アメリカ M103A1 重戦車 (プラモデル)ドラゴン 1/35 BLACK LABEL No.3548 スケール:1/35
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「アメリカ M103A1 重戦車 プラモデル (ドラゴン 1/35 BLACK LABEL No.3548 )」です●「アメリカ M103A1 重戦車」です●1950年代~1960年代におけるアメリカ軍の重戦車「M103A1」を1/35スケールで再現したプラスチックモデル組立てキット ●攻撃力と装甲防御力を重視した重戦車思想に基づいて開発された「重戦車 M103A1」を再現、避弾経始を考慮した車体に、長大な主砲と後方に大きく伸びた大型の砲塔を装備した迫力あるフォルムを表現した内容となっています 【 「アメリカ 重戦車 M103A1」について 】●第2次世界大戦時、ドイツとソ連は戦車の性能を巡って熾烈な競争を繰り広げ、大戦後期においてドイツ軍は「キングタイガー」、ソ連軍は「JS-2」という重戦車を生み出しましたが、この競争は2つの車両にとどまらず、両国において更なる強力な戦車が計画されることとなります ●ソ連では、「JS-2」を凌ぐ戦車として、1945年に車体のほとんどが新設計となる「JS-3」が誕生しましたが、「JS-3」の配備は大戦には間に合わず、結局実戦に参加することはありませんでした ●ところが、第2次世界大戦終結を受けて、1945年9月にベルリンにおいて実施された連合軍の戦勝パレードでこの「JS-3」が登場、この重戦車の存在は西側連合軍の将兵に大きな衝撃を与えました ●「JS-3」は、極端にまで避弾経始を重視したデザインに分厚い装甲を持ち、主砲には長大な「122mm砲」を搭載、この「JS-3」と比べると西側連合軍の戦車は極めて貧弱に見え、当時ソ連との関係が急速に悪化していた西側連合軍にとってこのことは忌々しき事態となります ●この「JS-3」の登場は、イギリス軍において重戦車「コンカラー」を生み出し、アメリカ軍でも「JS-3」に対抗する重戦車の開発が1940年代の後期から開始されることになります ●アメリカ軍は、数種の試作車を経て、1950年に重戦車としての仕様を決定、1951年にはその仕様に沿って「120mm砲」を搭載した試作車両「T43」を開発、続いて当時開発されていた各中戦車の仕様を採り入れた試作量産車両「T43E1」が1953年に誕生、300両程度の生産が行われます ●この「T43E1」は、試験の結果、様々な問題点から制式採用は一旦見送られますが、大量に生産していたことから改修して制式化することが決定、1956年に重戦車「M103」として制式採用されました ●そして、1957年には「M103」をベースとしてステレオ式照準器や弾道計算機などを搭載した改良型「M103A1」が開発され、アメリカ海兵隊と陸軍に配備されました ・ 後に「M103A1」をベースとして、エンジンをディーゼルエンジンへと変更した「M103A2」も登場しています ●この「M103A1」は、避弾経始を重視したフォルムに最大180mm厚という装甲を持ち、主砲には「60口径 120mm戦車砲 M58」が装備されました ●この「60口径 120mm戦車砲 M58」は分離装薬式のために装填手が2名となり、この乗員の増加と砲弾自体の大きさから「M103A1」の砲塔は従来のアメリカ戦車よりもかなり大きなものとなっています ●しかし、ソ連軍が「JS-3」及びその後継車両「T-10」を持て余したように、重装甲ながらも機動性能を重視した中戦車「M48」などと比べて「M103A1」は運用が難しく、更に「60口径 120mm戦車砲 M58」とほぼ同等の装甲貫通能力を持つ「105mm戦車砲 M68」を搭載した「M60」が開発されると、「M103A1」の存在意義は一気に薄れてしまいます ●このため「M103A1」は、1960年代の後期から退役が進められ、1970年代初めには全車が退役しています ●「M103A1」は、第2次世界大戦に登場したモンスター戦車の血を引く重戦車であり、重装甲と強力な火力を武器としていましたが、その登場時は機動力をも求める時代となっており、「M103A1」は短命となりました ●ただし、アメリカでは第2次世界大戦後期に開発された「M26」以来の本格的な重戦車であり、その重厚な姿は「M103A1」の名称となる「ファイティングモンスター」そのもので、短命ながらもアメリカ戦車史に残る特異な存在となったのです 【 「アメリカ M103A1 重戦車」 プラモデルの内容 】●この1950年代~1960年代におけるアメリカ軍の重戦車「M103A1」を再現したプラスチックモデル組立てキットです ●ドラゴン社の1/35スケールのスマートキット版のフォーマットにのっとり「M103A1」を再現、同社らしく細部表現を重視しながらも、曲面の複雑な形状で構成されている同車のフォルムとディテールとが表現されています ・ パッケージ内のパーツ数はかなり抑えられており(約300パーツ)、エッチングパーツは必要最小限で、同社製キットとしては比較的組立て易い内容となっています ●「重戦車 M103A1」は、「砲塔」「車体上部」「車体下部」の3ブロックで構成されています 【 M103A1 重戦車 砲 塔 】 ●砲塔は、「重戦車 M103A1」としての後方に延びた独特の大型形状を再現、表面には荒々しい鋳造肌が表現されています ●「60口径 120mm戦車砲 M58」の砲身は、排煙器も含めて一体成型で、砲口部分が2重構造で開口処理されています ・ 防盾は1パーツで構成され、吊り下げフックは別パーツです ・ 防盾(砲身)は上下可動式とすることができます ●砲塔は上下分割式です ・ 装填手ハッチはモールドにて再現 ・ 左右のレンジファインダーは別パーツとなっています ・ 左右の手摺り、後部のバスケットは各1パーツで再現 ・ アンテナは、アンテナ基部と一体成型されてパーツ化 ●車長キューポラの主要躯体は1パーツで再現されています ・ 車長ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できまうs ・ 各ペリスコープがパーツ化 ・ キューポラに装備される「M2重機関銃」が付属、機銃本体、グリップ部、銃身部のグリップ、エッチングパーツによる揺架で構成されています 【 M103A1 重戦車 車体上部 】 ●車体上部は、「重戦車 M103A1」としての先鋭的な形状と後部に大型のエンジンデッキを持つ車体レイアウトを再現、表面部分には荒々しい鋳造肌が彫刻されています ●車体上部は、本体、エンジングリル部、後部パネル、フェンダーで構成されています ・ 操縦手ハッチは別パーツで、開閉状態が選択できます ・ 操縦手用ペリスコープがパーツ化 ・ エンジンデッキは4パーツにより複雑な形状とノズル等を再現 ・ 前照灯ユニットは各7パーツで構成され、ライトガードと前照灯のステーは一体成型となっています ・ フェンダーは各4パーツで構成され、これにフェンダー上の各雑具箱類を取り付けます ・ 車載工具類は個別にパーツ化され、本体のみ再現されています(固定具は含まれていません) ・ 車体後部のトラベリングロックは6パーツで構成、砲の固定の有無を選択できます 【 M103A1 重戦車 車体下部 】 ●車体下部は、「重戦車 M103A1」としての舟型の形状を再現、サスペンションアーム基部が延長された「M48」と同じ構造を持った特徴的な足周りが表現されています ●車体下部は、後部パネルを除いてバスタブ式に一体成型されています ・ サスペンションアーム及びアーム受けは別パーツとなります ・ 下部転輪は左右分割式で、それぞれリムとホイール部との2分割式です ・ 起動輪は4パーツで構成 【 履 帯 】 ●履帯は、接着及び塗装が可能な軟質素材によるベルト式履帯が付属しています ・ 履帯は、接地部分にシェブロン状の滑り止めパターンが付いた「M103A1」用のダブルピン式履帯が再現されています 【 フィギュア 】 ●車長を再現したフィギュアが1体付属しています ・ フィギュアは半身像で、ハッチから上半身を出して両手をハッチ周囲に置いているポーズとなります ・ 服装は、「野戦服」を着用して戦車ヘルメットを被った姿です ・ 服の皺の表現はスケールに沿っており、服の縫い目などの細部は繊細なモールドで彫刻されています ・ フィギュアは頭部、胴体、両腕のパーツ構成です ●機銃の揺架、車体の細部などを再現するエッチングパーツが付属しています 【 M103A1 重戦車 の塗装とマーキング 】 ●「重戦車 M103A1」のマーキングとして、アメリカ軍仕様となる3種類の塗装例が説明書に記載されています ・ 第24歩兵師団 第34機甲連隊 (ドイツ /1959年) ・ 所属不明 (ドイツ / 1959年) ・ 所属不明 (ドイツ / 1959年) ●説明書の塗装例に基づく、国籍マーク、車体番号などを再現したデカールが付属しています ・ デカールのプリントはカルトグラフ社製 ●2014年 一部新金型
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