九六艦戦 空母戦闘機隊の飛行甲板セット
「九六艦戦 空母戦闘機隊の飛行甲板セット (プラモデル) (SWEET 1/144スケールキット No.042 )」です
●日本海軍の艦上戦闘機「96式艦上戦闘機」と、「翔鶴型航空母艦」の飛行甲板エレベーター区画を周辺を1/144スケールで再現したプラスチックモデル組立キット。
●「96式艦上戦闘機」「翔鶴型航空母艦」ともにSWEET社らしい丁寧で精緻なモールドを施したパーツで再現、小スケール1/144モデルでありながら、スケール感を超える満足感と精密感を伴った「96式艦上戦闘機」や、同時代の日本海軍艦載機のディスプレイ、演出用としても幅広く活用できる内容となっています。
●SWEET製「九六艦戦 千歳航空隊」のパーツを1機分、「日本海軍航空母艦 (翔鶴・瑞鶴型)飛行甲板」と専用のエッチングパーツをセットしたデカール替えバリエーションキット。
●昭和11年、世界最初の単葉艦上戦闘機として登場した「九六艦戦」は約1000機生産され、当時の航空母艦に搭載し運用されていました。
●1940(昭和15)年に「零式艦上戦闘機」が誕生した後も「零戦」の機数不足を補うために昭和17年の初めまで空母に搭載されていました。
●本キットでは太平洋戦争開戦前後の時期に日本海軍の航空母艦に搭載されていた「96式艦上戦闘機」の機体6種を再現可能、また同シリーズ中では珍しく「九六艦戦」をディテールアップする「エッチングパーツ」をセットした内容になっています。
・ 「ラッキー」を始めとするネコ達が「九六艦戦」を中心に空母甲板上ににぎやかに集うシーンを、藤田幸久氏が描いたイラストパッケージ仕様。
●「九六艦戦」単機をディスプレイしたり、複数並べてみたり、また「カワイイ!ネコの飛行甲板」に付属するネコ達を配置してパッケージイラストをイメージしたシーンを演出してみたり、プレイバリューの高い内容となっています。
【 九六艦戦 空母戦闘機隊の飛行甲板セット (SWEET 1/144スケールキット No.42) プラモデルの内容 】
●「寿41型 エンジン」を搭載し3翔タイプのプロペラを装備、「96式艦上戦闘機」シリーズ中、最大の生産機数となった「96式4号艦上戦闘機」を1/144スケールで再現したプラスチックモデル組立キット。
●SWEET社のリサーチ力と実機への深い造詣、そして精度の高い成型技術を用いて「96式艦上戦闘機」を再現、機体のフォルムを小さなサイズに違和感なく収めながら、1/144のスケールに沿ってパネルラインや動翼のラインなどを精緻な表現で再現した内容となっています。
●ミニスケールながらパーツ表面の彫刻、ディテール表現は「96式艦上戦闘機」の特徴を良く捉え、極めてシャープなモールドで再現、パーツ構成は組み立てが苦にならないよう点数を抑えたパーツ数となっており、手のひらに収まるサイズで「96式艦上戦闘機」の精巧な「ミニチュア」の姿を気軽に楽しむことができます。
●「96式艦上戦闘機」の機体パーツを1機分、エレベーター周辺の飛行甲板、専用のエッチングパーツ6機分をセットしています。
■ 九六艦戦 のパーツ構成
■ 機体胴体
●「96式艦上戦闘機」の機体胴体は左右に分割したパーツ構成、エンジンカウリング部、主翼部は別ブロック化しています。
・ 機体全体には、パネルラインなどをスケール感に沿った繊細かつシャープな彫刻で再現しています。
・ 垂直尾翼は胴体左側パーツと一体成型化しており、胴体パーツは垂直尾翼の付け根ラインで分割しています。
・ 胴体前部の機銃カバー部を別パーツ化、機銃口を凹ライン化して再現しています。
・ 尾脚と着艦フックは別パーツ化して再現しています。
■ カウリング
●カウリング部は上下に分割したパーツ構成、カウル下部の排気管は別パーツ化しています。
・ カウリング部には、照準用の凹みも再現しています。
・ カウルフラップは凹ラインの彫刻で再現。
・ カウル内部の「寿41型エンジン」は別パーツ化して再現、カウリング前部から見える範囲の「寿41型エンジン」のシリンダーやパイプ、ギヤケースなどを非常に繊細な彫刻で再現しています。
●プロペラは、一体成型のパーツで再現。
・ プロペラブレードはピッチの入った状態で再現しています。
・ プロペラは「寿41型エンジン」の後部のキャップ状のパーツへと接着、完成後も回転させることが可能です。
■ 主翼・尾翼
●主翼は一体成型のパーツで再現しています。
・ 動翼の分割ラインは、パネルラインとは異なる奥行きのある彫刻で再現しています。
・ 動翼自体のならだかなラインもスケールに沿った表現で再現しています。
●水平尾翼は一体成のパーツで再現
・ 昇降舵部分は、パネルラインとは異なる深めのタッチの彫刻で再現しています。
・ 昇降舵表面のなだらかなラインもスケールに沿った表現で再現しています。
■ 脚
●主脚部は、スパッツも含めた一体成型のパーツで再現しています。
■ コクピット
●キャノピーは、1ピースのクリアパーツで再現しています。
・ キャノピー枠はクリアパーツ上に繊細な凸モールドで再現しています。
・ コクピット内部はフロアパネルと座席を再現、座席は別パーツ化しています。
・ コクピット前方の照準器と、後方に設置するアンテナは別パーツ化して再現、アンテナは装着の有無を選択することができます。
■ 兵装類
●「96式艦上戦闘機」の機外兵装として
・ 落下式増槽 ×1
が付属、装着の有無を選択できます。
■ エッチングパーツ の内容
●「九六艦戦」をディテールアップするエッチングパーツが付属、6機分のパーツが1シート内に収めらています。
●エッチングの内容は
・ 手掛け (機体胴体側面) ×12
・ ピトー管 (主翼部) ×6
・ 足掛け (機体胴体側面) ×6
・ 足掛け (機体胴体側面) ×6
・ 足掛け (機体胴体下部) ×6
と、なっています。
●「九六艦戦用」の手掛け、足掛け部品は同じ形状の物が「零戦」や「二式水戦」にも使われていましたので余ったパーツは、これらの機体のディテールアップに利用することができます。
■ 飛行甲板 のパーツ構成
●「飛行甲板」は「152×174mm」の正方形に近い長方形の形状を中央で2つに分割したパーツで構成。
・ 甲板中央部のエレベータ部分は打ち枠化した別パーツ、外枠甲板部と同様に中央で2つに分割しています。
・ 付属の「ジョイントパーツ」で甲板を繋げた状態で固定することができます。
・ 飛行甲板1セットで「九六艦戦」1機を余裕をもって配置できる大きさになっています。
・ 飛行甲板表面には、木甲板表現、金属製リフト部分の材質感の違い、艦載機の繁留用の眼環などを、SWEET自慢の繊細ながらキリっとした非常に精緻なモールドで再現しています。
・ 甲板上の白線を再現したデカールが付属しています。
・ 飛行甲板パーツは、約「5mm」ほどの高さがありますので、そのまま「九六艦戦」などのディスプレイベースとして使用することができます。
【 九六艦戦 空母戦闘機隊の飛行甲板セット (SWEET 1/144スケールキット No.42) 塗装及びマーキング 】
●組立説明書に「九六艦戦」6種の機体マーキング例をカラーで記載しており、このうち1種を選択して再現することが可能です。
・ 塗装の際に使用する塗料の種類も記載しています (Mr.カラー / ガイアカラー)。
・「九六艦戦」の機体各部に使う塗料の種類は、組立説明書内の各組立工程中にて指示しています。
●「九六艦戦 空母戦闘機隊」のマーキング及び塗装例として
・ 空母 瑞鳳 戦闘機隊 「CI-107」「報国-369 (第一大阪機工号)」 (昭和17年4月)
・ 空母 飛龍 戦闘機隊 「QI-107」「報国-295 (大日本毛布号)」 (昭和15年9月 / 海南島 三亜基地)
・ 空母 瑞鶴 戦闘機隊 「EII-160」「報国-408 (東京時実号)」 (昭和16年9月頃 / 大分県 大分基地)
・ 空母 瑞鳳 戦闘機隊 「CI-106」 (昭和17年3月)
・ 空母 龍驤 戦闘機隊 「V-106/V-112」 (昭和13~15年頃 / 宮崎県 富高基地)
●国籍マーク、胴体に記された識別帯、機体番号、機体標識、主翼の表示線、プロペラの表示線、注意表示などを再現したデカールが付属しています。
●デカールのプリントはカルトグラフ社製です。
【 九六艦戦 千歳航空隊 (SWEET 1/144スケールキット No.34) パッケージ内容 】
・ 96式艦上戦闘機 ×1
・ 飛行甲板 ×1
・ エッチングシート ×1
・ デカールシート ×2
・ 組立て説明書 ×1
・ エッチング取付指示 ×1
・ 飛行甲板の塗装とデカールの貼り方 ×1
●2018年 バリエーション
【 三菱 96式艦上戦闘機 について 】
●1920年代から1930年代にかけて航空機技術の躍進は目覚しいものがあり、速度、航続距離、積載力、そして攻撃力など、全ての能力が向上していく時代でした。
●また、1930年代前半になると、第1次世界大戦時から続いていた羽布張りの複葉機に代わり、全金属製で低翼単葉の機体が登場するようになります。
●日本海軍では、この1930年代に羽布張りの複葉機「90式艦上戦闘機」や「95式艦上戦闘機」などを運用意していましたが、欧米では高速性能を重視した低翼単葉の機体の運用が始まっていたため、これらの機体が早々に旧式化してしまうのは明らかなことでした。
●そこで、日本海軍では「95式艦上戦闘機」の後継機となる低翼単葉の機体の開発を「三菱航空機」社と「中島飛行機」社の2社に発注します。
●「三菱航空機」は、後に「零式艦上戦闘機」を生み出す「堀越二郎」技師を中心にして「9試単座戦闘機」を開発、この機体をベースに改良したのが「96式艦上戦闘機」として1936年に制式化されました。
・ 「96式艦上戦闘機」では、日本海軍初となる全金属製の機体構造を採用、表面のパネルの接合には空気抵抗を減らすために枕頭鋲を用いています。
・ 当時は、既に引き込み脚を装備した機体も存在していましたが、「96式艦上戦闘機」は脚強度を必要とする航空母艦での運用を前提に固定脚とし、空気抵抗を減らすためスパッツを取り付けています。
・ また、空戦性能向上のために主翼を「ねじり下げ」、着陸性能を向上させるフラップの採用など、最新の技術とアイデアを盛り込み創り上げた機体となっていました。
・ これらの装備のおかげで、「96式艦上戦闘機」は前型である「95式艦上戦闘機」よりも約50km早い最高速度406km/hを達成しています。
●この「96式艦上戦闘機」は、戦闘機として、速度、上昇力、空戦性能とも、当時の世界のトップクラスの性能を発揮し、日本の設計技術が世界的水準に達した事を実証しました。
●「96式艦上戦闘機」は約1,000機を生産、日中戦争から太平洋戦争の初期まで運用が行われ、各戦線や空母艦載機として活躍しています。
●「96式艦上戦闘機」の開発、生産で育まれた技術と経験は、後継機となった「零式艦上戦闘機」の誕生に大きく貢献したのです。