ポーランド C2P 小型牽引車
「ポーランド C2P 小型牽引車 (プラモデル) (FTF 1/72 AFV No.PL1939-003 )」です
●第2次世界大戦時におけるポーランド軍の小型牽引トラクター「C2P」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット
●小型戦車「TKS」をベースとした小型牽引トラクター「C2P」を再現、車体上部にキャビンを備えた特徴的なフォルムを表現した内容となっています
【 「小型牽引トラクター C2P」について 】
●1920年代後半、イギリスにおいて豆戦車「カーデンロイド機銃車」が開発、この「カーデンロイド機銃車」は世界恐慌の煽りを受けて軍事費を削減された各国の軍隊にとって、低コストで戦車を揃えることができる車両として世界的なヒット作となります
●第1次世界大戦の結果、国家の主権を取り戻したポーランドは、東側にソ連、西側にドイツという2大国に挟まれていることから、軍備の拡充を急速に進めます
●ポーランド軍も世界的趨勢から「カーデンロイド機銃車」を輸入、1931年からは国産化した「TK-3」の生産を開始しました
●この「TK-3」をベースに、「ボフォース40mm対空機関砲」を牽引するための牽引トラクターとして開発されたのが「小型牽引トラクター C2P」で、「TK-3」の車体上部構造物を撤去、砲員と弾薬を搭載できるキャビンが装備されています
●また、履帯の接地圧を低下させるために誘導輪が大型化して接地タイプとなり、トランスミッションなどもトラクター用に変更されています
●この「小型牽引トラクター C2P」は約200両が生産され、ポーランド軍の機械化に大きく貢献したのです
【 「ポーランド C2P 小型牽引車」のキット内容について 】
●このポーランド軍の小型牽引トラクター「C2P」を再現したプラスチックモデル組立てキットです
●足周りと車体の主要部は一体成型を多用してパーツ数を抑え、車体上のディテールはかっちりとしたシャープなモールドで彫刻、小型の「C2P」をミニスケールに沿って再現した内容となっています
●FTF社は、東欧系メーカーながらかっちりとした繊細な彫刻と、実車のポイントを押さえた造形により、小粒な「小型牽引トラクター C2P」の特異な姿を気軽に楽しむことができるでしょう
・ 総パーツ数は14点ですので、30分程度で組み立てることが可能、週末モデリングやちょっと時間が空いた際の模型製作に適したキットです
●「小型牽引トラクター C2P」は、「車体」「左右の足周り」の3ブロックで構成されています
【 車 体 】
●車体は、「小型牽引トラクター C2P」としての車体レイアウトを再現、キャビン内部、フェンダーのパネルライン、リベットなどがモールドで表現されています
●車体は上下、及び後部パネルの3分割式となっています
・ 車体上部にはフェンダーが一体成型されています
・ 前部のウィンドーの枠がパーツ化
●キャビン内部が再現されています
・ 内部のフロアパネル、各座席、動力伝達装置などが再現
・ ハンドルなどがパーツ化
●展開した状態の幌が付属しています
【 足周り 】
●足周りは、サスペンション、転輪、履帯などが一体成型により再現されています
・ 履帯は、表面の滑り止めと裏面のセンターガイドが再現
【 塗 装 】
●ボックス裏側には、「小型牽引トラクター C2P」のポーランド軍仕様となる1種類の塗装例が記載されています
●2014年 完全新金型