ドイツ 1号戦車A型 初期/後期型
「ドイツ 1号戦車A型 初期/後期型 (プラモデル) (ホビーボス 1/35 ファイティングビークル シリーズ No.80145 )」です
●第2次世界大戦初期におけるドイツ軍の軽戦車「1号戦車A型」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット
●エンジンデッキの給油口が少ない「初期型」と、給油口が多い「後期型」とを選択して作製できるコンバーチブルキットです
●ドイツ戦車の祖として戦車技術と運用方法の確立、乗員の育成などに貢献し、実戦にも投入された「1号戦車A型」を再現、面構成の車体に銃塔を装備した、小粒ながらドイツ戦車らしいフォルムを再現した内容となっています
【 「ドイツ 1号戦車A型 初期/後期型」のキット概要 】
●細分化したパーツ構成と、エッチングを交えたパーツ構成で、ディテール再現と内部の再現に重きを置いた内容
●エンジンデッキの給油口が少ない「初期型」と、給油口が多い「後期型」とを選択できる
●エンジンルーム内部を含めて車体内部を詳細に再現
●乗員用ハッチは開閉状態を選択可能
●車体の各点検ハッチは別パーツ化して再現
●前照灯のガラス部や車幅灯などを再現したクリアパーツが付属
●エンジングリルの異物混入防止ネットや排気管カバー、車載工具の固定具の一部などを再現したエッチングパーツが付属
●履帯は、「1号戦車」用の前期型履帯「Kgs57-280/90」、履板1枚ずつに分割したプラスチック製パーツによる接着連結式
●塗装例はドイツ軍仕様を中心とした6種、国籍マークやナンバープレートなどを再現したデカールが付属
【 「Sd.Kfz.101 1号戦車A型」について 】
●ドイツ軍は、第1次世界大戦後の「ヴェルサイユ条約」によって戦車の開発と保有を禁じられました
●しかし、第1次世界大戦での戦訓から、ドイツ軍は機動戦による短期決戦によって戦争を終結させる必要性を痛感、この機動戦において戦車は必要不可欠な存在として認識されていました
●1935年、ナチス政権による「ヴェルサイユ条約」破棄以降、ドイツ軍は戦車の開発を開始したことになっていますが、これはあくまでも対外的なもので、実質的には1930年頃から基礎研究を進めており、1933年には「農業用トラクター」という名目で「1号戦車」の原型となる「LaS」を開発しています
●ドイツ軍はこの「LaS」の改良・発展を進め、1934年には「1号戦車A型」が完成、この「1号戦車A型」の誕生はまだ「ヴェルサイユ条約」下であったため、車体のみの状態でトラクターとして運用が行われています
●1935年、「ヴェルサイユ条約」破棄により対外的にも戦車として運用ができるようになった「1号戦車A型」は、早速銃塔を装備して「戦車」としての姿へと変貌、訓練用の戦車としてドイツ軍の戦車運用と乗員の育成に大きく貢献します
●本来「1号戦車」は訓練用に限定される予定で、武装も機銃のみという貧弱な装備でしたが、戦車部隊の主軸となるべき「3号戦車」などの戦車が不足していたため、「1号戦車A型」も実戦に投入、「ポーランド戦」や「フランス戦」などに参加しました
●ただし、「1号戦車A型」の「戦車」としての能力不足は明らかであり、徐々に二線級兵器へと格下げされますが、それでも北アフリカ戦線などにも投入され、戦車戦力を補完する車両として各地において奮戦を果たしたのです
【 「ドイツ 1号戦車A型 初期/後期型」のキット内容について 】
●このドイツ軍の軽戦車「1号戦車A型」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●細分化したプラスチックパーツと、エッチング、クリアパーツを交えたパーツ構成、そして旧トライスター社らしい繊細なタッチのモールドで「1号戦車A型」の細部と車体内部の再現に重きを置いた内容となっています
●エンジンデッキの給油口が少ない「初期型」と、給油口が多い「後期型」とを選択して作製できます
●エンジンルーム内部を含めて車体内部を詳細に再現しています
●「1号戦車A型」は、「銃塔」「車体上部」「エンジンデッキ」「車体下部」「左右のフェンダー」の6ブロックで構成しています
【 銃 塔 】
●曲面形状となる「1号戦車」の砲塔を再現、ボルト穴やヒンジなどを繊細なタッチのモールドで再現しています
●銃塔は、上下及び前部の3パーツで構成
・ 各「クラッペ」は別パーツ化しています
・ 「MG13機関銃」はそれぞれ一体成型のパーツで再現
・ 「防盾」は一体成型のパーツで再現、「クラッペ」はモールドで再現しています
●銃塔内部を再現、以下のパーツで構成しています
・ 座席
・ 銃塔旋回装置
・ 機関銃の機関部
・ 弾倉
・ 照準器
など
【 車体上部 】
●複雑な戦闘室上部形状を一体成型のパーツで再現、エッジ部分の溶接跡や各ボルト穴などを繊細なタッチのモールドで再現しています
●車体上部は一体成型のパーツで再現、車体前部パネルは別パーツとなっています
・ 「側面ハッチ」は別パーツ化、開閉状態を選択することができます
・ 各「クラッペ」は別パーツ化して再現
・ 「前照灯」は、前後に分割したパーツで再現、前部のガラス部はクリアパーツで再現しています
・ 「車幅灯」はクリアパーツで再現
・ 「牽引フック」「ホーン」「牽引装置」「ベンチレーター排気管」などを別パーツ化しています
【 エンジンデッキ 】
●点検ハッチ等の開口部を広く設けた「1号戦車A型」のエンジンデッキ部分のレイアウトを再現、各ハッチのヒンジやボルト穴などを繊細なモールドで再現しています
●エンジンデッキは、前後方向に3分割したパーツで再現
・ エンジンデッキは、「前期型」と「後期型」の2種をセット、選択して使用します
・ 各「給油口」や「点検ハッチ」は別パーツ化
・ デッキ後部のエンジングリルの異物混入防止ネットはエッチングパーツで再現
【 車体下部 】
●車体下部は、各パネルを箱組み状に貼り合せて作製します
・ 「サスペンション」は前後に分割したパーツで再現、「転輪」を挟んで作製します
・ 「起動輪」は一体成型のパーツで再現
・ 「誘導輪」「転輪」は、本体と表・裏のホイールリムとに分割した3パーツで構成
・ 「ガータービーム」は一体成型のパーツで再現、「サスペンション」の外側に装着します
●車体内部を再現、以下のパーツで構成しています
・ エンジン
・ ラジエター
・ エアクリーナー
・ トランスミッション
・ ドライブシャフト
・ クラッチ
・ 最終減速器
・ フロアパネル
・ 隔壁
・ 燃料タンク
・ 無線機
・ 弾倉収納ラック
・ 信号旗収納ラック
・ 操縦席
・ メーターパネル
・ ペダル類
・ 操行レバー
・ 変速レバー
など
【 フェンダー 】
●フェンダーは、格子状の滑り止めパターンを繊細なモールドで再現しています
●フェンダーは、フェンダー本体と側面の2パーツで構成しています
・ 「前部マッドフラップ」は3パーツ、「後部マッドフラップ」は2パーツで再現、「前部マッドフラップ」は装着の有無を選択できます
・ 「車載工具類」は個別にパーツ化、それぞれ固定具をパーツとともに一体成型した状態、コの字状の固定ハンドルと蝶ネジはエッチングパーツで再現しています
・ 「排気管」は上下に分割したパーツで再現、「排気管カバー」はエッチングパーツで再現しています
【 履 帯 】
●履帯は、「1号戦車」用の前期型履帯「Kgs57-280/90」を再現しています
・ 履帯は、履板を1枚ずつに分割したプラスチック製パーツによる接着連結式となっています
●前照灯のガラス部や車幅灯などを再現したクリアパーツが付属
●エンジングリルの異物混入防止ネットや排気管カバー、車載工具の固定具の一部などを再現したエッチングパーツが付属しています
【 「1号戦車A型」の塗装とマーキング 】
●「1号戦車A型」のマーキングとして、6種類の塗装例が説明書に記載されています
・ スペイン軍 第2戦車大隊 (前期型)
・ ドイツ軍 第40特別戦車大隊 (ノルウェー / 1940年 前期型)
・ ドイツ軍 所属車両 (ポーランド戦時 前期型)
・ ドイツ軍 第5軽師団 (北アフリカ戦線 前期型)
・ ドイツ軍 所属車両 (ポーランド戦時 後期型)
・ ドイツ軍 所属車両 (北アフリカ戦線 後期型)
●説明書に記載された塗装例に基づく、国籍マーク、車体番号、軍団マークなどを再現したデカールが付属しています
●「ドイツ 1号戦車A型 初期/後期型」の完成時サイズ
・ 全長 : 11.5cm
・ 全幅 : 5.9cm
【 「ドイツ 1号戦車A型 初期/後期型」のパッケージ内容 】
・ 1号戦車A型 (前期型と後期型のコンバーチブル) ×1
・ エッチングシート ×1
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1
●再販アイテム (旧トライスター製)