ソビエト BA-64-3Zhd 装甲軌道車 (プラモデル)Vision MODELS 1/35 AFVモデル No.VM-35004 スケール:1/35
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「ソビエト BA-64-3Zhd 装甲軌道車 プラモデル (Vision MODELS 1/35 AFVモデル No.VM-35004 )」です●第2次世界大戦時におけるソ連軍の軌道車「BA-64-3ZhD 装甲軌道車」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット ●装甲車「BA-64」をベースとした「BA-64-3ZhD 装甲軌道車」を再現、車体の前後に軌道走行用の小型車輪を装備した特異な機能が表現されています ●ビジョンモデル社製「ソ連 BA-64B装甲車」をベースに、「BA-64-3ZhD 装甲軌道車」を再現するために、小型車輪やそのアーム、線路などの新規パーツを追加したバリエーションキットとなります 【 「BA-64-3ZhD 装甲軌道車」について 】●1920年代以降のヨーロッパではモータリゼーションの発達により道路整備が進みましたが、ロシア革命の混乱や共産主義政策による企業の国営化などによりソ連ではモータリゼーションに立ち遅れ、道路整備は進みませんでした ●また、ソ連国内の大地は厳寒期における凍結や雪解け時の解氷の関係から軟弱地も多く、更には国土の大きさから道路整備には多くの費用と労力が必要であり、そのことが道路事情の改善を躊躇させる要因となっていました ●このため、ソ連では鉄道での輸送が主体となっており、主要都市を結ぶ鉄道網のネットワークが形成され、国内の動脈として重要な役割を担っていました ●このような鉄道網は破壊工作に弱く、その線路が一旦寸断されると復旧には多くの時間が必要となるため、ソ連では治安や保守のために装甲列車が製造、編成されています ●ただし、このような大掛かりな装甲列車は、製造コストが高く、長大な鉄道網を網羅する数を揃えることもできず、低コストで簡便な鉄道用車両として様々な軌道車が作られました ●この軌道車として適していたのが装輪式装甲車であり、タイヤを軌道の幅に調整した車輪へと変更するだけで簡単に軌道車として使用することができ、専用の車両を開発する手間もなく、生産上の観点からも優れていました ●そして、このような装輪式装甲車は戦場では脆弱な装甲ではあるものの、治安維持用の車両としては適度な防御力を擁しており、軌道車としては理想的な存在となっています ●ソ連軍では、装輪式装甲車として6輪型の「BA-3」「BA-6」「BA-10」、4輪型の「BA-20」を装備しており、軌道車としてはカーブの関係で4輪型が望ましく、「BA-20」をベースとした装甲軌道車が生産されています ●しかし、独ソ戦が開始されると、このような装輪式装甲車は装甲の薄さという欠点が露呈してしまい、多数の車両が撃破され、以後は2戦級兵器という扱いとなりました ●ただし、偵察任務用の車両としての装輪式装甲車の必要性を感じた軍部は偵察任務に特化した車両の開発を開始しました ●これには、捕獲したドイツ軍の装甲車「Sd.kfz.222」を参考として、アメリカから供与された「ジープ」をコピーした「GAZ-64」のシャーシをベースとして開発が進められ、4輪式の装輪装甲車「BA-64」が1942年に登場します ●「BA-64」をベースとした軌道車である「BA-64-3ZhD」も作られており、この車両はタイヤを軌道用車輪へと変更する方法ではなく、車体前後に展開した小型の車輪によって軌道上を維持、通常のタイヤで走行するというシステムを採っていました ●このシステムにより、車輪を引き上げるだけで通常の装甲車としても使用することができ、軌道車としては優れた装備となっています ●しかし、同車は試作のみに終わっており、本格的な量産は行われませんでした ・ 理由は不明ですが、既存の軌道車で数が満たされていたか、ベースとなった「BA-64」自体が偵察任務に特化した車両のために、軌道車としては性能が不足していたものかと思われます 【 「ソビエト BA-64-3Zhd 装甲軌道車」のキット内容について 】●このソ連軍の軌道車「BA-64-3ZhD 装甲軌道車」を再現したプラスチックモデル組立てキットです ●小型の車両らしくパーツ数は抑えられ、溶接跡やボルトなどの彫刻は実車に沿った繊細なモールドで「BA-64-3ZhD 装甲軌道車」の雰囲気を再現した内容となっています ●「BA-64-3ZhD 装甲軌道車」は、「銃塔」「車体」「シャーシ」の3ブロックで構成されています 【 銃 塔 】 ●銃塔は上下分割式で、下部パーツには座席用のステーが一体成型されています ・ 上部パーツには、視察口、フックなどがモールドにて再現 ・ 「7.62mm DT機関銃」は、機関銃本体とドラム式弾倉に分割されており、機関銃のディテールが細かく表現されています ・ 銃塔は固定式となっています 【 車 体 】 ●車体は上下分割式で、各パネルの溶接跡が繊細に彫刻されています ・ 前部の視察口、ピストルポートは別パーツで、開閉状態が選択できます ・ 側面のドアは別パーツです ・ 車体後部の予備タイヤはホイール部分とゴムの部分とに分割されており、両方共にプラパーツとなっています ・ 前照灯は、成型色パーツにて再現 【 シャーシ 】 ●シャーシのメインフレームは一体成型となっています ・ リーフ式サスペンションは1パーツで再現 ・ 前部のステアリングゲージ、後部のデファレンシャルは各1パーツで構成 ・ ステアリングは固定式です ・ 前後の車輪は各1パーツで構成され、アーム部分は棒状のパーツを組み合わせる方式です ●タイヤはホイール部とゴムの部分とで分割されており、ゴムの部分はプラパーツとなっています ●車体分の長さの線路と枕木が付属しています ・線路と枕木は個別にパーツ化されています 【 塗装とマーキング 】 ●説明書には「BA-64-3ZhD 装甲軌道車」のソ連軍仕様となる1種類の塗装例が記載されています ●2013年 一部新金型
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