ロシア GAZ-MMM 6輪トラック 1943年型
「ロシア GAZ-MMM 6輪トラック 1943年型 (プラモデル) (PST 1/72 AFVモデル No.72078 )」です
●第2次世界大戦時におけるソ連軍のトラック「GAZ-MMM」の「1943年型」を1/72スケールで再現したプラスチックモデル組立キット
●6輪型の大型トラック「GAZ-AAA」をベースに各部を簡略化した「GAZ-MMM」を再現、キャビンのドアを木製とした「1943年型」を再現した内容となっています
【 「GAZ-MMM 6輪トラック 1943年型」について 】
●第2次世界大戦の開戦時におけるソ連は戦車などの戦闘車両の開発に関しては世界をリードしていましたが、一方でトラックや乗用車などの通常の車両については後進国となっていました
●もちろん、戦闘車両の性能は戦況に大きな影響を与えますが、トラックなどの通常の車両の性能不足は軍隊全体の能力を左右してしまう重要なものです
●そこで、ソ連では当時関係が良好だったアメリカの自動車、トラックをコピーする方法を採り、「フォード」社の「AAトラック」をライセンス生産した4輪型のトラック「GAZ-AA」を量産します
●さらに、この「GAZ-AA」をベースとして積載量を増やすために6輪型である「GAZ-AAA」も開発しています
●独ソ戦が始まると、ソ連軍は緒戦で大量の装備を喪失、生産効率を高めるために各部を簡略化した「GAZ-MM」「GAZ-MMM」の生産が始まります
●「GAZ-MMM」は「GAZ-AAA」をベースに簡略化したタイプで、外観的にはキャビン部のドアを撤去、前部のフェンダーは、従来の流れるようなデザインから生産効率の高い板状へと変化しています
●「GAZ-MMM 1943年型」は、戦況が落ち着いた1943年以降に生産が行われたタイプで、キャビンには木製のドアを装備、寒冷時における乗員の負担を軽減しています
●「GAZ-MMM」は国産トラックとしてソ連軍の機械化に寄与、将兵の輸送や補給任務など、軍隊を支える役割を担ったのです
【 「ロシア GAZ-MMM 6輪トラック 1943年型」のキット内容について 】
●このソ連軍のトラック「GAZ-MMM 1943年型」を再現したプラスチックモデル組立キットです
●東欧系メーカーの伝統的な手法による素朴なモールドを施したパーツで構成、ミニスケールとしてスタンダードなパーツ構成で「GAZ-MMM 1943年型」のフォルムとディテールを再現した内容となっています
●PST社製「ロシア GAZ-MM 四輪トラック 1941年型」をベースに、一部使用するパーツを変更したバリエーションキットとなります
●「GAZ-MMM 1943年型」は、「キャビン」「荷台」「シャーシ」の3ブロックで構成しています
【 キャビン 】
●キャビンは、各パネルを箱組み状に貼り合わせて作製します
・ フロントウィンドは枠の部分をプラパーツ、ウィンド本体は付属のクリアフィルムを切り出して使用します
・ ドアはキャビンとは別パーツ化、開閉状態を選択して組み立てることができます
・ キャビン内部のハンドル、メーターパネル、レバー類を別パーツ化
・ 前照灯は、ステー部分も含めた一体成型のパーツで再現
【 荷 台 】
●荷台は、箱組み状に各パネルを貼り合わせて作製します
・ 各パネルには木パネル表現を凹ラインのモールドで再現しています
・ 荷台下部のステーは縦方向と横方向の梁を組み合わせて作製
【 シャーシ 】
●シャーシのメインフレームは一体成型のパーツで再現
・ デファレンシャル、ステアリングゲージ、サスペンションはそれぞれ一体成型のパーツで再現
・ ドライブシャフト、牽引装置などを別パーツ化
・ ステアリングは固定した状態となります
●エンジン部も再現、3パーツで再現しています
●タイヤは各1パーツで再現、後部のダブルタイヤは2個のパーツを貼り合わせて作製します
●ウィンドを再現するカットラインをプリントしたクリアーフィルムが付属しています
【 「GAZ-MMM 六輪トラック 1943年型」の塗装とマーキング 】
●「GAZ-MMM 六輪トラック 1943年型」のマーキングとして、ソ連軍仕様となる1種類の塗装例が説明書に記載されており、スローガン、国籍マーク、赤十字マークなどを再現したデカールが付属しています
【 「ロシア GAZ-MMM 6輪トラック 1943年型」のパッケージ内容 】
・ ソ連軍 GAZ-MMM 1943年型 ×1
・ クリアーフィルム ×1
・ デカールシート ×1
・ 組立て説明書 ×1
●2015年 「ロシア GAZ-MM 四輪トラック 1941年型」をベースとしたバリエーションキット