90式戦車
「90式戦車 (プラモデル) (アオシマ リモコンプラスチックモデルシリーズ No.002 )」です
●陸上自衛隊の主力戦車「90式戦車」を1/48スケールで再現、2チャンネルのリモコン式モーターライズ走行組立キットです。
●2チャンネル式のリモコンで「90式戦車」を操作、2つのレバー操作で「前進」「後進」「旋回」させることができます。
・ 2チャンネルは、右・左の履帯(起動輪)の前後進に割り当てていますので「信地旋回」「超信地旋回」をさせることも可能です。
●走行ギミックは実車を反映した構造、モーターで機動輪を回転させてラバー製の履帯で走行、グリップを効かせデコボコ面、斜面などでも力強い走行を楽しむことができます。
●アオシマ製 「陸上自衛隊 90式戦車」の使用電池本数を減らし、新シリーズへと再編したリニューアル版。
【 90式戦車 (アオシマ リモコンプラスチックモデルシリーズ No.2) プラモデルの内容 】
●陸上自衛隊の「90式戦車」を再現したプラスチックモデル組立てキットです。
●「90式戦車」本体と、走行用のモーター・ギアボックス、操作用のコントロールボックスをワンパッケージにセット、電池を買い足すだけで2チャンネルリモコンでモーターライズ走行を楽しむことができる内容となっています。
●モーターとギアボックスを車体内部に組み込み、ベルト式のキャタピラで前後進、旋回走行が可能、「90式戦車」の車体各部は走行ギミックを支える強度を前提としたパーツになっていますが、1/48スケールのAFVモデルとしてのディテールも再現しています。
■ ギアボックス
●ギアボックスは「RA-130 モーター」2個を既に取り付け済み、ギアボックス本体も組み立て済みになっていますので、歯車などを組み合わせる作業は無しで「90式戦車」の車体に組み込むことができます。
■ リモコンボックス
●プリント基板や操作スティック、電池ボックス、配線などを組み込んで「リモコンボックス」を組み立てます。
・ 「リモコンボックス」には単3電池を2本格納、別売りとなります。
・ 電池には「充電式(ニカド)電池」「ニッケル系乾電池(オキシライト等)」を絶対に使用しないで下さい。
■ 90式戦車のパーツ構成
●「90式戦車」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」の3ブロックに分割したパーツ構成。
●「120mm滑空砲」の砲身は左右に分割したパーツ構成、先端の砲口部分は別パーツ化しています。
・ 防盾は一体成型のパーツで再現しており、完成後も砲身を上下に可動させることができます。
●「砲塔」は下面を省いて一体成型化したパーツで再現。
・ 砲塔は完成後も手動で旋回させることができます。
・ 12.7mm機関銃は別パーツ化して再現。
・ 砲塔後部のバスケットは4パーツに分割したパーツで再現しています。
●車体上部は一体成型化したパーツで再現。
・ 車体前面のサーチライトを別パーツ化して再現しています。
●車体下部は、バスタブ状に一体成型化したパーツで再現。
・ スリットの入った後部パネルは別パーツ化しています。
・ 転輪、起動輪、誘導輪は一体成型化したパーツ、ハブキャップを別パーツ化しています。
・ 起動輪、誘導輪は履帯パーツを可動させるため、実車車輪とは異なった形状となっています。
・ ハブキャップはポリ製のパーツ、転輪を回転させることができます。
●履帯はラバー製ベルト、ループ状に成型していますので焼き止めなどをする必要はありません。
【 90式戦車 (アオシマ リモコンプラスチックモデルシリーズ No.2) 塗装とマーキング 】
●「90式戦車」を塗装する際に使用する塗料の種類を記載しています (Mr.カラー/水性ホビーカラー)。
・ 塗装図は記載していませんので、パッケージなどを参考にして下さい。
●「陸上自衛隊 90式戦車」の車体マーキング用として「第7師団 第71戦車連隊」の部隊マーク、部隊表記、車台番号などを再現した水転写式のデカールが付属しています。
【 90式戦車 (アオシマ リモコンプラスチックモデルシリーズ No.2) パッケージ内容 】
・ 90式戦車 ×1
・ リモコンボックス ×1式 (プリント基板や金属金具などを含む)
・ ギアボックス ×1 (RA-130 モーター2個セット済み)
・ デカール ×1
・ グリス
・ 組立説明書
●ご注意
・ 組み立てる前に付属の組立説明書をよくお読み下さい。
・ 組み立てにあたりプラスドライバー(小)が必要になります、別にご用意下さい。
・ 走行させるには単3電池2本が必要になります、別途お求め下さい(ニカド、ニッケル水素電池は使用しないで下さい)。
●2019年シリーズ再編、リニューアル
【 陸上自衛隊 90式戦車 について 】
●陸上自衛隊の国産戦車は、「61式戦車」を経て「74式戦車」の誕生を迎えると世界のレベルに追いつくことができましたが、1970年代後半になると、より防御力を高めた複合装甲が開発され、この複合装甲を装備した第3世代戦車と言われる戦車が各国で誕生しました。
●我が国においても「74式戦車」の後継車両の開発は1977年から開始されており、この新型戦車は「74式戦車」よりも一回り大型で、複合装甲を装備、主砲も当時の西側諸国の主力となりつつあったラインメタル製の「120mm滑腔砲」を新たに装備することにしました。
●この新型の戦車は、数々のテストと改良を繰り返し、1990年に「90式戦車」として制式化、他国の新鋭戦車 第3世代MBTと同一のカテゴリーに属し、当時の最新鋭の戦車技術を反映しました。
●「90式戦車」の車体正面、砲塔前面の装甲には複合対弾装甲を採用、主砲には自動装填装置を搭載し装填時間を短縮、乗員は3名に変更されました。
●重装甲になった分、自重は増え50tの重量に、この車体を1500馬力のエンジンで稼働させ、最高速度は70km/hと、機動力にも優れた車体となっています。
●また、「74式戦車」では全ての転輪は油圧式懸架装置となっており、様々な姿勢を取ることができましたが、「90式戦車」での油圧懸架装置は前後の転輪のみに絞りながらも、「74式戦車」譲りの稜線射撃能力を維持しつつ耐久性の高さをも両立しています。
●この「90式戦車」は、北海道の部隊に配備が進みましたが、50tという重量は北海道以外では運用が難しいことから、本州では富士教導団のみの配備にとどまり、北海道以外の戦車部隊では「74式戦車」とその後継の「10式戦車」が運用されています。