日本陸軍 九二式重装甲車 後期型
「日本陸軍 九二式重装甲車 後期型 (プラモデル) (ピットロード 1/35 グランドアーマーシリーズ No.G043 )」です
●日中戦争時における日本陸軍の軽戦車「92式重装甲車」の「後期型」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット。
●騎兵科が装備する軽戦車として中国大陸で活躍した「92式重装甲車」の「後期型」を再現、主武装は車体へと搭載し、上部には銃塔を装備した、黎明期の戦車らしい小ぶりなフォルムを再現した内容となっています。
●ピットロード社製「日本陸軍 92式重装甲車 (後期型)」の品番替えリニューアルアイテムとなります。
【 日本陸軍 九二式重装甲車 後期型 (ピットロード 1/35 グランドアーマーシリーズ G043) プラモデル概要 】
●一体成型を多用したパーツ構成とモールドを主体としたディテール再現でパーツ数を抑えた内容。
●ハッチやボルトなどの彫刻は、ピットロード社らしいクッキリとした深めのモールド。
●車長のフィギュア1体が付属。
●履帯は「92式重装甲車」用のシングルピン履帯、接着及び塗装が可能な軟質素材によるベルト式。
●塗装例は日本陸軍仕様1種。
【 日本陸軍 九二式重装甲車 後期型 (ピットロード 1/35 グランドアーマーシリーズ G043) プラモデルの内容 】
●日本陸軍の「92式重装甲車」の「後期型」を再現したプラスチックモデル組立てキットです。
●ピットロード社のAFVモデルのフォーマットに則り、一体成型を多用したパーツ構成と、パーツ上に施したモールドを主体としたディテール再現により、パーツ数を抑えて「92式重装甲車 後期型」のフォルムとディテールとを再現した内容となっています。
●「92式重装甲車 後期型」は、「銃塔」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成しています。
【 銃 塔 】
●銃塔は、上下に分割したパーツで構成。
・ 「機銃」「機銃マウント」はそれぞれ一体成型のパーツで再現。
・ 「車長ハッチ」は別パーツ化、開閉状態を選択することができます。
・ 「対空機銃架」は3パーツに分割して再現。
・ 「サーチライト」「後部指針」を別パーツ化して再現
【 車体上部 】
●車体上部は、フェンダーを含めた一体成型化したパーツで再現、車体前部のトランスミッション点検パネル、エンジングリル部は別パーツ化して再現しています。
・ 「92式 13mm車載機関砲」は一体成型のパーツで再現、スライド金型を使用して砲口を開口しています。
・ 機関砲のマウントは、ボール状になった一体成型のパーツで再現しており、完成後も可動させることができます。
・ 「車体ハッチ」は車体パーツ上にモールド化して再現。
・ 各「視察ハッチ」は別パーツ化しています。
・ 「前照灯」「星章」「牽引フック」はそれぞれ一体成型のパーツで再現。
・ 「排気管」は別パーツ化、一体成型のパーツで再現、先端部は開口しています。
・ 「排気管カバー」はプラスチック製パーツで再現、メッシュ状の形状は凹凸を交えたモールドで再現しています。
・ 後部の「牽引装置」は2パーツに分割して再現。
・ 「車載工具類」は個別にパーツ化、それぞれ固定具をパーツとともに一体成型した状態となっています。
【 車体下部 】
●車体下部は、バスタブ状に一体成型化したパーツで再現。
・ 「サスペンション」は一体成型のパーツで再現、表・裏に「下部転輪」を取り付けて作製します。
・ 「起動輪」「誘導輪」は表・裏で分割したパーツで再現。
【 履 帯 】
●履帯は、「92式重装甲車」用のシングルピン履帯を再現しています。
・ 履帯は、接着及び塗装が可能な軟質素材によるベルト式履帯となっています(接着には瞬間接着剤を使用して下さい)。
【 フィギュア 】
●車長を再現したフィギュア1体が付属しています。
・ ハッチから上半身を出して、片手でハッチ、もう一方の手は銃塔部分に置いているポーズです。
・ 服装は、「98式軍衣」を着用、ブーツを履き、「戦車帽」を被った姿です。
・ 服の皺の表現はスケールに沿った凹凸モールドで再現、服の縫い目などの細部は繊細なモールドで再現しています。
・ フィギュアは、「胴体」「両腕」で分割したオーソドックスなパーツ構成となっています。
【 日本陸軍 九二式重装甲車 後期型 (ピットロード 1/35 グランドアーマーシリーズ G043) 塗装・マーキング 】
●「98式 4t牽引車 シケ」の塗装及びマーキング指示は組立説明書内にカラーで記載しています (黄帯3色迷彩)
・ 塗装の際に使用する塗料の種類も記載しています (Mr.カラー)。
●日本陸軍 九二式重装甲車 後期型 完成時のサイズ
・ 全長:約112mm
【 日本陸軍 九二式重装甲車 後期型 (ピットロード 1/35 グランドアーマーシリーズ G043) パッケージ内容 】
・ 92式重装甲車 後期型 ×1
・ 日本陸軍 戦車兵 ×1
・ 組立説明書 ×1
●2016年 「日本陸軍 92式重装甲車 (後期型)」の品番を変更したリニューアルアイテム
【 日本陸軍 九二式重装甲車 後期型 について 】
●日本陸軍の騎兵は、国軍創設時まで遡る歴史を持つ由緒ある兵科でしたが、機関銃などの近代兵器の登場後、露出状態で馬に乗るという形態では防御力はなきに等しく、機械化の道を探り始めます。
●当初は、装輪式装甲車の導入が検討されましたが、当時の装輪装甲車は悪路での走行能力は極めて低く、次いで注目したのが「戦車」でした。
●「戦車」は悪路走行に優れ、機動力を向上すれば騎兵部隊の装備車両として最適なもので、騎兵科は機動力を重視した「戦車」の開発を進めます。
●これにより、1931年に完成、翌1932年に制式化されたのが「92式重装甲車」です。
●「戦車」としての形態を持ちながら「装甲車」と呼称しているのは、騎兵科が「戦車」を持つことに関して、当時の「戦車」を管轄していた歩兵科から異議が出ないようにする配慮でした(これは他国も同じで、アメリカ陸軍では歩兵が持つ「戦車」と、騎兵が持つ「戦闘車」に呼称を分けていました)。
●「92式重装甲車」は、「6.5mm機関銃」を2丁装備し、最高速度は40km/hと、当時の戦車としては極めて高い機動性を有していましたが、最大装甲厚は6mmしかなく、装甲の貧弱さは否めませんでした。
●本車は主に日中戦争に参加、その高い機動力により敵の追撃戦や威力偵察等で活躍しました。
●「92式重装甲車」は1932年から1939年の間に合計167両が生産されましたが、1940年代に突入するとさすがに旧式化は否めず、後継車両でもある「95式軽戦車」にその道を譲っています。
●「92式重装甲車」は、生産の時期により「前期型」、「後期型」に区分されています。
●「後期型」は武装が強化され、車体の前方機銃を「92式 13mm車載機関砲」に変更、車体の下部転輪は大型のタイプを片側に4個装備、上部転輪は片側2個に減らされました。
・ また、銃塔の機銃を「97式 7.7mm車載機関銃」に強化した車両も存在しています。