陸上自衛隊 61式戦車
「陸上自衛隊 61式戦車 (プラモデル) (ピットロード 1/72 スモールグランドアーマーシリーズ No.SG011 )」です
●戦後初の国産戦車である「61式戦車」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット。
●コンパクトな車体に鋳造の砲塔を搭載した「61式戦車」の姿を再現した内容になっています。
●ピットロード製「陸上自衛隊 61式戦車 (追加部隊マークデカール付)」をベースに、デカールの内容を一部変更したバリエーションキットになります。
【 陸上自衛隊 61式戦車 (ピットロード 1/72 スモールグランドアーマーシリーズ SG11) 概要 】
●1/35スケールに準ずるパーツ分割と、パーツ上にもディテールを施したパーツで「61式戦車」の車体を再現。
●車長ハッチは開閉状態を選択可能、M2機銃は別パーツ化してリアルなディテールを再現。
●車長と砲手のフィギュアが付属。
●履帯はラバー製のベルト式履帯パーツ、ゴムパッドのついた形状を再現。
●塗装例は陸上自衛隊の迷彩仕様1種、マーキング例は「第11~13戦車大隊」所属車輛。
●組立説明書とは別にカラーでプリントした「塗装&マーキングガイド」が付属。
【 陸上自衛隊 61式戦車 について 】
●陸上自衛隊の「61式戦車」は、それまで陸上自衛隊が米軍から貸与していた「M24」や「M4A3E8」に代わる主力戦車として、戦後初めて国産化を実現した主力戦車です。
●開発にあたり「M41」や「M47」などのアメリカ製戦車を参考にしながら、それまで装備していた戦車の運用状況を踏まえた設計を行いました。
●そして、数両の試作車を経て1961年に「61式戦車」として制式化、富士の「戦車教導団」への配備を皮切りに重点防御地域であった北海道へ、後に順次本土地域へと配備、合計560両を生産しました。
●この「61式戦車」は、自重35tのコンパクトな車体に「90mm砲」を装備、配備当時の鉄道輸送を前提にして、車幅は2.96mと、各国の戦車よりもかなり幅狭く小型なものになっています。
●また、オートマチックトランスミッションのパワーロスを防ぐために、機械式のトランンスミッションを車体前方に配置、このため機動力を確保することができましたが、操縦手への負担は増し、車体前面に点検パネルを設けた点は防御上の欠点になりました
●「61式戦車」が登場した頃には各国の戦車は「100mm級」の砲を搭載しており、後継車両である「74式戦車」の量産が開始されると、打撃力の劣る「61戦車」は補助装備的な扱いになります。
●さらに、車体が小型である反面、アップデートを施す空間的な余裕がないため改良案を実施することができず、「90式戦車」が制式化されると徐々に退役が進み、2000年度には全車が退役してしまいますが、太平洋戦争時の「五式中戦車」以降の技術的な空白を埋めた純国産戦車として、「61式戦車」の存在意義は高く評価されています。
【 陸上自衛隊 61式戦車 (ピットロード 1/72 スモールグランドアーマーシリーズ SG11) プラモデルの内容 】
●この陸上自衛隊の「61式戦車」を再現したプラスチックモデル組立てキットです。
●ピットロード社のフォーマットにのっとり、1/72のミニスケールながら1/35スケールキットに準じて細分化したパーツ構成で「61式戦車」を再現した内容になっています。
●ピットロード製「陸上自衛隊 61式戦車 (追加部隊マークデカール付)」をベースに、デカールの内容を一部変更したバリエーションキットになります。
■ 陸上自衛隊 61式戦車 車体構成
●「61式戦車」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」の3ブロックに分割したパーツ構成。
■ 砲塔
●「90mm ライフル砲」砲身はT字型のマズルブレーキ部分も含めて一体成型化したパーツで再現、砲口、マズルブレーキは開口した状態で成型しています。
・ 防盾は、防塵カバーの有無をパーツを選択して再現することができます。
・ 砲身は、完成後も上下に可動させることができます。
●砲塔は上下に分割したパーツ構成。
・ 後部の雑具箱スペースは2種のパーツをセット、選択して使用することができます。
・ 車長用潜望鏡、車長キューポラ、砲塔上の機銃用弾薬箱は別パーツ化して再現しています。
・ 車長ハッチも別パーツ化しており、開閉状態を選択することができます。
・ 左右のスモークディスチャージャーは、3連の発射筒を一体成型化したパーツで再現。
・ 車長キューポラ上の「M2 重機関銃」は3パーツに分割して再現、銃架も別パーツ化しています。
・ アンテナ基部、フック、砲塔周囲のステップも別パーツ化して再現。
■ 車体上部
●車体上部は、操縦手ハッチ、後部パネルやフェンダー部も含めて一体成型化したパーツで再現。
・ 車体に装備するホーン、管制灯、前照灯、ライトガード、尾灯は別パーツ化して再現しています。
・ 排気管の本体部分(メッシュ状のカバー)は車体と一体成型化、マフラー口のみを別パーツ化しています。
・ 車載工具類、車載工具箱、予備履帯なども別パーツ化して再現しています。
・ ジャッキは車体にモールド化して再現。
・ 車体上部に装備する「ワイヤーロープ」を再現可能な「紐」が付属しています。
■ 車体下部
●車体下部はバスタブ状に一体成型化したパーツで再現。
・ 側面パネルにはサスペンションアームを一体成型化して再現しています。
●起動輪、誘導輪、転輪はそれぞれ個別に独立化して再現、それぞれ表裏の二層で分割したパーツになっています。
●履帯は、ラバー製のベルト状のパーツ、表面上にゴムパッドを装着している状態を再現しています。
・ 履帯両端を円周状に重ね、瞬間接着剤などで固定します。
■ フィギュア
●車長と装填手の2体のフィギュアが付属しています。
・ 「車長」「装填手」ともに全身を一体成型したパーツで再現、真っ直ぐに立った姿を再現しています。
【 陸上自衛隊 61式戦車 (ピットロード 1/72 スモールグランドアーマーシリーズ SG11) 塗装とマーキング 】
●「61式戦車」のマーキングとして、陸上自衛隊の迷彩仕様となる1種類の塗装例と、「第11~13戦車大隊」のマーキング例をカラーの「塗装&マーキングガイド」に記載しています。
・ 塗装の際に使用する塗料の種類も記載しています (Mr.カラー)。
●マーキング例として以下の塗装例を「塗装&マーキングガイド」に記載しています。
・ 第11師団 第11戦車大隊 第3中隊所属車両 「士魂」
・ 第11師団 第11戦車大隊 第1中隊所属車両 「士魂」
・ 第12師団 第12戦車大隊 第1中隊所属車両
・ 第12師団 第12戦車大隊 第2中隊所属車両
・ 第12師団 第12戦車大隊 第3中隊所属車両
・ 第13師団 第13戦車大隊 第1中隊所属車両
●「塗装&マーキングガイド」マーキング指示に基づく、自衛隊マーク、部隊マーク、車両登録番号、所属部隊番号などをプリントしたデカールが付属しています。
【 陸上自衛隊 61式戦車 (ピットロード 1/72 スモールグランドアーマーシリーズ SG11) パッケージ内容 】
・ 61式戦車 ×1
・ 戦車兵 ×2
・ 紐 ×1
・ デカールシート ×1(訂正版)
・ 組立説明書 ×1
・ 塗装&マーキングガイド ×1 (カラー)
●2019年 デカール内容を一部改めたバリエーション。
●2005年 完全新金型
【 陸上自衛隊 61式戦車 (ピットロード 1/72 スモールグランドアーマーシリーズ SG11) 製品仕様 】
●プラスチックモデル組立キット
●製品素材 : PS
●パーツ成型色 : オリーブドラブ
●「陸上自衛隊 61式戦車」の完成時のサイズ
・ 全長 : 113.8mm
・ 全幅 : 40.9mm
●中国製
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【 陸上自衛隊 61式戦車 (ピットロード 1/72 スモールグランドアーマーシリーズ SG11) のワンポイント 】
●本キットには砲塔後部の雑具箱パーツを2種類セットしていますが、奥行きの長いタイプは赤外線投光器を装備した車両用になりますので、通常は奥行きの狭いタイプを使用します。