イスラエル国防軍 戦車色セット
イスラエル国防軍 戦車色シナイグレーブラウン系塗料グレー系塗料メルカバ戦車ベングリオン 戦車スーパーシャーマンショット・カルティラン 5 戦車ティラン 6 戦車メルカバ Mk.1 戦車チラン 戦車IDF イスラエル国防軍Mr.COLOR 特色セットMr.カラー
「イスラエル国防軍 戦車色セット (塗料) (GSIクレオス Mr.カラー 特色セット No.CS631 )」です
●1960年代から200年代におけるイスラエル軍戦車の基本塗装色として使用されているベージュがかったグレーの色目、いわゆる「シナイグレー」を再現したカラーセット
●これまで調色再現が難しい色とされていた「シナイグレー」と呼称される迷彩色を、「MENG MODEL」社の資料提供に基づき完全再現
●実際の遺棄車輌下面部から採取した塗装片をもとに、紫外線による退色の影響を受けていない、本来の色目を再現しています
●年代・配備地別の車体基本色3色をセットしていますので、特定車輌が活躍した実際の戦場をイメージして使い分け、プラモデル製作にさらなリアリティを加えることも可能な内容となっています
【 「イスラエル国防軍 戦車色セット」のパッケージ内容 】
●「イスラエル国防軍 戦車色セット」は次のような内容となっています
・ TC019 IDFグレー 1 (3/4 つや消し) (~1981 シナイ半島)
・ TC020 IDFグレー 2 (3/4 つや消し) (~1981 ゴラン高原)
・ TC021 IDFグレー 3 (3/4 つや消し) (現用)
各1本入り計3色セット
●各色とも、デカール貼付時にシルバリングが起りにくいよう「3/4 つや消し」で調色しています
・ 実車のようなマットでリアルなツヤ消しで仕上げたい場合には、デカール貼付後に「つや消しトップコート」を吹きつけて、車体全体のツヤを整えて下さい
【 「イスラエル国防軍 戦車色セット」の製品内容について 】
●イスラエル軍が運用しているAFVを製作する際、悩みどころになるポイントはどのような色で車体を塗装すればよいか?という点です
●1960年代から1970年代におけるイスラエル軍戦車は、サンド系の色を塗っていましたが、この塗料は純粋にサンドイエローではなく、少しオリーブドラブ色が混ざったような複雑な色となっていたようですし、2000年代の「メルカバ Mk.3」「メルカバ Mk.4」「マガフ」になると「グリーン」とも「ブラウン」とも言えないような独特の色で塗装されているようで、このようなイスラエル軍で使用されている独特の車体色を総称して「シナイグレー」と呼称していました
●この「シナイグレー」を資料から考察する際、中東という地域はきつい日光で色調が変化するだけでなく、撮影の際に光が飛んでしまいフィルム(写真)に正確な色が反映されにくいという問題がありました
●最近では明瞭に撮影されたイスラエル軍AFVの写真が入手しやすい資料として市場に出回っているため、この問題は解決されつつあるものの、それでも、イスラエル軍AFV群は、明るい場所では「サンド色」に見えたり、暗い場所では「グレー」や「オリーブ系」の塗装に見えたりと、色の選択にちょっと手間取ってしまうモデラー泣かせの色であることに変わりありません
●この「イスラエル国防軍 戦車色セット」は、イスラエルAFVのインジェクションキットをリリースする「MENG MODEL」の協力の下、実際の遺棄車輌から採取した塗装片をもとに調色、時代ごとに異なるイスラエル軍の車体色(シナイグレー)を再現、イスラエル軍AFVの基本塗装を行う際のベーシックカラーとしてまず最初にチョイスして頂ける内容となっています
●「シナイグレー」独特の色調を雰囲気たっぷりに再現していますので瓶入りの塗料のままで使用しても差し支えありませんが、あくまでも紫外線による退色の影響を受けていない車輌下面部の色を再現していますので、この色を基準にして同色系の色や白、グレーなどを混色したり、ウォッシングやフィルタリング、ハイライトなどを入れハイトーン、ロートーンへと変化させ使い込まれた雰囲気を演出することも可能です
●ひとくちに「シナイグレー」と言っても、運用車輌が活躍する年代などで数種類の色を確認する事ができ、本「イスラエル国防軍 戦車色セット」では時代ごとに異なる3色の「シナイグレー」を再現していますので、1960年から現代に至るまでのイスラエル軍車輌に使用することができます
●セットしている3色のカラー内容は以下のとおり
・ TC019 IDFグレー 1 (~1981 シナイ半島)
1980年代初頭まで、シナイ半島などの砂漠地帯に配備された車輌に使用された迷彩色、主に「M50/51 スーパーシャーマン」や「ショット(センチュリオン)」シリーズに使用されました
初期のIDFでは車体の塗装色が明確に規定されておらず、部隊ごとに独自に調達した、色調の異なる塗料を使用していたケースも多かったようです
・ TC020 IDFグレー 2 (~1981 ゴラン高原)
1980年代初頭まで、主に北部方面のゴラン高原地帯に配備された車輌に使用された迷彩色、この色はゴラン高原付近「涙の谷」で破壊・遺棄された「ショット・カル」戦車から採取した塗料片をもとに調色しました
資料ではこの色で塗装されたと思われるマガフシリーズ、初期のメルカバシリーズなどの写真も見受けられます
・ TC021 IDFグレー 3 (現用)
現在IDFで運用されているメルカバシリーズの車輌で使用されている迷彩色、「TC020」によく似ていますが、わずかに暗く、緑がかった色調になっています
1980年代後半から1990年代にかけてこの色で塗装された車輌が登場しはじめ、2000年代以降、一部を除き多くの車体の塗装色がこれに統一されているようです
●イスラエル車輌を塗装する際、塗料の選択に迷うことなく最初の基本色として使用することができる「イスラエル国防軍 戦車色セット」、イスラエルAFVファンには待望のカラーセットとなっています
【 「イスラエル国防軍 戦車色セット」の使用方法について 】
●「イスラエル国防軍 戦車色セット」は、実際にイスラエル軍で使用されている車体色をMENG MODEL社の監修の下、できるだけ忠実に再現したカラーセット
・ 基本となる車体塗装色を再現しており、面倒な調色を行うことなく手軽にIDF独特の車体カラーを再現することができる塗料セットです
●「イスラエル国防軍 戦車色セット」は「Mr.カラー」ベースの塗料となっており、色のバランス、つやのバランスよくモデルにリアルな質感を与える事ができます
●「イスラエル国防軍 戦車色セット」は「Mr.カラー」「Mr.カラーGX」「Mr.カラー スプレー」と同じ性質の「ラッカー系塗料」となります
・ 「Mr.COLOR 特色セット」との混色はもちろん、「Mr.カラー」「Mr.カラーGX」「Mr.カラー色の素」「ガンダムカラー(単色)」や「ガンダムカラー (BOX)」「ガイアカラー」などのラッカー系塗料と互換性がありますので、共に混色したり、ないカラーを補完したりすることができます
(水性ホビーカラーとは混ぜ合わせて調色を行うことができません)
●塗料の希釈(薄め)の目安
・ エアブラシによる吹き付け塗装の際は、塗料「1」に対して「Mr.カラーうすめ液」などの溶剤を「2~3」の割合で薄めて下さい
・ 筆塗り塗装の際には塗料「1」に対して「Mr.カラーうすめ液」などの溶剤を「1」の割合で薄めて下さい
・ 乾燥スピードが早いので、筆塗りの際には「Mr.リターダーマイルド」をご利用されることをおすすめします
・ 希釈濃度はひとつの目安ですので、気温・湿度だけでなく、塗りやすさ、発色の好みがございますので、各自で調整し、お好みの希釈濃度でご利用下さい
●「光沢色」を「つや消し」にしたい場合には、「つや消し剤 (フラットベース) (C-30)」を「10~20パーセント以上」、「半光沢」を「つや消し」にしたい場合には「つや消し剤 (フラットベース) (C-30)」を「5~10パーセント以上」混ぜて下さい
●溶剤・洗浄には必ず模型用に調整された専用の「シンナー」をご利用下さい
・ Mr.カラー シンナー
・ G-color 溶剤シリーズ (T-01 ラッカー系溶剤)
・ ガイアノーツ G-color 溶剤シリーズ (T-04 ツールウォッシュ)
・ ガイアノーツ G-color 溶剤シリーズ (T-06 ブラシマスター)
・ ガイアノーツ G-color 溶剤シリーズ (T-07 モデレイト溶剤)
・ タミヤ ラッカー溶剤
など
【 「イスラエル国防軍 戦車色セット」の製品仕様 】
●各10ml入り (3色セット)
●塗り面積の目安 : 0.1平方メートル (3回塗り)
●品名:合成樹脂塗料(いわゆる「ラッカー系塗料」に分類されます)
●第4種第1石油類 (火気厳禁)
●成分 : 合成樹脂(アクリル)、顔料、有機溶剤
●用途
・ プラスチックモデルなどの各種模型工作
・ アート・工作
など
●適応素材
・ スチロール
・ アクリル
・ 塩化ビニール樹脂
・ 木
・ 石膏
など
●ABS製パーツに使用すると、塗料の浸透によりパーツが割れる事がございます、ご注意下さい
●ご利用の前にはパッケージ裏面に記載されている取り扱い説明をよくお読み頂いた上、ご使用になって下さい