74式戦車
「74式戦車 (プラモデル) (アオシマ リモコンプラスチックモデルシリーズ No.003 )」です
●陸上自衛隊の主力戦車「74式戦車」を1/48スケールで再現、2チャンネルのリモコン式モーターライズ走行組立キットです。
●2チャンネル式のリモコンで「74式戦車」を操作、2つのレバー操作で「前進」「後進」「旋回」させることができます。
・ 2チャンネルは、右・左の履帯(起動輪)の前後進に割り当てていますので「信地旋回」「超信地旋回」をさせることも可能です。
●走行ギミックは実車を反映した構造、モーターで機動輪を回転させてラバー製の履帯で走行、グリップを効かせデコボコ面、斜面などでも力強い走行を楽しむことができます。
●アオシマ製 「陸上自衛隊 74式戦車」の使用電池本数を減らし、新シリーズへと再編したリニューアル版。
【 74式戦車 (アオシマ リモコンプラスチックモデルシリーズ No.3) プラモデルの内容 】
●陸上自衛隊の「74式戦車」を再現したプラスチックモデル組立てキットです。
●「74式戦車」本体と、走行用のモーター・ギアボックス、操作用のコントロールボックスをワンパッケージにセット、電池を買い足すだけで2チャンネルリモコンでモーターライズ走行を楽しむことができる内容となっています。
●モーターとギアボックスを車体内部に組み込み、ベルト式のキャタピラで前後進、旋回走行が可能、「74式戦車」の車体各部は走行ギミックを支える強度を前提としたパーツになっていますが、1/48スケールのAFVモデルとしてのディテールも再現しています。
■ ギアボックス
●ギアボックスは「RA-130 モーター」2個を既に取り付け済み、ギアボックス本体も組み立て済みになっていますので、歯車などを組み合わせる作業は無しで「74式戦車」の車体に組み込むことができます。
■ リモコンボックス
●プリント基板や操作スティック、電池ボックス、配線などを組み込んで「リモコンボックス」を組み立てます。
・ 「リモコンボックス」には単3電池を2本格納、別売りとなります。
・ 電池には「充電式(ニカド)電池」「ニッケル系乾電池(オキシライト等)」を絶対に使用しないで下さい。
■ 10式戦車のパーツ構成
●「74式戦車」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」の3ブロックに分割したパーツ構成。
●「105mmライフル砲」の砲身は左右に分割したパーツ構成、先端の砲口部分は別パーツ化しています。
・ 防盾は一体成型のパーツで再現しており、完成後も砲身を上下に可動させることができます。
●「砲塔」は上下に分割したパーツ構成。
・ 砲塔は完成後も手動で旋回させることができます。
・ 主砲横の投光器、スモークディスチャージャー、アンテナ基部、ペリスコープガード、12.7mm機関銃はなどを別パーツ化して再現。
・ 砲塔後部のバスケットはステー部分を別パーツ化して再現しています。
●車体上部は一体成型化したパーツで再現。
・ 車体前面のライトやホーン、排気管を別パーツ化して再現。
・ OVMはパネル化した別パーツで再現。
・ 予備キャタピラを再現したパーツも付属しています。
●車体下部は、バスタブ状に一体成型化したパーツで再現。
・ 後部パネルは別パーツ化しています。
・ 転輪、起動輪、誘導輪は一体成型化したパーツ、ハブキャップを別パーツ化しています。
・ 起動輪、誘導輪は履帯パーツを可動させるため、実車車輪とは異なった形状となっています。
・ ハブキャップはポリ製のパーツ、転輪を回転させることができます。
●履帯はラバー製ベルト、ループ状に成型していますので焼き止めなどをする必要はありません。
【 74式戦車 (アオシマ リモコンプラスチックモデルシリーズ No.3) 塗装とマーキング 】
●「74式戦車」を塗装する際に使用する塗料の種類を記載しています (Mr.カラー/水性ホビーカラー)。
・ 塗装図は記載していませんので、パッケージなどを参考にして下さい。
●「陸上自衛隊 74式戦車」の車体マーキング用として「71戦-3」の部隊表記、車台番号などを再現した水転写式のデカールが付属しています。
【 74式戦車 (アオシマ リモコンプラスチックモデルシリーズ No.3) パッケージ内容 】
・ 74式戦車 ×1
・ リモコンボックス ×1式 (プリント基板や金属金具などを含む)
・ ギアボックス ×1 (RA-130 モーター2個セット済み)
・ デカール ×1
・ グリス
・ 組立説明書
●ご注意
・ 組み立てる前に付属の組立説明書をよくお読み下さい。
・ 組み立てにあたりプラスドライバー(小)が必要になります、別にご用意下さい。
・ 走行させるには単3電池2本が必要になります、別途お求め下さい(ニカド、ニッケル水素電池は使用しないで下さい)。
●2019年シリーズ再編、リニューアル
【 陸上自衛隊 74式戦車 について 】
●「74式戦車」は戦後初の国産戦車となった「61式戦車」の後継車両として開発が始められました。
●「61式戦車」は、当時の国産技術の粋を集めた戦車でしたが、世界水準では性能的に旧式であり、本格的な部隊配備が始まる頃には、それが顕著となっていました。
●そのため、「61式戦車」の採用から間も無く「74式戦車」の開発が始められ、1969年には「STB-1」と「STB-2」の2両の試作車が完成、その後、追加の試作と試験を繰り返し、1974年に「74式戦車」として制式化されました。
●「74式戦車」は、当時の西側の主力戦車砲であったイギリスのロイヤルオードナンス製(後にライセンス生産)の「51口径 105mmライフル砲L7」を搭載、避弾経始を重視し、鋭い傾斜装甲を持った車体に、円盤状の砲塔を装備、車高が低く、正面投射面積が極端に小さいのが特徴です。
●足周りには油圧式サスペンションを採用、この懸架装置は起伏の激しい日本の地形を考慮したもので車体の姿勢を制御が可能、特に稜線上での射撃に効果を発揮する能力を持っています。
●「74式戦車」は、1974年から1989年までに873両を生産、陸上自衛隊の主力戦車として各地に配備されました。
●しかし、避弾経始を重要視しても、発達した砲弾や対戦車ミサイルなどには効果的とはされなくなり、複合装甲を持った第3世代の戦車が各国で誕生します。
●陸上自衛隊でも第3世代の戦車として「90式戦車」を採用、「90式戦車」の配備に伴って、「74式戦車」は序々に退役が進んでいますが、「90式戦車」は調達価格の高さから北海道を中心とした配備に止まり、新型戦車である「10式戦車」の全面配備まで、主力戦車としての地位を維持し続けるでしょう。