ」や各「クラッペ」は別パーツ化して再現
・ 「前方機銃マウント」は、防盾を含めて4パーツに分割して再現
・ 「後部機銃マウント」は一体成型のパーツで再現
●車体内部を再現、以下のパーツで構成しています
・ エンジン
・ ラジエター
・ 操縦席、助手席
・ ハンドル
・ 各種レバー
・ 無線機
・ ガスマスクケース
・ 兵員用座席
・ 背もたれ兼ラック
・ ライフルラック
・ モーゼル Kar98k ライフル ×8
・ MP40 サブマシンガン ×2
・ サブマシンガン用 マガジンラック
・ 消火器
・ 視察装置
・ 機関銃の弾倉入れ
・ 車体前後を結合するプレート
・ ジェリカン ×4
など
【 車体下部 】
●車体下部は、各パネルを箱組み状に貼り合せて作製します
・ 「サスペンションアーム」は別パーツ化して再現
・ 前輪のステアリングゲージは7パーツで構成、ステアリングは完成後も可動させることができます
・ 「タイヤ」「起動輪」は表・裏に分割したパーツで再現、「転輪」は1枚ずつ個別にパーツ化しています
【 フェンダー 】
●左右のフェンダーは一体成型のパーツで再現
・ フェンダー上の「雑具箱」は上下に分割したパーツで再現
・ 「車載工具類」は個別にパーツ化、それぞれ固定具をパーツ上に一体成型している状態です
・ 「前照灯」、前後に分割したパーツで再現、管制カバーが付いた状態を再現しています
・ 「車幅ポール」は一体成型のパーツで再現
【 履 帯 】
●履帯は、表面部にラバー製のパッドが付いた「Sd.Kfz.251」用の通常型履帯を再現しています
・ 履帯は、履板1枚ずつに分割したプラスチック製パーツの接着連結式履帯となっています
・ 各履板は、履板本体と接地パッドの2パーツに分割して再現しています
【 「Sd.Kfz.251/1 B型 ロケットランチャー装備型」の塗装とマーキング 】
●「Sd.Kfz.251/1 B型 ロケットランチャー装備型」のマーキングとして、ドイツ軍仕様となる2種類の塗装例が説明書に記載されています
・ 所属不明 (ロシア / 1941年~1942年)
・ 所属不明 (ロシア / 1941年~1942年)
●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、ナンバープレートなどを再現したデカールが付属しています
【 「Sd.Kfz.251/1 Ausf.B グランドスツーカ」のパッケージ内容 】
・ Sd.Kfz.251/1 B型 ロケットランチャー装備型 ×1
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1
●スポット生産品 (パーツはズベズダ社製)