ロシア戦車色 (2)
「ロシア戦車色 (2) (塗料) (モデルカステン モデルカステンカラー No.C-019 )」です
●ソビエト連邦時代のAFV車両色「4BO」として使用することができるラッカー塗料が「ロシア戦車色 (2)」です。
●ソ連化学工業省(現:ロシア産業貿易省)の指定に基づき1935年から使用を開始、1941~56年の第2次大戦中の期間を挟み大量に使用したロシアングリーン「4BO」を、最適な模型的演出ができるようスケールエフェクトを考慮して調整した塗料。
●第2次大戦や大戦後のソ連軍車両塗装に最適な色調となっており、ソ連戦車色特有の茶系や黄色系のフィルターがかかったような効果をイメージし、そのまま塗っていただくだけで深みのあるロシア戦車色を再現することができます。
●ハードなウェザリングワークにも耐えうるよう、塗装後の塗膜の強い「ラッカー系塗料」となっています。
・ 色 : 緑 (1941~1956年 ロシア科学工業省指定 4BO色)
・ ツヤ加減 : つや消し
・ 品番 : C-19
・ 内容量 : 50ml
【 ロシア戦車色 (2) (モデルカステン モデルカステンカラー C-19) について 】
●第2次世界大戦時初期から戦後のソ連の戦車まで、ソ連時代の戦車や各種AFV車両の塗装色を再現した塗料です。
●ソ連・ロシア軍の戦車や各種車両に塗装されている塗料について、以前は「ロシアングリーン」の一言で済まされていましたが、博物館に展示されている車両を見たり、戦場写真を見ると、緑の色調の幅はかなり散逸しており、黄緑に近い色もあれば、茶色が入ったオリーブドラブ系の色、そしてブラックグリーンのような暗い色まで様々で、非常に漠然とした、基準の見えない色で塗装されており、塗装する際に迷いを生ずる原因となっていました。
●ところが、近年になり、このロシア軍のAFV車両にカムフラージュ色として塗装されていた「ロシアングリーン」は、ソ連化学工業省の指定に基づき、年代によって様々な色調のグリーンを使用してたことが判明し、1927年頃から現代に至るまで、実に様々な「ロシアングリーン」を使用していたことがわかります。
・ 「ソ連化学工業省(現:ロシア産業貿易省)」は、変色や劣化しにくく、かつ、大量生産できる安定した塗料の研究を模索し続けており、現在に至るまで「ロシアングリーン」の色調の変遷は続いています。
●今回調整した「ロシア戦車色 (2)」は、1935年頃から使用が始まり1956年まで使用されていたソ連化学工業省指定の「4BO」を参考にしながら、「アーマーモデリング」のモデラー検討チームが数十種類にわたり試作と検討を行い、フィルタリングなどのエフェクトが無くとも「ロシア戦車の色」と認識できる色調に調整した塗料です。
●「T-34系車両」「JS系車両」から、戦後の「T-54」「T-55」、さらに「T-62」や「T-72」など、かなり幅広い年代に渡るソ連邦時代の戦車やAFV車両に使用することができる塗料となっています。
●モデルカステンからは既に「ロシア戦車色 (1)」が発売されていますが、「ロシア戦車色 (1)」は青みがかったロシアングリーンをイメージした色調になっており、フィルターやホコリ汚しをおこなうことを前提にして調色を行っているのに対し、この「ロシア戦車色 (2)」はフィルターなどを行わないことを前提に調色しています。
・ また「ロシア戦車色 (1)」は「半ツヤ」で調整していますが、「ロシア戦車色 (2)」は「ツヤ消し」で調整しています。
●この「ロシア戦車色 (2)」は非常に便利な塗料で、ソ連戦車色特有の茶系や黄色系のフィルターがかかったような効果をイメージし、そのまま塗っていただくだけで深みのあるロシア戦車色を再現することができます。
・ ただ、グリーン系の色は、基本塗装の上からフィルターなどのフィニッシュワークを行うと色調が変化しやすく、フィルターを前提にた明るめの色を使用しても完成後は暗く感じたり、逆に明るすぎるといったことがありますので、適宜「ロシア戦車色 (2)」や他社の「ロシアングリーン」とを混在しながら使ってもよいでしょう。
●「チッピングベース色」を下地に塗り、薄く塗り重ねて塗料が剥がれプライマー面が透けてみえる廃車両仕上げにも利用でき、続々とキット化が進んでいるソ連・ロシア軍車両のベーシックな車体色として「モデルカステン」が提案する塗料です。
【 ロシア戦車色 (2) (モデルカステン モデルカステンカラー C-19) 使用方法 】
●「ロシア戦車色 (2)」はガイアカラーベースのラッカー系塗料(溶剤系アクリル樹脂塗料)です。
●筆塗りはもちろん、エアブラシにも使用する事ができますが、特殊塗料のためエアブラシでのご利用をお勧めします。
・ エアブラシによる吹き付け塗装の際には、溶剤が空気中で蒸発してくれるため、塗料粒子のみが対象にのり、調合されたカラーどおりの鮮やかな発色をさせることが可能です。
●洗浄には、通常のラッカー系塗料と同様に下記のような模型用に調整された専用の「シンナー」をご利用下さい。
・ G-color 溶剤シリーズ (T-01 ラッカー系溶剤)
・ G-color 溶剤シリーズ (T-06 ブラシマスター)
・ G-color 溶剤シリーズ (T-07 モデレイト溶剤)
・ G-color 溶剤シリーズ (T-09 メタリックマスター)
・ Mr.カラー うすめ液 ・ Mr.レベリング うすめ液
・ タミヤ ラッカー溶剤
など。
●いわゆる「ラッカー系塗料」となり、溶剤にラッカーシンナーを使用する塗料と互換性があり、混色したり、足りない色調を補完することができます。
■ ロシア戦車色 (2) と互換性のある塗料の例
●ガイアノーツ
・ ガイアカラー
・ ガイアカラー Ex
・ ガイアカラー ミリタリー
・ ガイアカラー 鉄道模型用カラー
・ 電脳戦機バーチャロンカラー
・ ダグラムカラー
・ サイバーフォーミュラーカラー
・ メカトロウィーゴカラー
・ エヴァンゲリオンカラー
など
●GSIクレオス
・ Mr.カラー
・ Mr.カラー GX
・ Mr.カラー 色の素
・ Mr.クリアカラー GX
・ Mr.COLOR 特色セット
・ ガンダムカラー 単色
・ ガールズ&パンツァーカラー
など
●塗料の希釈(薄め)の目安
・ エアブラシによる吹き付け塗装の際は、塗料「1」に対して「ガイアカラー うすめ液」などの溶剤を「1~2」を付加することから調整をしてみて下さい。
・ 筆塗り塗装の際には塗料「1」に対して「ガイアカラー うすめ液」などの溶剤を「0.5~1」。
・ 乾燥スピードが早いので、筆塗りの際には「リターダーMAX」をご利用されることをおすすめします。
・ 希釈濃度はひとつの目安です、気温・湿度だけでなく、塗りやすさ、発色の好みがございますので、各自で調整し、お好みの希釈濃度でご利用下さい。
●「光沢」を「半光沢」「つや消し」へと色調を変えたい場合
・ 「半光沢」にしたい場合 : 「フラットベース (つや消し用添加剤) (No.006)」を「5~10パーセント以上」
・ 「つや消し」にしたい場合 : 「フラットベース (つや消し用添加剤) (No.006)」を「10~20パーセント以上」
を塗料に混ぜ、よく攪拌してから塗装して下さい。
【 ロシア戦車色 (2) (モデルカステン モデルカステンカラー C-19) 製品仕様 】
●内容量 : 50ml
●塗り面積 : 0.8平方メートル (3回塗り/1本あたり)
●品名:合成樹脂塗料 (いわゆる「ラッカー系塗料」に分類されます)
●第4類第1石油類 (火気厳禁)
●成分 : 合成樹脂(アクリル)、顔料、有機溶剤
●用途
・ プラスチックモデルなどの各種模型工作
・ アート・工作
など
●適応素材
・スチロール樹脂
・ABS
・アクリル
・塩化ビニール樹脂
・木
・紙
・粘土
・ゴム
・石膏
など
●ABS素材のパーツに使用すると、塗料の浸透によりパーツが割れる事がございます、ご注意下さい。
●ご利用の前には容器に記載されている取り扱い説明をよくお読み頂いた上、ご使用になって下さい
●製造 : ガイアノーツ
●日本製