陸上自衛隊 90式戦車
「陸上自衛隊 90式戦車 (プラモデル) (フジミ 1/76 スペシャルワールドアーマーシリーズ No.旧003 )」です
●陸上自衛隊の主力戦車「90式戦車」を1/76スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●120mm滑腔砲と複合装甲を採用した戦後第3世代にあたる戦車、「90式戦車」を再現、複合装甲による直線的なフォルムを再現した内容となっています
●フジミ社製「陸上自衛隊 90式戦車 (71戦-1ほか)」のデカールを変更したリニューアルバージョンです
【 「陸上自衛隊 90式戦車」のキット概要 】
●一体成型化を進めたパーツと、パーツ上に施したモールドでディテールを再現し、ミニスケールらしくパーツ数を抑えた内容
●車載工具はモールドにて再現
●車長ハッチと操縦手ハッチは開閉状態を選択可能
●車長と操縦手のフィギュア2体が付属
●履帯は、ラバー製の接地パッドが付いた状態の「90式戦車」用のダブルピン履帯、上下の直線部は繋がった状態のパーツ、前後の曲線部分は履板2枚ずつに分割した一部連結式
●塗装例は陸上自衛隊仕様1種、マーキング例7種、部隊マークなどを再現したデカールが付属
【 「陸上自衛隊 90式戦車」のキット内容について 】
●陸上自衛隊の主力戦車「90式戦車」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●ミニスケールらしく一体成型化を進めたパーツと、パーツ上に施したモールドで車載工具類などのディテールを再現、パーツ数を抑えて「90式戦車」を再現したキットになっています
●「90式戦車」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成しています
【 砲 塔 】
●「Rh120 44口径 120mm滑腔砲」の砲身は左右に分割したパーツで再現、砲口部分は別パーツとなっています
・ 「防盾」は一体成型のパーツで再現
・ 「防盾」は完成後も上下に可動させることができます
●砲塔は、上下に分割したパーツで構成
・ 「車長キューポラ」と「砲手サイト」は砲塔上部に一体成型化しており、サイト前面部とペリスコープ部は開口しています
・ 「車長ハッチ」は別パーツ化、開閉状態を選択することができます
・ 「砲手ハッチ」はモールドにて再現
・ 「砲手サイト」の前面扉は別パーツ化しており、開閉状態を選択することができます
・ 「スモークディスチャージャー」は後部の工具箱も含めて一体成型のパーツで再現
・ 「砲塔バスケット」は3パーツに分割して再現、フレームをモールドで再現しています
・ 「M2重機関銃」は一体成型のパーツで再現
・ 「環境センサー」「アンテナマウント」「予備履帯」を別パーツ化して再現
【 車体上部 】
●車体上部は、本体と左右側面の3パーツで構成
・ 側面パーツには「サイドスカート」を一体成型化しています
・ 「操縦手ハッチ」は別パーツ化、開閉状態を選択することができます
・ 「前照灯」は別パーツ化しています
【 車体下部 】
●車体下部は、各パネルを箱組み状に貼り合せて作製します
・ 「サスペンションアーム」は側面パネルに一体成型化しています
・ 「起動輪」「誘導輪」「転輪」は、表・裏に分割したパーツで再現
【 履 帯 】
●履帯は、接地部分にラバー製のパッドを付けた状態の「90式戦車」用のダブルピン履帯を再現しています
・ 履帯は、一部連結式となっています
・ 履帯は、上下の直線部は繋がった状態のパーツ、前後の曲線部は履板2枚ずつに分割したプラスチック製パーツで構成しています
【 フィギュア 】
●車長と操縦手を再現した2体のフィギュアが付属しています
・ 車長は全身像、操縦手は半身像となります
・ 車長は、キューポラから上半身を出して片手を挙げたポーズ、操縦手はハッチから顔を出したポーズです
・ 服装は、「迷彩服」を着用、「戦車ヘルメット」を被った姿です
・ フィギュアは、「上半身」「下半身」「両腕」で分割したオーソドックスなパーツ構成となっています
【 「90式戦車」の塗装とマーキング 】
●「90式戦車」のマーキングとして、陸上自衛隊仕様となる1種類の塗装例と7種類のマーキング例が説明書に記載されています
・ 富士教導団 戦車教導隊
・ 第1機甲教育隊
・ 武器学校
・ 第71戦車連隊 第1、第2、第5中隊
・ 第72戦車連隊 第1、第2、第5中隊
・ 第73戦車連隊 第1、第2、第5中隊
・ 第2戦車連隊 本部管理中隊
●説明書の塗装例に基づく、部隊マーク、部隊表示、車体番号などを再現したデカールが付属しています
【 「陸上自衛隊 90式戦車」のパッケージ内容 】
・ 90式戦車 ×1
・ 乗員のフィギュア ×2
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1
●2016年 デカール変更 リニューアルアイテム
【 「90式戦車」について 】
●陸上自衛隊の国産戦車は、「61式戦車」を経て「74式戦車」の誕生を迎えると世界のレベルに追いつくことができましたが、1970年代後半になると、より防御力を高めた複合装甲が開発され、この複合装甲を装備した第3世代戦車と言われる戦車が各国で登場しました
●我が国においても「74式戦車」の後継車両の開発は1977年から開始されており、この新型戦車は「74式戦車」よりも一回り大型で、複合装甲を装備、主砲も当時の西側諸国の主力となりつつあったラインメタル製の「120mm滑腔砲」を搭載しました
●この車輌は、数々のテストと改良を繰り返しながら1990年に「90式戦車」として制式化されました
●「90式戦車」は、50tの重量の車体に1500馬力のエンジンを装備、最高速度は70km/hと、優れた機動力を持っています
●また、「74式戦車」では全ての転輪は油圧式懸架装置となっており、様々な姿勢を取ることができましたが、「90式戦車」での油圧懸架装置は前後の転輪のみに絞りながらも、「74式戦車」譲りの稜線射撃能力を維持しつつ耐久性の高さをも両立しています
●主砲には自動装填装置を搭載、これにより装填手は不要となり、乗員は3名になっています
●この「90式戦車」は、北海道の部隊に配備が進みましたが、50tという重量は北海道以外では運用が難しいことから、本州では富士教導団のみの配備にとどまり、北海道以外の戦車部隊では「74式戦車」とその後継の「10式戦車」が運用されています