M7 プリースト 初期型 (プラモデル)ドラゴン 1/35 '39-'45 Series No.6627 スケール:1/35
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「M7 プリースト 初期型 プラモデル (ドラゴン 1/35 '39-'45 Series No.6627 )」です●第2次世界大戦時におけるアメリカ軍の機甲砲兵部隊の主力自走砲である「M7 自走榴弾砲」の「初期型」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立キット ●「M3 中戦車」の車体をベースとして大型の戦闘室を持った「M7 自走榴弾砲」の「初期型」を再現、半露出式に搭載された「105mm榴弾砲」と、砲弾が満載された砲弾ラックなど、オープントップ車輌ならではのメカニカルな魅力を再現した内容となっています 【 「M7 自走榴弾砲」について 】●1939年に第2次世界大戦が勃発し、アメリカ軍は来るべき参戦に備えて軍備の拡張と装備の機械化が急ピッチで進められました ●これには、緒戦の戦いで勝利したドイツ軍の電撃戦が参考とされ、それまでほとんど未整備であった諸兵連合の機甲部隊の運用方法が重視されることとなります ●1941年10月(アメリカの参戦は同年12月から)、機甲部隊に配属される砲兵部隊用として「105mm榴弾砲」を搭載する自走砲の開発が開始されました ●この自走砲の車体は、当時の主力戦車として生産が行なわれていた「M3 中戦車」をベースとし、試作と試験を繰り返しながら、1942年4月に「M7 自走榴弾砲」として制式化されています ●この「M7 自走榴弾砲」は、ドイツ軍の自走榴弾砲と比べて開口部が広く、防御能力としては劣りましたが、砲の操作が行い易いために発射速度も早く、携行弾薬も66発と、同種のドイツ車両(「ベスペ」は32発、「フンメル」は18発)よりも格段の差が有りました ●本車は主に機甲師団内の野戦機甲砲兵に配属され、北アフリカ戦から実戦に参加、その使い勝手の良さなどから高い評価を受け終戦時まで活躍しました ●また、イギリス軍にも供与が行われ、同様に高い評価を得ましたが、同軍内での弾薬供給の関係から「25ポンド砲」の搭載が望まれ、後に同砲を「M7 自走榴弾砲」と同じ方式で自走砲化した「セクストン」が登場、主力自走榴弾砲の地位を占めて行きます ●「M7 自走榴弾砲」は、生産時期による外観の違いから以下のような「前期」「中期」「後期」の3タイプに大別することができます ・ 前期型は、車体前部の機銃マウントの装甲カバーの高さが短く、戦闘室側面、後面の折畳み装甲は無し(車体は「M3 中戦車」) ・ 中期型は、車体を「M4 中戦車」に変更、機銃マウントの装甲カバーが下に延長され、折畳み装甲が付く(サスペンションはサポートローラーが上に付くタイプと、アーム式となるタイプとが存在) ・ 後期型は、デファレンシャルカバーがワンピース型となり、サスペンションのサポートローラのアームも斜めとなった後期型のタイプを使用 【 「M7 プリースト 初期型」のキット内容について 】●この「M7 自走榴弾砲」の「初期型」を再現したプラスチックモデル組立キットです ●「M7 自走榴弾砲」をシャープに再現、自走砲としてメカニカルな砲の構造を表現しながらも、同社のキットとしてはパーツが抑えられており、比較的組み易い内容となっています ・ キットを構成するパーツ数は約270です ●キットは、ドラゴン社製「アメリカ M7 自走砲 プリースト 中期生産型 (スマートキット)」をベースとし、「初期型」を再現するために車体側面パネル、機銃ターレット、履帯などを新規パーツへと変更したバリエーションキットとなります ●「M7 自走榴弾砲」は、車体下部ブロックに、デファレンシャルカバー部、後部パネル、戦闘室内部、車体上部パネル、砲を取り付ける構成となっています ●砲身は先端部が金属パーツとなっており、砲口の内側のライフリングが再現されています ・ 砲尾部は4パーツで構成され、閉鎖器は開閉状態が選択できます ●揺架は左右分割式で、それぞれ2パーツで構成され、内側が斜めとなった構造が再現されています ●砲架は、特徴的な歯車状の構造物が細かく再現されています ・ 砲架下側に存在するコイル状の駐退器もシャープな彫刻で表現 ●「M7 自走榴弾砲」の車体上部は各装甲板を組み合わせる箱組み方式となっています ・ 戦闘室を構成するパーツは薄く成型され、実車の装甲の薄さが表現されています ・ 操縦席部分も再現され、座席、操行レバー、計器盤などの主要構造物をパーツ化、また座席側部に存在するトランスミッション部やプロペラシャフト、変速レバーも再現 ・ 操縦手用の視察ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます ●機銃マウント部は上下2パーツで構成されています ・ 装備される「M2 重機関銃」は、スライド式金型により銃口が開口処理済みです ・ 弾薬ケースは、50発入りの小型のタイプが付属 ●戦闘室内部側面に存在する砲弾ラックには、砲弾を収納するファイバーケースが立てられた状態が再現されています ・ 右側のラックには4つ、左側のラックには6つの空いたスペースが表現されています ・ ファイバーケースに塗られている黄色帯を再現するデカールが付属 ●車体下部は、底面と側面とが一体成型され、これにデファレンシャルカバー、後部パネルを取り付けます ・ 「VVSS」サスペンションは左右2分割式で、これにボギー部と垂直式ばね、サポートローラーを挟み込む構成となっています ・ 履帯は、接着及び塗装が可能なDS素材によるベルト式履帯が付属、ラバーフラットタイプの「T51」履帯が表現されています ●前照灯のガラス部分を再現するクリアーパーツが付属 ●エンジングリル部のメッシュを再現するエッチングパーツが付属しています ●マーキングは、6種類の塗装例が説明書に記載されています ・ アメリカ陸軍所属 (ヨーロッパ戦線 / 1943年) ・ アメリカ陸軍所属 (アメリカ本土 / 1942年) ・ アメリカ陸軍所属 (アンツィオ / 1943年) ・ イギリス陸軍 第1機甲師団 第11王立騎砲兵連隊 A中隊 (エジプト / 1942年) ・ イギリス陸軍 所属不明 A中隊 (エジプト / 1942年) ・ 自由フランス軍 第2機甲師団 (フランス / 1944年) ●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、部隊表記、パーソナルネームなどを再現したデカールが付属しています ・ デカールのプリントはカルトグラフ社製 ●2012年 一部新金型
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