ソビエト BA-20 装甲車 1939年型
「ソビエト BA-20 装甲車 1939年型 (プラモデル) (ホビーボス 1/35 ファイティングビークル シリーズ No.83883 )」です
●第2次世界大戦初期におけるソ連軍の軽装甲車「BA-20」の「1939年型」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●軽便な装甲車としてノモンハン事件などで活躍した軽装甲車「BA-20」の「1939年型」を再現、民間用車両をベースに簡易な装甲ボディと小型の銃塔を装備した、独特のフォルムを再現した内容となっています
●ホビーボス社製「ソビエト BA-20 装甲車 1937年型」をベースとして、「1939年型」を再現するために、フレームアンテナを省き、砲塔、車体上部などを新規パーツへと変更したバリエーションキットです
【 「ソビエト BA-20 装甲車 1939年型」のキット概要 】
●車体等に一体成型を多用してパーツ数を抑えながら、サスペンションや車体内部については細分化したパーツとエッチングを交えた構成
●ヒンジや溶接跡などを強弱を付けたモールドで再現
●運転席やエンジンなどの車体内部を再現
●各ハッチは開閉状態を選択して作製可能
●前照灯のガラス部はクリアパーツで再現
●排気管の固定具などを再現したエッチングパーツが付属
●タイヤはホイールとタイヤゴム部を分割して再現、タイヤゴムはトレッドパターンを刻んだ軟質素材
●塗装例はソ連軍仕様2種、車両番号などを再現したデカールが付属
【 「BA-20 装甲車」について 】
●1920年代後期から1930年代においてソ連軍は積極的に機械化と装甲化を推し進め、軽戦車「T-26」「BT戦車」シリーズなどを大量に生産します
●しかし、大量の生産を行っても、広大な国土と膨大な兵員を抱えるソ連軍にとって戦車の数を充分に満たすことはできず、この数量不足を補うため生産コストの低い装輪式の装甲車に着目するようになります
●1930年代に開発されたソ連軍の装甲車は、民間用の車両のシャーシをベースとしてこれに装甲車体を設けるという方式を採り、6輪式の「BA-3」シリーズと、4輪式の「BA-20」が誕生しました
●この「BA-20」は、民間用車両のシャーシを利用したため生産コストが低いという長所を持っていましたが、反面、不整地での走行性能は芳しくありませんでした
●しかし、この生産コストの低さが、およそ10000両にも及ぶ大量生産に繋がり、装甲車を大量に装備したソ連軍はノモンハン事件などにおいて敵を圧倒する強さを発揮しています
●しかしながら、「独ソ戦」が始まると装甲の薄い「BA-20」は次々と撃破・鹵獲され、徐々に第一線から引き揚げられて行きました
●その後「BA-20」は、戦線後方における活動を主として運用が続けられ、同車を鹵獲したドイツ軍も後方部隊で有効に活用しているのです
【 「ソビエト BA-20 装甲車 1939年型」のキット内容について 】
●このソ連軍の軽装甲車「BA-20」の「1939年型」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●車体や砲塔の主要部分は一体成型を多用しながら、細かなディテール部分は細分化したパーツ構成とエッチングパーツにより、軽装甲車「BA-20」の「1939年型」を再現した内容となっています
●エンジンを含めた車体内部も再現しています
●「BA-20 1939年型」は、「銃塔」「車体上部」「車体下部」「シャーシ」の4ブロックで構成しています
【 銃 塔 】
●銃塔の視察口やリベットなどを強弱を付けたモールドで再現しています
●銃塔は、上下及び前面パネルの3パーツで構成
・ 「上部ハッチ」は別パーツ化、開閉状態を選択することができます
・ 「デグチャレフ DT機関銃」は一体成型のパーツで再現、マウント部は2パーツで再現しています
【 車体上部 】
●車体上部は、各ヒンジ、パネルライン、溶接跡などを強弱を付けたモールドで再現しています
●車体上部は、一体成型となったパーツで再現
・ 「視察ハッチ」「側面ドア」「エンジン点検ハッチ」は別パーツ化、開閉状態を選択することができます
・ 「フロントグリルハッチ」は開閉状態を選択可能、ハッチの開閉用アームは開状態と閉状態の2種をセットしており、ハッチの状態に合わせて使用します
・ 車載工具類は個別にパーツ化、それぞれ固定具をパーツとともに一体成型した状態となっています
・ 「予備タイヤケース」は、上下に分割したパーツで再現、固定具は別パーツ化しています
【 車体下部 】
●車体下部は、ステップの滑り止めやフェンダーの折り返し部分などを繊細なモールドで再現しています
●車体下部は、フェンダーを含めた一体成型のパーツで再現
・ 「前部バンパー」は一体成型のパーツで再現
・ 「前照灯」は、前後に分割したパーツで構成、ガラス部はクリアパーツで再現しています
●車体内部を再現、以下のパーツで構成しています
・ メーターパネル (各メーターを再現したデカールが付属)
・ ハンドル
・ 変速レバー
・ 各座席
・ エンジン (22パーツ)
・ ラジエター
など
【 シャーシ 】
●シャーシのメインフレームは一体成型のパーツで再現
・ 「デファレンシャル」は3パーツ、「ステアリングゲージ」は2パーツに分割して再現
・ 「リーフサスペンション」は一体成型のパーツで再現、基部や固定バンドは別パーツとなっています
・ ステアリングは前方に固定した状態となります
・ 「排気管」は一体成型のパーツで再現、固定具はエッチングパーツで再現しています
●タイヤは、ホイールとゴムの部分とに分割して再現しています
・ ゴムの部分は軟質素材のパーツで再現し、トレッドパターンを深めのモールドで再現しています
●前照灯のガラス部を再現したクリアパーツが付属
●排気管の固定具などを再現したエッチングパーツが付属しています
【 「BA-20 装甲車」の塗装とマーキング 】
●「BA-20 1939年型」のマーキングとして、ソ連軍仕様となる2種類の塗装例がカラー塗装図に記載されており、車体番号などを再現したデカールが付属しています
●「ソビエト BA-20 装甲車 1939年型」の完成時のサイズ
・ 全長 : 12.8cm
・ 全幅 : 5.1cm
【 「ソビエト BA-20 装甲車 1939年型」のパッケージ内容 】
・ BA-20 装甲車 (1939年型) ×1
・ エッチングシート ×1
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1
・ カラー塗装図 ×1
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